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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2011.12
  • 出版社: 白水社
  • サイズ:20cm/286,35p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-560-08172-3
  • 国内送料無料

紙の本

ビルマの独裁者タンシュエ 知られざる軍事政権の全貌

著者 ベネディクト・ロジャーズ (著),秋元 由紀 (訳)

1988年9月に発足したビルマの軍事政権において、1992年4月〜2011年3月の18年間、最高権力者として君臨したタンシュエ上級大将の伝記。重要な背景となる、独立後のビ...

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ビルマの独裁者タンシュエ 知られざる軍事政権の全貌

税込 3,080 28pt

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商品説明

1988年9月に発足したビルマの軍事政権において、1992年4月〜2011年3月の18年間、最高権力者として君臨したタンシュエ上級大将の伝記。重要な背景となる、独立後のビルマの政治史もわかりやすく述べる。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

ベネディクト・ロジャーズ

略歴
〈ベネディクト・ロジャーズ〉1974年生まれ。ロンドン大学東洋アフリカ学院修了(修士)。人権問題に取り組む国際NGOクリスチャン・ソリダリティ・ワールドワイドの東アジアチームリーダー。

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みんなのレビュー3件

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評価内訳

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紙の本

独裁者を演じない権力者の実像を通して、ビルマの現状を問う貴重な一冊。

2012/01/31 13:54

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:書痴 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 古今東西、悪評高い「独裁者」と呼ばれる人間に比べ、本書で紹介されるビルマの権力者タンシュエは、強烈な個性、カリスマ、エキセントリックな言動などの観点から本書を眺めると、スケールダウンし、独裁者にありちなイメージを、一見、思い浮かぶことができないのですが、しかし、その本質、やっていることは、彼ら「独裁者」とほとんど同類だと読み取ることができます。
 タンシュエに関する信頼できる情報の少なさから、本書が、完全に満足できた内容でないことを作者本人も認めていますが、軍政が生み出した申し子、タンシュエを通じて、特殊で複雑なビルマの現代史を解説している点は、評価できます。
 タンシュエの出生、家庭、教育、軍歴が披露されますが、いまいち華々しさがなく、どうして、こんな凡庸な人間が、ビルマの最高権力者になれたのだろうか?という疑問が浮かびます。作者は、タンシュエを直接知っていた者の言葉を借りて、「謙虚で、おとなしくへりくだり、質素な生活を好み、忠実で、野心を見せず(略)」ライバルや上司から「脅威として受け止められなかった」ことにあるとしています。またアジア的な『出る杭は打たれる』ことを熟知していたともいわれます。表には出ず、水面下で画策するタンシュエのしたたかで老獪な人物像が浮上します。
 ビルマの民主化勢力や少数民族を弾圧する軍政と、軍政を支える組織構造や黒い財源(麻薬や天然資源などから得られる収入)からは、数々の矛盾点が提示されます。医療制度は、世界ワースト2位という事実。「大隊でも国でも、輪ゴムで遊ぶのと同じだ。伸ばしすぎたら緩めればよい。緩みすぎたらきつくなるまで伸ばせばよい」との見方は、タンシュエが、使いすぎた輪ゴムがいつかは切れてしまうことを失念しており、現実感覚の無さを露呈していると思います。人道問題を含めた対外からの圧力には、「サダム・フセインによる殺人や拷問は国際社会にもよく見えるところで行われ、その分、より衝撃的だった。タンシュエは、国際社会に注目されているときはフセインよりも少しだけ文明的な手段を使う。しかしメディアや証人の目が届かないところでは、どちらも同じくらい残酷だ」と言われる始末。
 娘の結婚式に、巨額の費用をかけ、半ばゴーストタウン化した無意味な、現実逃避にも見える遷都の強行。仏教徒を自認しがら、人権問題を問われて、自分に都合よく解釈するレトリック。抑圧するアウンサンスーチーに対し、タンシュエは、どこか自分にはない国際的な知名度に嫉妬している様子が伺え(外国人から、彼女のことを言及されると不機嫌になる)、彼女を毛嫌いしている姿には、失笑。 
 日本人ジャーナリストも犠牲になったサフラン革命では、日本でも、ビルマが注目になりましたが、最近は、あまりニュースを聞きません。指導者の交代と並んで、一見、民主化のプロセスも少しずつ前進しているような様子の現在、タンシュエは、第一線を引いたとはいえ、本書では、『院政』を引いているような印象を持ちます。
 本書が、タンシュエという権力者を通して、ビルマの不透明な政治構造と、軍政という陰の部分に光を当てた功績は大きいかと思います。

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