「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
不祥事で若くして教師の職を追われ、抜け殻のようになっていた木崎淳平は、友人のすすめでハワイ島にやってきた。宿泊先は友人と同じ「ホテル・ピーベリー」。なぜか“滞在できるのは一度きり。リピーターはなし”というルールがあるという。日本人がオーナーで、妻の和美が、実質仕切っているらしい。同じ便で来た若い女性も、先客の男性3人もみな、日本人の旅行者だった。ある日、キラウェア火山を見に行った後に発熱した淳平は、和美と接近する。世界の気候区のうち、存在しないのは2つだけというこの表情豊かな島で、まるで熱がいつまでも醒めないかのごとく、現実とも思えない事態が立て続けに起こる。特異すぎる非日常。愛情、苦しみ、喜び、嫉妬—人間味豊かな、活力ある感情を淳平はふたたび取り戻していくが…。著者渾身の傑作ミステリー。【「BOOK」データベースの商品解説】
木崎淳平がわけあってロングステイで訪れたハワイ。日本人夫婦の経営する宿には、他に4人の日本人宿泊者がおり、うち1人が言った。「楽しみにしてろよ」 そして事件は起きた…。『小説推理』連載を書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
近藤 史恵
- 略歴
- 〈近藤史恵〉1969年大阪府生まれ。大阪芸術大学文芸学科卒業。「凍える島」で第4回鮎川哲也賞を受賞してデビュー。「サクリファイス」で第10回大藪春彦賞を受賞。ほかの著書に「砂漠の悪魔」など。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
書店員レビュー
ハワイ島にある日本人...
MARUZEN&ジュンク堂書店札幌店さん
ハワイ島にある日本人夫妻の営むホテル「ピーベリー」には
リピーターNGの長期滞在受け入れという変わったルールがあった。
海外に長期滞在をする5人の宿泊客は、誰もが一風変わった者ばかり。
ハワイ島の美しい自然の中、宿泊客に死が訪れる。
事件をきっかけに次々と明かされる、宿泊客の過去、
偽名、ニセのパスポート。
日本でのつらい過去を背負った主人公は、事件を機に
すこしづつ前向きに歩んでいく。
ゆったりとした展開にもかかわらず、読むのを止められない
おもしろさ。
ラストの爽やかさと残酷性に呼吸を忘れました。
文芸:三上
紙の本
常夏の島で
2022/07/01 22:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ハワイに行きたくても行けない状況が続いてるので、せめてハワイが舞台の小説でも読もうかと。
ハワイのイメージとはちょっと違うウツウツしたお話だけど、先が気になってどんどん読んでしまう。