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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2007.6
  • 出版社: ポプラ社
  • サイズ:20cm/230p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-591-09827-1

紙の本

ワーキングプア 日本を蝕む病

著者 NHKスペシャル『ワーキングプア』取材班 (編)

マンガ喫茶を住処とする若者、衰退する地方都市、死ぬまで働かざるをえない老人、貧しさを受け継ぐ子どもたち…。明日は我が身の“ワーキングプア”とは? 今の日本の現状を伝えるド...

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ワーキングプア 日本を蝕む病

税込 1,320 12pt

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商品説明

マンガ喫茶を住処とする若者、衰退する地方都市、死ぬまで働かざるをえない老人、貧しさを受け継ぐ子どもたち…。明日は我が身の“ワーキングプア”とは? 今の日本の現状を伝えるドキュメント。【「TRC MARC」の商品解説】

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みんなのレビュー36件

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評価内訳

紙の本

で、不景気っていつからさ?

2009/03/08 16:23

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:aguni - この投稿者のレビュー一覧を見る

 2006年の7月と12月に放送されたNHKスペシャル「ワーキングプア~働いても働いても豊かになれない~」「ワーキングプア2~努力すれば抜け出せますか~」の取材を基に、数多くの実例を紹介するノンフィクションです。今回は今さら読んでいただきたい一冊として取り上げます。

 今、金融危機の影響で派遣切りだのが問題になっていますが、影響がいちばん少ないとか言われていた(もしくは、政治家の皆さんが言っていた)日本には、貧困や下請といった経済の下部の部分にかなり影響が現れているようです。

 しかし、確かに表面化しているのは今かもしれませんが、徐々に崩れていく日本の安心安全な社会というものが、表の社会のすぐ裏にまで忍び寄っていることに、あまり我々は無自覚だったのではないか、と思えます。

 この本によると、2005年の国税庁「民間給与実態調査結果」によると、全給与所得者の5人に1人は年収200万円以下。女性だけに限定すると200万円以下の割合は約4割。年金をもらえない高齢者は約44万4000人。家賃が払えずに漂流する若者。増え続ける児童擁護施設出身の子ども。

 この状況は過去の状況。ということは大人は老いて老人となり、子どもは若者になっていき、若者は大人になっていくのです。事態は進行しつつ、影響は増大していく、ということなのでしょう。

 これはネットで見たある記事ですが、日本の貧困の問題について開かれたシンポジウムにおいて、ある専門家の方に参加者が「余裕がなくてゲーム機を買ってもらえないで仲間はずれにされている子どもの問題も貧困なのか」という問いに対して、それも日本の貧困の問題に入る、と言ったのがショックだった、というのがありました。質問者も回答者も、どちらも貧困の現実的な問題を知らずに随分、のんきなことだなぁ、と思いました。

 貧乏が悪いわけではありません。そこに向けられる差別。あるいは搾取。そういうものが結果として貧乏ではない人たちの生活を支えている。そういう構造こそが問題なのです。

 例えば安い賃金。これで実現しているのは安い労働力による安い商品やサービスです。それを享受しているのは他でもない私達です。こうした構造の中に、日本の貧困の問題は埋没し、見ない振りをされてきたのでしょう。

 ボランティアやセーブ・ジ・アースとか、フェア・トレードとか言いますと、なぜかすぐに海外の貧しい子どもとか、薬が無くて死んでいる事実、というのがまことしやかに宣伝されています。前にこの欄でも紹介した『ヤバイ経済学』にもあったように、なぜ、それらがあなたの目に見えるのかといえば、それで利益を得る人がいるから、なのです。

 一方で、親の貧困の問題で国民健康保険に入っておらず、まともに病院にかかれない子どもがこの国には居るのです。あまりの低賃金に睡眠4時間で生きている女性がいるのです。死ぬまで働き続けなければならない老人がいるのです。しかも、それは彼らがサボっていたからそういう状況になったのではありません。派遣切りの問題でも露呈したように、今の日本の社会システムが、彼らの存在を必要としているのです。

 NHKの番組とこの本によってメジャーになったワーキングプアーという問題。どこか江戸時代の身分制度にも似て、日本社会の闇の深さについて、考えざるを得ない問題です。そう考えると、なぜこの本の副題が「日本を蝕む病」というものなのか、自然とその奥深さに考え込んでしまいます。

