紙の本
手軽に楽しめるミステリー
2017/01/01 13:58
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投稿者:なっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公のアガサが魅力的。ズルはするし、強引だけど憎めない。だんだんアガサが好きになってくる。たまにはこんな主人公も良いのではないだろうか。
コッツウォルズの風景も楽しめる。
ただ、犯人やトリックはそんなに凝ったものではないので、謎解き自体を楽しみたい方には不向きかも。
紅茶とお菓子を片手に、のんびり楽しむのに向いた本です。
紙の本
タフだけど繊細
2023/06/05 06:34
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投稿者:alien - この投稿者のレビュー一覧を見る
かわいらしいイラストに惹かれて購入。そのあとはあれよあれよという間に内容に引き込まれました。主人公のアガサは決して魅力的な容姿ではないのですが、読んでいくうちに彼女の性格はとても魅力的に感じました。そこに私は惹かれました。続刊も読みました。
紙の本
主人公の今後が気になる
2022/04/06 10:36
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投稿者:owls - この投稿者のレビュー一覧を見る
長く続いているシリーズなので、読んでみました。まず、主人公のキャラに驚き。最初はひいてしまうような感じもありましたが、なぜか憎めない・・・。そして、ミステリーのほうも気軽に読める楽しさ。私的には好感度はまだ低いものの、この主人公が今後どうなっていくのか気になるので続きを読みたいと思います。
紙の本
コージーミステリー
2018/09/24 09:24
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投稿者:ぷりしら - この投稿者のレビュー一覧を見る
このジャンルを久しぶりに読んだ。
主役のキャラ設定はまずまずいい(面白い)がミステリー部分が弱い。
コージーミステリーとはこんなもの(ミステリーはちょっとしたスパイス的効果)かも知れないが、それにしてももうちょっと何とかならなかったかと。
ミステリー部分は添え物と割り切ってユーモア小説として読めば楽しめる。
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アガサ・レーズン。
元やり手PRウーマン。
経営していた会社を人に譲り、小さな村にコテージを買って移り住む。
料理はしない。友人なし。性格やや…いやかなり悪し。
およそコージーの主人公らしくない女性。
これがこの作品にはぴたりとはまっていて楽しかった。
仕事をやめたことを後悔したり、自分を最大限に弁護してみせたり、ちょっと嘆いて反省したり、でもすぐ忘れたり。
30代の女性では分からない”おばちゃんの”姿が描かれていて、たいそう共感してしまった。
アガサを取り巻く村人たち、特アガサを心配して頻繁に顔を出すビル・ウォン刑事がいい味を出していた。
このままアガサが性格悪いままでいてくれたら素敵なシリーズになりそうだ。
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なんだかミス・マープルシリーズに似ているような気がしたのだけれど。(といっても、わたし、ミス・マープルシリーズは2作読んで止まっているので比較にならない?)。
おもしろくなかったってわけじゃないのだけど、主人公アガサにあんまり感情移入できなかったな、という印象で。どうもアガサの行動を、引いた感じで外からながめてしまうような。へえ、そんなことするんだー、みたいに。アガサの孤独感とかはよくわかって共感するんだけど、でもやっぱりわたしだったらそうはしないな、と思っちゃうところが多々あって。
例えば、だれかが悲しんでいるという地の文の描写を読んでいて、わたしは嘘っぽいなって思ってるんだけど、アガサはその人が本当に悲しんでいると思ってるとか。
あと、犯人だっていう証拠をつかんだと思ったとにその人にあなた犯人でしょう?って直接言いに行くかなあ、とか。
コージーミステリって、主人公の行動を外からながめておもしろがるタイプと、主人公に感情移入して理屈抜きで応援するタイプがあるのかな、とふと思ったり。
感情移入しなくてもおもしろがることができれば好きなシリーズになるんだけれど。わたしにとってはジル・チャーチルの主婦探偵シリーズがそうかも。
このアガサシリーズも、シリーズが進むうちに愛着がわいて好きになっていくような気もしているんだけど。イギリスでは20巻以上すでに出ている人気シリーズらしいし。90年代の発行なのは意外だったけど。
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53歳平板な容姿で引退したキャリア・ウーマンのアガサ・レーズンがイギリス、コッツウォルズで巻き込まれる田舎の事件。バーナビー警部同様、田舎ほど人間関係はよどんでいる!?
