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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.4 17件
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  • カテゴリ:一般
  • 取扱開始日:2012/06/02
  • 出版社: 白水社
  • サイズ:20cm/340p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-560-09022-0

紙の本

ブルックリン (エクス・リブリス)

著者 コルム・トビーン (著),栩木 伸明 (訳)

【コスタ小説賞(2009年)】1950年代前半、アイルランドの田舎から大都会ブルックリンへ移住した少女アイリーシュが経験する、船出、奮闘、恋愛、そして思わぬ事件と結末…。...

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ブルックリン (エクス・リブリス)

税込 2,750 25pt

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商品説明

【コスタ小説賞(2009年)】1950年代前半、アイルランドの田舎から大都会ブルックリンへ移住した少女アイリーシュが経験する、船出、奮闘、恋愛、そして思わぬ事件と結末…。少女の成長を描く感動の物語。【「TRC MARC」の商品解説】

1950年代前半、アイルランドの田舎から大都会ブルックリンへ移住した少女の感動と成長の物語。船出、奮闘、恋愛、そして思わぬ事件と結末が…。コスタ小説賞受賞作品。【「BOOK」データベースの商品解説】

著者紹介

コルム・トビーン

略歴
〈コルム・トビーン〉1955年アイルランド生まれ。ユニバーシティ・カレッジ・ダブリンで歴史と英文学を学び卒業。ジャーナリストを経て、小説家に。「ヒース燃ゆ」でアンコール賞を受賞。

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書店員レビュー

ジュンク堂書店吉祥寺店

1950年代のアイルランドとニューヨーク。考えただけでも胸が躍る。大西洋を渡るのに、船で5日間かかる時代である。

ジュンク堂書店吉祥寺店さん

1950年代のアイルランドとニューヨーク。考えただけでも胸が躍る。大西洋を渡るのに、船で5日間かかる時代である。
主人公の若き娘アイリーシュは、故郷のアイルランド・エニスコーシーを離れ、一人でニューヨークのブルックリンに降り立つ。勤め先の百貨店に初めて黒人女性がナイロンストッキングを買いに来る場面や、発展途上のコニーアイランドの様子など、この時代ならではの描写が楽しい。
物語の軸となるのは、一人の少女の自立と内面的な成長であるが、都会に対する憧れや郷愁、老いていく親に抱く悲哀と煩わしさ、地元の安心感と窮屈さなど、国や時代を越えた普遍性に満ちている。
終盤、魅力的なアイリーシュのあまりの奔放さとしたたかさ(俗に言うリア充)に少しイライラしてきたところで、とんでもない田舎社会の恐怖が待っていて、カタルシスを覚えるやら、可哀想になるやら。やはり自分はそっち側だと再確認させられた。

文芸書担当 西村

みんなのレビュー17件

みんなの評価4.4

評価内訳

  • 星 5 (7件)
  • 星 4 (5件)
  • 星 3 (2件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

出発と帰還、愛と喪失、自由意志と義務との間で迫られる残酷な選択をめぐる優しさあふれる物語

2012/07/19 15:15

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:abraxas - この投稿者のレビュー一覧を見る

時は1951年から2年。舞台はアイルランドの田舎町エニスコーシーとニューヨークのブルックリン。主人公は、エニスコーシーで母と姉と三人で暮らすアイリーシュ・レイシー。英国からの参戦要請を拒否し、第二次世界大戦に参戦しなかったアイルランドは、戦勝国の好景気から見放され景気も雇用もぱっとしなかった。いくら簿記の成績がよくても、売り子ではなく事務職員として働きたいと願う若い娘の働き場所はなかった。ちょうどアメリカから帰国していた神父の口利きでアイリーシュはブルックリンで働くことになる。

ブルックリンにはアイリッシュ・コミュニティーがあり、神父の紹介で下宿先を見つけたアイリーシュは昼は百貨店の売り子として働き、夜は簿記の学校に通うことになった。異国の小さな同郷人の共同体の中での軋轢や階級意識に翻弄されたり、ホームシックに落ち込んだりしながらも、次第に新しい環境になじんでゆく主人公には、やがてトニーという恋人もでき、封切りしたばかりの『雨に歌えば』を見たり、コニー・アイランドに海水浴に出かけたりと、アメリカ生活を謳歌するようになる。

ところが、思いもかけぬ出来事が起こり、アイリーシュは一時帰国することに。トニーのたっての願いを聞き入れ、秘密に結婚式を挙げたアイリーシュは船上の人となる。用が終わればすぐに取って返すことになっていたアイリーシュを待っていたのは、故郷の人びとの思いもかけぬ歓迎だった。アメリカナイズされ、自信に満ち溢れたヒロインは、器量よしの姉に劣らぬ美人になっていたのだ。以前ダンスパーティーで無視されたジムは今ではパブの経営者になっていた。彼からの求愛に心揺れるアイリーシュだったが、かつて働いていた店の主人に呼び出された彼女は、そこで今まで秘されていた事実を知らされる。

働き者で、向学心に溢れ、周囲の人びとへの気遣いを怠らない主人公は、直属上司や下宿屋の主人に気に入られ贔屓される。好意の贈与は当然その見返りを要求している。自分はどう振る舞えばいいのだろう。内省的で自分の行為を振り返らずにいられない主人公の心理描写が卓抜で、読者はどうなることやらとはらはらどきどきしながら彼女の優柔不断ぶりにつき合わされる。コルム・トビーンという作家は初めてだが、美しい姉を持つ、年頃の利発な娘の心理を実に鮮やかに活写している。

今一点。第二次世界大戦後のアイルランドの田舎町とニューヨークのブルックリンという二つの対称的な世界を描き分けることで、生き生きした時代の雰囲気がよく伝わってくる。離婚の文字を頭に浮かべた主人公がリズ・テーラーを思い出したり、ドジャースがまだブルックリンの人びとの誇りだったりした時代のアメリカ。百貨店で黒人がナイロンストッキングを買う事に好奇な目が注がれていた時代、ダンスフロアに「ジャッキー・ロビンソンの歌」が流れていた時代のアメリカだ。

年若い娘ならではの矜持や懼れ、自分をしっかり持っているようでいながら、流れに任せて自分を見失いがちな稚さがよく書けている。みなにちやほやされてすっかりのぼせ上がっていたアイリーシュが、母親も含めた田舎の蜘蛛の糸のように張り巡らされた情報網に絡めとられて身動きできなくなってゆく様子が、周囲の人間が善意であるだけに恐ろしく感じられ、かつての雇い主の悪意の奔出がかえって救いのように感じられてくる皮肉さなどほとんど秀逸とさえ言っていい。近頃目にした小説の中でいちばん面白く読めた。原書の惹句にいわく「出発と帰還、愛と喪失、自由意志と義務との間で迫られる残酷な選択をめぐる優しさあふれる物語」である。

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紙の本

今年いちばん

2016/10/24 21:48

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:さもさも - この投稿者のレビュー一覧を見る

アイルランドの田舎町に育ったアイリーシュは、働くためにアメリカはブルックリンに移り住む。未知の町で若い人生を謳歌する彼女がとある事情で帰郷したとき、そこに待っていたのは…
彼女と母親のやりとりが胸をえぐる。今年いちばんの本かもしれない。

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2012/07/19 15:10

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2012/07/27 21:00

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2012/09/06 15:24

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2012/10/28 11:16

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2013/05/05 23:13

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2013/02/19 13:14

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2013/04/13 18:57

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2015/12/31 11:37

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2016/01/20 21:56

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2016/10/21 13:00

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2017/12/13 06:33

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2018/03/06 15:31

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2020/03/01 12:50

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