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紙の本
うーん・・・・・・
2016/06/29 21:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:igashy - この投稿者のレビュー一覧を見る
人気キャラクターのノベライズとしてはそこそこのレベルですが、新人作家が強力キャラクターのパスティーシュがんばってみました感がちょっと強いです。
手がかりはわかりやすく置かれています。
紙の本
刑事コロンボ/硝子の塔
2001/08/27 21:43
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:新田隆男 - この投稿者のレビュー一覧を見る
二見文庫から出ているいつもの「刑事コロンボ」ノベライズとは違って、本国の若手作家がオリジナルで執筆した小説を訳出したもの。つまり、これはいつまで待っても、テレビでオンエアされることはないわけで、ファンには本書を手にとることをお薦めする。
スタンリー・アレンという著者のプロフィールは詳しくはわからないが、どうやら初期「刑事コロンボ」の熱狂的なファンらしく、往年の味わいの再現に奮闘している。まず犯行が描かれ、それから刑事が登場し、完全犯罪と思われた犯行の陥穽を暴く、いわゆる倒叙スタイルで知られる「刑事コロンボ」だが、89年に新シリーズとして復活して以来、その基本スタイルを崩しがち。近年は特に、誘拐サスペンスあり、潜入捜査あり、何も「刑事コロンボ」でやらなくても、と思ってしまう内容も多かっただけに、書き下ろそうと思った意図はよく理解できる。
建築会社の設計企画部長が、出世を妨げようとする副支社長を殺害。ビデオを使ったアリバイを工作し、完全犯罪を目論む。登場したコロンボは当然、そのビデオに注目し、というのが物語。熱心なファンなら、往年の作品「アリバイのダイアル」(ロバート・カルプ犯人編)や「仮面の男」(パトリック・マクグーハン犯人編)に近いとピンとくるのではないだろうか。だが、ご安心、もうちょっとヒネリが加えてあって、なかなか楽しめるのだ。巻末には、「刑事コロンボ」初期のクリエーターであるウィリアム・リンクとリチャード・レビンソンが執筆したという回顧録「STAY TUNED」(未訳)からの情報も紹介されているので、そちらも読みのがしなく。
(新田隆男・エンタテインメント探偵)