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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.3 66件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2009.1
  • 出版社: 双葉社
  • サイズ:20cm/284p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-575-23653-8

紙の本

珈琲屋の人々 (「珈琲屋の人々」シリーズ)

著者 池永 陽 (著)

ちょっと、温まっていきませんか?淹れたての、熱いコーヒーを飲んで。東京。下町の商店街にある喫茶店『珈琲屋』。そこは、心に傷を負った者たちが集まる交差点。さまざまな人間模様...

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珈琲屋の人々 (「珈琲屋の人々」シリーズ)

税込 1,870 17pt

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商品説明

ちょっと、温まっていきませんか?淹れたての、熱いコーヒーを飲んで。東京。下町の商店街にある喫茶店『珈琲屋』。そこは、心に傷を負った者たちが集まる交差点。さまざまな人間模様を、情感溢れる筆致で描いた連作集。【「BOOK」データベースの商品解説】

東京の下町の商店街にある喫茶店「珈琲屋」。そこは、心に傷を負った者たちが集まる交差点−。商店街に暮らす人々が「珈琲屋」で語った人間ドラマを、情感溢れる筆致で描いた7編の連作集。【「TRC MARC」の商品解説】

収録作品一覧

初恋 5−42
シャツのぬくもり 43−81
心を忘れた少女 83−121

著者紹介

池永 陽

略歴
〈池永陽〉1950年愛知県生まれ。岐阜県立岐南工業高等学校卒業。「走るジイサン」で小説すばる新人賞、「雲を斬る」で中山義秀賞を受賞。ほかの著書に「少年時代」など。

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みんなのレビュー66件

みんなの評価3.3

評価内訳

紙の本

イバラの街に戻らばもどねばならなかった理由とは

2009/04/15 14:51

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:池のワニ - この投稿者のレビュー一覧を見る

人を殺して刑務所に入っていたことがある。そんな「昔」をもつマスターのいる、商店街のコーヒー専門店が舞台の、見かけは市井小説ふう、ハートはハードボイルドな連作小説。
人を殺めはしたものの、誰かがそれを引き受けねばならなかったともいえるくらの正当性があり、その意味で主人公は西部劇のヒーロー的な立場にある。とはいえ、人をひとり手にかけたことにかわりはない。
「人を殺すということはどういうことなのか、教えてくれませんか」
噂を聞きつけ店にわざわざやってきた客たちは、マスターに異口同音で問いかける。
生まれ育った街で、父親の店を引き継いだ彼を、街の人たちは何事もなかったかのように迎え入れはしたものの、「人殺し」であることを忘れるわけでもない。微妙な、街とマスターの関係を、作者はうまい具合に描いている。
誰も「昔」を知らない街で人生をやりなおすという選択があったであろうに、なぜ彼はこの街に戻ったのか。
客たちの、浮気の揉め事や、不況で店を閉めるかどうか悩みなど、どこにでもありそうな逸話が一話ごとの中心になっている。しかし、一冊を通して読むと印象に深く残るのは、カウンターの向こうにいる聞き手いっぽうの寡黙なマスターだ。
彼の出所にあわせ、恋人だった女性が離婚したというのも理由のひとつらしいが、帰郷はそれだけではない。人生に、リセットはありえない。そんな覚悟がうかがえる。
ハートは、高倉健。だけど、顔は渥美清のような俳優さんがマスターをやると、深夜のいいドラマになるにちがいない。

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紙の本

人を殺した人は、たとえ相手が極悪非道な暴力団員であっても、許されないんでしょうか。本人はともかく、周囲の人は許すくらいの気持ちがあってもいいのでは?って、過激な意見・・・

2009/10/01 20:35

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

我が家の大学三年長女は、カバーに使われているタイトル文字を見た瞬間、「私、これ、好きだなあ」と、のたまいました。でも、私はどちらかというと字を選んだ装丁の松岡史恵の仕事より、装画の中川学の仕事のほうが好きだなあ、外国のアニメ風ではあるけれど、構成も色合いも大好きです。こんな人、いたんだ、って思います。

