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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.2 4件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2011.10
  • 出版社: 東京創元社
  • レーベル: 創元推理文庫
  • サイズ:15cm/477p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-488-11703-0
文庫

紙の本

夜を希う (創元推理文庫)

著者 マイクル・コリータ (著),青木 悦子 (訳)

「デヴィンが戻ってくる」—父の友人から連絡を受け、フランクは氾濫湖へ向かう。父を裏切った男を殺すために。だが途中で車の衝突事故を起こしてしまう。相手の男は、謎の美女とデヴ...

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夜を希う (創元推理文庫)

税込 1,386 12pt

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商品説明

「デヴィンが戻ってくる」—父の友人から連絡を受け、フランクは氾濫湖へ向かう。父を裏切った男を殺すために。だが途中で車の衝突事故を起こしてしまう。相手の男は、謎の美女とデヴィンのキャビンに滞在していた。さらにデヴィンが何者かに銃撃されたという情報が入る。予想外の方向へ疾走する復讐の行方、そしてある人物の断片的な心理描写が最後に示す、父親の死の真相とは?ある青年が辿った復讐と救済の軌跡。LAタイムズ最優秀ミステリ賞受賞。【「BOOK」データベースの商品解説】

【〈LAタイムズブックプライズ〉最優秀ミステリ賞(2008年)】【「TRC MARC」の商品解説】

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みんなのレビュー4件

みんなの評価4.2

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (1件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

父の呪文(マントラ)と父への思慕の情との狭間で。

2012/01/26 23:32

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:更夜 - この投稿者のレビュー一覧を見る

名前というのは「呪」である。
名前というのは人間だけでなく、「雑草」としかみなされないものでも「オオバコ」と
名前があるのです。他と違いをつけるため、そして、そのものの存在を示すため。

 この物語の主人公の25歳の青年の名前はフランク・テンプル三世(ザ・サード)。
フランク・テンプル三世の祖父(一世)は朝鮮戦争の名誉兵士、父、二世(ジュニア)はベトナム戦争の
精鋭部隊からFBIへ、とテンプル家は代々、軍人のハイソサエティ。
そして、三世はどうか、というと父から、銃の扱い方からなにから「闘うための」英才教育を受けた
だけで、特に働くこともなく、学生の身分で家の財産で流れ者暮らし。

 しかし、ある一本の電話からフランクは、そんな浮世暮らしから、現実、いつかは対峙しなければ
ならない、とわかっていても先延ばしにしてきた対決を迫られます。
そしてウィスコンシン州の湖地帯、フローウィッジ(氾濫湖)へと、様々な人々が集結し、逃げる者、
追う者・・・そして巻き込まれる者もありのハードボイルドな一面を持ちます。

 ここでもう一人の主人公となるのは、テンプル家の騒動に巻き込まれてしまう自動車修理工場
をしている女性、ノーラ。
そのノーラに好意を持ち、守ろうとするフランクですが、ノーラは、フランクがどんなに危険な
事があっても「落ち着き払って、手際よく相手を倒す」のに、感謝というより、恐怖を抱く。
何故、25歳の青年がこんなに「強い」?

 この2人を中心に様々な人々が湖へと集結していく様子を緊張感でもって描いていますが、
事件の発端から解決まで、その流れはハードボイルドな世界であってキビキビとしています。
ただ、真相だけではなく、この物語に流れているのは「父親という呪文(マントラ)」
父たちの確執までも、名前と一緒に継いでしまった、未来の見えない青年。
ノーラも、あえて裕福な生活を捨てて、苦しい自動車工場の経営をしている。
離婚した裕福な母についていけば、裕福なフィアンセと結婚していれば、ノーラは自分のやりたいことを
自分が働かなくても、できたはず。
しかし、働きづめの肉体労働者、ブルーカラーの父を選んだのは、ノーラ自身やはり、父親の呪文
から逃れられない、ということに気がついたからです。
フランクもノーラも「父親の呪文(マントラ)」から逃れられずに、苦しんでいるのです。

 湖と森しかない、ザ・ウィロー(氾濫湖)そこでの死闘とも言えるテンプル家の決闘は、
冷たい水と情け容赦ない自然の中で繰り広げられます。
しかし、フランクはいくら父から戦闘を教わったとはいえ、その能力を自己防衛にしか使いません。
父は善人だったのか?それとも?「善人」とは何か?何をもって「いい人」と言う?
フランクは祖父、父から続く呪い、または、父への思慕の情から、なにもかもひとりで
背負おうとするあたり、危険度、スリリングさ、ストイックさがさらに際立っています。

 この物語のフランクはいつも殺人ということを考えています。復讐、自己防衛・・・「三銃士」の
昔のように何かあったら「決闘だ!」ではすまない、現代の決闘。
それは、とてもつらいものを伴うけれども、この物語はサスペンス、スリル、スピーディ、場面の
切り替えの上手さでもってぐいぐいと読ませ、「命」についてぐっと一歩、踏み出している。
そこが、ただの殺人者、殺人ものとは一線を画している要素であり、読む人にもそれは
自分の問題としてとても身近に感じられる、説得力のあるハードボイルド・ミステリであり、
同時に家族の物語ともなっています。

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2011/12/27 17:06

投稿元:ブクログ

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2011/11/10 12:30

投稿元:ブクログ

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2012/03/24 10:43

投稿元:ブクログ

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