「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
こんな素敵な「うそ」もある
2007/01/28 07:49
10人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:jun papa - この投稿者のレビュー一覧を見る
「納豆ダイエット」「不二家問題」と,ここ最近「うそ」に関する話題が世間を賑わせている。
本書も「うそ」から話が始まる。
暴れん坊で いじわるで ずるくて 自分勝手なティラノサウルス。
そんなティラノサウルスが,いつものように弱い者いじめをしていた時,ふとしたことで海に落ちてしまう。
海の底へとしずみながら,これまでの行いを後悔するティラノサウルス。
気を失いかけたその時,彼を助けてくれたのはエラスモスサウルスだった。
ティラノサウルスが初めて感じた「人の優しさ」。
その優しさに触れることで感じた「心の中のあたたかさ」。
そして,「自分はティラノサウルスではない。」と,思わず「うそ」をついてしまう。
それから毎日のように会う2人。
こんな幸せな日々がいつまでも続いてほしいと願うティラノであった。
しかしそんなある日,エラスモスサウルスは海の乱暴者に襲われてしまう。
海にしずみかけるエラスモサウルスを必死に助けるティラノ。
「本当のおれを見て欲しい・・・。本当のおれは・・・。」そう言いかけたティラノに,
エラスモサウルスは「本当の君は・・こんなに・・・」
「納豆ダイエット」「不二家問題」の「うそ」は,それを信じていた視聴者,消費者を完全に裏切った。許されるべきことではない。
しかし,人を幸せにする「うそ」もある。
そして,「うそ」から始まる「真実」もあるかもしれない。
本書を読んで,そう感じた。
紙の本
すてきなすてきな本でした
2004/09/08 21:29
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Edamame - この投稿者のレビュー一覧を見る
待ちに待った、ティラノシリーズの最新刊! 期待に胸を弾ませながら読みました。結果は、ものの見事にやられました。涙涙の物語です。
ティラノは、乱暴者で、辺り構わず暴れる恐竜です。今日も小さくて弱いスティラコサウルスを食べようとして、崖の縁まで追いかけます。捕まえようとしたそのとき、スティラコサウルスは、さっと木にとび乗って逃げました。が、ティラノは、そのまま崖から海へと落ちてしまいます。
海に落ちながら、自分のしたことを反省しつつ、生きることを諦めたときです。エラスモサウルスという海の恐竜が……
今回は、このエラスモサウルスが、ティラノの心を優しく包み込んでくれます。エラスモサウルスと過ごすことで、ティラノは、たくさんの優しさを学んでいきます。そのティラノの姿に共感し、友達の大切さに気づかされます。
そのエラスモサウルスとの最後の場面は、もう見事としか言いようがありません。本を読み終わった後、「ティラノ、君は本当にステキだね。」と呟いてしまいました。ティラノも涙を流していましたが、本を読んだ大人の私もうるうると負けずに涙を流してしまった絵本。是非読んでください。宮西さん、ステキな絵本をありがとう!
紙の本
子どもの心を真摯に打つ絵本
2005/03/15 18:15
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん2005 - この投稿者のレビュー一覧を見る
小1の息子の好きな恐竜の本と思い、手にした一冊でした。
けれど、一緒に読んでいくと、隣にいた3歳の娘も、息子も、私もみるみるウチに涙があふれてきてしまいました。
友達ってどんなものなのか、友達のためになにができるのか、色々感じることが子どもたちにはあったようです。
涙をためてもためても、暫くすると、もう一回読んで、と神妙な顔をしてやってくる子どもたちがなんだかいじらしく、とてもかわいらしく思いました。
このシリーズでは初めてだったのですが、他にもあるらしいから、他のモカってね、と約束させられてしまいました。是非他のシリーズも手に入れたいと思っています。
紙の本
これは、やられました・・・
2017/01/21 10:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こまちのパパ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ティラノサウルスシリーズは、前回「おまえうまそうだな」を読んでいたので、ある程度の心の準備ができていた”つもり”でしたが・・・。
今回も見事にやられてしまいました。
「おまえ・・・」の方は、親子関係。
「きみは・・・」の方は、友人関係。
前回同様、登場するのが恐竜っていうところが、こちらの心のハードルを下げて、素直に読ませてくれる物語にしてくれます。
読み終わったときに、「やっぱり、友情とか誰かのためにっていう気持ちとか、大切だな~」って、素直に思っちゃいます。
個人的には、お父さん向きかな?
心のさび落としに、ぜひ大人におすすめします。
紙の本
真の友だち!
2016/09/04 10:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おにっこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
乱暴でみんなから嫌われ者のティラノサウルス。
ある日たまたま草食恐竜を助けたことで、ティラノサウルスという正体を隠したまま、「ともだち」として二人は付き合うことに。
ラストはティラノサウルスにとって、ちょっと悲しい結末ですが、「本当のともだち」とは?
感動の物語です。
紙の本
優しい絵本
2014/11/15 21:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:スペインのマリア - この投稿者のレビュー一覧を見る
傷心の大人が読んだらポロリとないてしまうかも。
乱暴で嫌われ者のティラノサウルスが、ほっこり優しい気持ちを抱くようになり・・・
めくりめくる楽しい日々。
ティラノサウルスのシリーズは他にも出ています。
最後は、ポロリとくるまとめで、ついつい涙が出てしまうことも。
この優しさがわかるのは小学生からでしょうか。
小さい子にも楽しく読めると思いますが、深さのわかるようになるには、少し年齢が上の子でしょうね。
絵も視覚にしっかり訴えてくるようなはっきりとした色使いなので、小さい子には、それだけでも楽しめます。