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このコージーブックスの中で一番面白かったです。主人公が変人すぎます。平気で泥棒したり、みんなにも嫌われてたり。第二弾も楽しみです。だんだん村になじんでいくのかな。
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コージーミステリ好きの母に勧められて読みました。
コージーって個人的には興味がありつつもあまり読まないジャンルなので、本作がコージーの中でどういう位置づけなのははわからないけれど、意外と高評価で少し驚きでした。
コージーの主人公って美人で料理が得意で性格もよくってお節介で…というイメージだったのですが、容姿も良くはなく料理もできなくてがさつなアガサには、従来のコージーの主人公が好きになれない私にはどことなく好感が持てました。
雰囲気と共に適度なミステリーとユーモアが楽しめる作品だと思います。
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マクベス巡査シリーズ原作者の作品で、なんと20巻以上続いてるベストセラーだとか。コッツウォルズが舞台だし、かなりヌケたヒロインや周囲の人々がおもしろいし、お気楽に読むのにぴったり。
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PR会社を引退し、美しい田舎町で隠居生活を始めたアガサ・レーズン。押しが強く他人を思いやる気持ちゼロな彼女はもちろん周囲になじめるわけもなく・・・
こういう共感し辛い主人公かなり好みです。改心なんかしない。慈善の心に目覚めるわけでもない。あくまでアガサ・レーズンとして徐々に田舎町になじんでいく様子は爽快で痛快。今回はミステリ部分がちょっと唐突に感じましたが、シリーズものらしいので彼女の魅力と様々な事件をまだまだ味わえるのが楽しみ。イギリスの物語でタイトル(邦題ですが)に料理がついてるので予想はできますが、いたるところに“素敵な”料理描写があるのも魅力です。
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物語の舞台がイギリスの田舎町なところや、
ヒロイン、アガサのキャラはなかなか私の好み。
事件も、いかにも田舎町の事件という感じで、
住人達も、クリスティのミステリを思わせる。
ま、舞台は現代だし、アガサの性格は、
ミス・マープルと違ってうんと現実的で現代的。
気が強くて攻撃的なところはあっても、
犯人に襲われる危険に怯えて助けを求めたり
とっても人間くさい感じがいい。
問題行動がなくもないし、おいおいって思う
言動もあるのに、なんだか憎めない。
村の若い刑事ビル・ウォンとか、元の部下ロイとか、
魅力的な男性も出てくるし。
問題は、訳文がまるでなってないこと。
英文和訳丸出しで、日本語としてどうよ?って文章が
ちりばめられているから読みづらいったら。
文章との相性というのもあるから、人によっては
それほどひどく感じないことなのかもしれないけど、
私には向かないなぁ。
シリーズ2作目、図書館で予約の順番がもうすぐ。
せっかくだから、そこまでは読んでみるつもり。
慣れればなんとかなるかもしれないしね。
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料理できない。物の言い方がキツイ。でも、ちょっと寂しがり屋。
そんな女性が主人公。
仕事を辞めて引っ越したはいいけど、村に馴染めない。
キッシュ作りコンテストで優勝して村の人気者になろう。
料理が出来ないため、店で買ったキッシュを出品。
そのキッシュを食べて審査員が亡くなった。
人が拾ったタクシーを横取りしたときは、「ないな~」と思ったけど、
態度の悪い店員に文句を言うところはカッコよかった。
次巻では村に馴染めてるかな。。。
読むのが楽しみです。
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英国ちいさな村の謎・1。
新たな猫本ミステリを探して、表紙に猫がいたんで買ってみたもの。
猫は、ほんのちょーっとだけ。
53歳の、キャリア・ウーマンだった女性が仕事を辞め、憧れの村で暮らし始めてから、殺人事件?に巻き込まれ・・・と、よくありそうなパターンだけど・・・。
この主人公アガサが、もーびっくりするくらい、私には好感度が低い。
私はそんなに読書量多くないけど、こんなにも好感もてない主人公はこれまでいた?ってくらい、好きになれる部分が少ない(^_^;)
人から称賛されたいからって、街で買ってきたキッシュで、村のコンテストに応募とか、隣人が感じ悪いからってハウスキーパーさんを奪っちゃうとかって・・・(-_-;)
好感もてる部分は、酷いこと云われた時に云われっぱなしじゃないってとこくらい。
訳者はあとがきで‘憎めないキャラクター’って書いてるけど・・・憎めないって感じじゃないなー。
あ、でも、天海祐希みたいな感じを思い浮かべたら、可かも。
<外見は全然違うけど
こういうタイプの人って、‘自分の云うことを聞く、犬派’っぽく思うので、猫をもらって追い出さないのが不思議。
第2弾が、もうちょっと猫登場しそうなので、期待。
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たたき上げの女性社長が引退して、美しい村に住み始めたが‥?
コージーの新シリーズ。
口が悪いけど不器用なヒロインで、一風変わった味わいです。
広告代理店を立ち上げ、押しの強さでそれなりの評価を得てきたアガサ・レーズン。
外見はごく普通。
服装は上品で、見合うような話し方も出来るが、興奮すると地金が出てしまう。
貧しい家を飛び出し、結婚相手が飲んだくれだったので離婚届をおいてここからも家出したという過去。
コッツウォルズの村に家を買うのを憧れにがむしゃらに働き、53で早めの引退をして喜び勇んで移り住んだ。インテリアは人任せで絵のように綺麗な内装なのだが。
住んでみた途端、何をしたらいいのかわからずに戸惑う日々がやってきた。
ロンドンでの人付き合いはすべて仕事がらみ。
元部下もあっという間にちりぢりで、かろうじて付き合いが続くのは一人だけだった。
パブで会う村の男達は気がよくておごってくれるのだが。
隣人のちょっと意地悪な女性とは、しょっぱなからいきなりやり合うことに。
村で人気を取るために、キッシュ・コンテストで優勝しようと思いつき、ロンドンの人気店のキッシュを買ってきて出品。
ところがそれを食べた審査員が死んでしまい、毒草が混入した事故と思われるが、アガサのいんちきはばれて赤っ恥。
(とはいえ村では珍しくないことで公正なコンテストでもなかったらしいが)
自分のせいだったのかと内心気に病むアガサは、もっと詳しく事情を確かめようとする。
がさつだけど単純で、意地っ張りだけどどこか憎めないおばちゃんのアガサ。
若い警官ビル・ウォンも、そんなアガサが悪い人ではないと気づいて、親切にしてくれる。
何の罪もない気立ての優しい人もとばっちりでえらいことを言われたりするが、たちの悪い人間に立ち向かうには、アガサの大胆さはうってつけ。
たちの悪い人間が、またけっこう多い村なのだった‥
親切な牧師夫人も、アガサの行動力に期待するのですね。
アガサのとんでもない言動もいろいろ続きそう。
広告業界のやり方のパロなのかしら~共感するというのとはちょっと、いやかなり違うけど~距離をおいて眺める喜劇という感じ。
じわじわと漂うユーモアで、面白く読めそうです。