 目を背けるのか、考えるのか。日本人のうち、そのどちらの数が多いのかによって、状況は変化する、と信じたいものです。

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紙の本

わが国は、何を「失敗」したのだろう。

2008/01/27 01:32

13人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:うっちー - この投稿者のレビュー一覧を見る

まったく「グローバル化」とは、なんなんだ!、と怒りが湧いてくる。日本経済がグローバリズムに踊らされ、市場原理主義とやらに従った結果がこれなのか…。何かおかしい、と思ってはみても、個々の実態に触れるまでは、ぼんやりとしか感じられないことが、NHK取材班の丹念な取材により、細かな事例に光が当てられ、ようやく、明らかになってきた。わが国は、何を「失敗」したのだろう。
 地方、中小企業、個人商店、農家。日本を徐々に覆いつつある「貧困」の影は、弱者から取り込んでいく。経済的に立ち行かなくなった家では、家庭が崩壊し、子どもも満足に育てられなくなる。そして、教育を受けられなかった子どもへと、貧困の連鎖が始まる。
 悲惨なのは、ここに出てくる人々が、働かない怠け者ではないことだ。一生懸命に働くのだが、それに見合った収入が得られず、生活できなくなるというケースが多いのだ。
 リストラにあう、離婚して母子家庭になる、など、誰にでも起こりうることで、不安定な仕事にしか就けず、普通の生活ができない…。そんな人が増え、まじめにがんばるのに報われない社会では、安全で安定した社会とはいえないだろう。都市をさまよう若者たち、年金ももらえず空き缶拾いで暮らす老人たち。彼らはなぜ安心して暮らせないのか。
 目先のもうけにしか目が行かない企業は、社会的責任を果たしているとはいえないのではないか。国は、「自助努力」「自己責任」というけれど、しかし、どうしようもないときに、手をさしのべ、共に生きていける社会でないといけないのではないか。その為にこそ、国家はあるのではないか。
 おりしも、読売新聞の年間連続調査「日本人」の“国家観についての世論調査”の結果が出た(2008年1月25日)。それによると、「日本国民であることを誇りに思う」が93%に達したとのこと。その誇りを失うことがないように、何をはじめたらいいのか。
 「なぜ」「何を」に対する答えは、この本にはない。しかし、現状を伝え、問題提起するというジャーナリストの誠実な仕事は果たした。一読の価値がある。

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紙の本

今そこにある問題を、丹念な取材で明らかにした良書

2008/06/23 16:04

6人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:YO-SHI - この投稿者のレビュー一覧を見る

 2006年の7月と12月に放送されたNHKスペシャル「ワーキングプア ~働いても働いても豊かになれない~」「ワーキングプア2 ~努力すれば抜け出せますか~」の取材を基に、数多くの実例を紹介するドキュメンタリー作品。この国を蝕む「新貧困」問題を議論するための絶好の事例集となっている。

 「ワーキングプア」には一括りにして言えないほど、様々なパターンがある。どんなに真剣に職探しをしても「派遣」や「日雇い」などの不安定な職しか見つからない、子育てをしながらパートを2つ掛け持ちしても月収が10数万円にしかならない女性、海外の安い労働力との競争で単価を極限まで切り詰められて、働き詰めでも手元にほとんど現金が残らない中小零細企業などが紹介されている。

 様々な例の中には、政策の失敗と思われるものも少なくない。労働者派遣法の改正は、企業活動にはプラスの効果があったかもしれないが、働く者の立場を危うくしたことは否めない。政府が打った「自立支援」策は、結果的に補助すべき人々をさらに窮地に陥れている。

 政策の失敗とは言い切れないが、中でも衝撃を受けたのは岐阜の繊維産業の惨状だ。安い中国製品との競争で仕事が減ったり、単価が安くなったりした。このことは想像の範囲内で、もはや到る所で同じ問題が起きている。ここの問題はさらに根が深い。中国などから研修生や実習生という名目で来日した人々が7,000人もいて、同じ現場で働く労働人口の実に4割も占めるという。
 その研修生、実習生が時給200円で、日に10時間以上、月に1日あるかないかの休みで就労しているというのだ。これはもちろん違法で許されることではないのだが、現地の競争はこの条件を含んでいて、異常な低水準の単価で行われている。法律を守る業者はいずれ退場するしかないのが現状だ。

 「日本は高品質で容易にマネのできない製品で勝負」という経済界や官僚の勇ましいカケ声は一見前向きでもっともらしい。しかし、その「Made in Japan」でさえ中国からの研修生、実習生が低賃金で作っているのでは、そのカケ声は虚ろにしか響かない。
 この研修生、実習生の制度は、日本の発展途上国に対する国際貢献を目的として制度化された。違法行為は想定外だろうが、国の政策が国の産業と国民を窮地に追い込んでいることも事実なのだ。

 ところで、「新貧困」や「ワーキングプア」とはどういったことか?「ワーキングプア」とは、「働いても生活保護水準以下の暮らしを強いられている人たち」と、本書の中では紹介されている。「新貧困」については、明確に定義されている箇所はないようだ。しかし、海外に目を向けて、飢餓に直面するような「貧困」と区別するために「新」を冠した、ということのようだ。
 新しい事態を表すためには、新しい言葉が必要となる。「新貧困」という言葉自体が適切なのかどうかはまだ判断できないが、「貧困」と区別したのは正解であると思う。なぜなら、報道番組やワイドショーのコメンテーターの中に、「世界の飢餓に苦しむ人に比べれば、日本はまだいい方ですよ」とか、「日本ほど格差のない社会は、世界中見渡しても数少ないんじゃないですか」という発言をする人が散見されるからである。

 意図的であるのかどうかは別にして、より程度のひどいものを持ち出すことで、問題を軽く(あるいは問題なんかないように)見せる手法だ。同じ「貧困」という言葉で括れば程度の差で比較してしまう。だから違う言葉で語った方が良いと思うのだ。
 確かに飢餓に直面する「貧困」に比べれば、日本の「貧困」問題はその悲惨さにおいて程度は軽いかもしれない。しかし、問題は確かにそこにあって、放置しておけない状態にまで悪化している。本書はそれを分らせてくれる。政治家や官僚の皆さん、その他にも政策に携わる皆さんには、是非目を通してもらいたい。

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2007/07/18 21:41

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2007/10/09 21:30

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2007/12/12 13:14

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