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紙の本
マシューズ家の毒 (創元推理文庫)
著者 ジョージェット・ヘイヤー (著),猪俣 美江子 (訳)
嫌われ者のグレゴリー・マシューズが突然死を遂げた。すったもんだの末に検死を実施したところ、死因はニコチン中毒で、他殺だったことが判明。だが故人の部屋はすでに掃除されており...
マシューズ家の毒 (創元推理文庫)
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商品説明
嫌われ者のグレゴリー・マシューズが突然死を遂げた。すったもんだの末に検死を実施したところ、死因はニコチン中毒で、他殺だったことが判明。だが故人の部屋はすでに掃除されており、ろくに証拠は残っていなかった。おかげでハナサイド警視は、動機は山ほどあるのに、決め手がまったくない事件に挑むはめに…。巨匠セイヤーズが認めた実力派が、練りに練った傑作本格ミステリ。【「BOOK」データベースの商品解説】
嫌われ者が突然死を遂げた。死因はニコチン中毒で、他殺と判明するが、故人の部屋はすでに清掃後で、ろくに証拠は残っていなかった。個性的な容疑者たちに圧倒されるハナサイド警視が挑む事件は、驚愕の結末を迎える。【「TRC MARC」の商品解説】
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書店員レビュー
親戚一同から嫌われている実業家が突然死する。
ジュンク堂書店福岡店さん
親戚一同から嫌われている実業家が突然死する。
初めは、心臓発作と処理されるがその後他殺だったことが判明する。
そこで、警察の出番となるのだが既に現場は掃除され物的証拠は残っていなかった。
しかも、親戚一同に殺害動機があり、捜査にも非協力的なのだ。
さて、捜査に挑む警視は、どのように犯人を見つけるのか?
本書の不思議なところは、一作目ではきちんと活躍していた主人公の警視がこの二作目では全くと言っていいほど、活躍しないのです。
逆に、捜査が迷走しすぎて、大丈夫なのかと心配してしまうほどです。
とにかく自己中心的な登場人物たちのやりとりは、読んでいる分には面白おかしく読めるのですが、現実なら間違いなく、
腹立たしくてならないものです。
しかし、そのやりとりの中に、最後のうれしいサプライズに繋がるものが含まれているので、よくよく注意して読んでいただきたいです。
さて、迷走していた捜査ですが最後には、ちゃんと犯人は判明するのですが、ここにも一筋縄ではいかない終わりが待っているのでご期待を。
文庫 大草