出版社の内容紹介は
             *
「珈琲屋」の主人・行介は、人を殺した。行介の恋人だった冬子は、別の男性と結婚した。行介が刑期を終えたとき、冬子は離婚した。そんな二人の間には、時だけが静かに流れていた――。商店街で暮らす人々が「珈琲屋」で語った人間ドラマを七編収録。読み終わる、きっとあなたも熱い珈琲が飲みたくなる……。人間の微妙な心理を描き、じんわりと温かい読後感があなたを包む。連作短編集。
             *
となっています。どの話にも登場する三人について書いておけば、中心にいるのは、行介です。今は、喫茶店『珈琲屋』をやっている36歳の、柔道でインターハイにでたこともある男です。悪質な地上げ屋・青野を殺し、八年の刑に服して一年前に出所、生まれ育った町に戻り、父親のやっていた喫茶店を再開し、細々と暮らしています。独身です。店の売りは、淹れたての、熱いコーヒー。

で、その店によく顔をだすのが冬子、同じ町の『蕎麦所・辻井』の娘で、行介の小学生の頃からの幼なじみで、彼女の夢は「行介のお嫁さんになる」ことです。行介の事件のあと、別の男と結婚しましたが、二年前に離婚、実家に戻ってきています。36歳になった今も、商店街のマドンナと今も言われる美人です。

もう一人、脇役として欠かせないのが、行介の小学生の頃からの幼なじみで、今も町内で洋品店『アルル』をやっている島木です。36歳であるところは一緒ですが、この男、妻帯者でありながら、というか、だから女遊びがたえません。それでいてどこか憎めないところがあるのがご愛嬌で、事件がなかったら結ばれていたであろう行介と冬子のことを気にかけ、見守っています。

でも、私としては二人の仲より、この本が双葉社から出たということのほうが気になります。だって、双葉社って「小説推理」の会社でしょ? それと今も出ているかどうかは知りませんが「漫画アクション」。どうしても池永陽の名前や『珈琲屋の人々』ていう小説のタイトルに結びつかないんですけど・・・

そこらの、この本に手を出そうと思いながら躊躇っている方たちのために、私めが各話の簡単な紹介と、初出を纏めました。ま、いつもやってることですけど。

・初恋(「小説推理」06年7月・9月号):出所してから一年、喫茶店もそれなりに軌道に乗ってきた行介のところに週に二回は顔を見せる幼なじみの冬子。二人の仲を知る島木は・・・

・シャツのぬくもり(「小説推理」06年11月・07年1月号):『丹羽クリーニング店』に元子が嫁いできたのが23歳の時。それから25年。浮気を隠そうともしない夫に焦れた元子は離婚を考えるが・・・

・心を忘れた少女(「小説推理」07年3月・5月号):みたらし団子が評判の『笹屋』の娘、高校二年生の省子がたまたま聞いてしまった両親の会話。人を殺した時の気持ちを聞こうと『珈琲屋』を訪れた彼女は・・・

・すきま風(「小説推理」07年7月・9月号):妻の介護に疲れた67歳の英治のまえに現れたのは53歳の志麻子。彼女を巡って72歳の恵介、69歳の敏和、そして英治の三人が恋の鞘当を繰り広げ・・・

・九年前のけじめ(「小説推理」07年11月08年1月号):行介が殺人を犯すことになった背景にあったレイプ事件。付き合っていた彼女のために復讐するのは自分のはずだった、そう思い込んだ保彦は・・・

・手切れ金(「小説推理」08年3月・5月号):島木の経営する洋品店『アルル』で働く千果は、24歳。島木の愛人でもある。結婚話をきっかけに、島木との関係を清算しようと決めた彼女が悩むのは手切れ金の額・・・

・再恋(「小説推理」08年7月・9月号):出所してから毎月、自分が殺した青野の妻・朱美の元に10万円を届けるのが行介の決め事。そんな朱美に惚れこんだ男が、ある日『珈琲屋』に現れて・・・

です。地上げって、本当にひどいことだなあって思います。しかも、不動産会社の陰で暗躍するヤクザ、暴力団の卑劣なこと。私だって行介のとった行動のほうこそ誉められるべき、と言いたい。不動産バブルを作り出し、人を金の亡者にさせ、暴力を横行させた政治家、銀行、不動産会社、そしてヤクザ、民事不介入で暴力を放置した警察! お前ら、何やってんだ!! です。

人の幸せ、踏みにじりやがって・・・

こういう小説書かせたら、本当に池永はうまいです。赤い糸で結ばれた二人の行く末を、温かく見守りましょう。

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