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商品説明
中世日本、村に生きた人びとは、権力の支配に接触、抵触しつつ、それぞれの選択と行動をもって、生存の在り方を模索していた。活きるためには戦もいとわない、普通の住人たちの動態的な歴史社会像を、史料をもとに描出する。【「TRC MARC」の商品解説】
中世日本、村に生きた人びとは、権力の支配に接触、抵触しつつ、それぞれの選択と行動をもって、生存の在り方を模索していた。
残された史料を丁寧に読み込むことにより、地に足をつけ、働き廻る、活きるためには戦もいとわない普通の住民たちの動態的な歴史社会像を描き出す。
*主な掲載地域
下総国(千葉県周辺)、越前国(福井県)、甲斐国(山梨県)、近江国(滋賀県)、播磨国(兵庫県)、上野国(群馬県)、武蔵国(東京都周辺)、紀伊国(和歌山県)、陸奥国・出羽国(東北6県)【商品解説】
目次
- はじめに 蔵持重裕
- 序論 日本中世村研究の逍径 蔵持重裕
- 一 村の実像をもとめて
- 鎌倉期「百姓中」の出現 櫻井彦
- 中世利根川の築堤と堤用途―「万福寺百姓等申状」の検討 根本崇
- 戦国期の仏神田と領主・地下―越前国池田荘を事例として 窪田涼子
- 戦国期恵林寺の寺領と生業構成 則竹雄一
- 若狭湾沿岸における海村の生業競合と地域社会―常神半島・三方五湖をとりまく村々の地域的分業 長谷川裕子
収録作品一覧
日本中世村研究の逍径 | 蔵持重裕 著 | 1−23 |
---|---|---|
村の自立と紛争・内乱 | 小林一岳 著 | 253−274 |
中近世移行期の浅利氏と比内の村々 | 遠藤ゆり子 著 | 275−298 |
著者紹介
蔵持 重裕
- 略歴
- 〈蔵持重裕〉立教大学名誉教授。専門は日本中世史。著書に「日本中世村落社会史の研究」「中世村落の形成と村社会」など。
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