ロートケプシェン、こっちにおいで

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「午前零時のサンドリヨン」の続編。って全然覚えてないよ・・・
残酷でもあり、かわいらしくもある話なんだけれど、なんだかやっぱり、ジェネレーションギャップを感じた。

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『午前零時のサンドリヨン』に続く第２弾。
シンデレラの次は赤ずきんでした。

今回は、

カラオケ帰りに寄ったマックで、いきなり態度が豹変した織田さんの謎・・・「アウトオブサイトじゃ伝わらない」

文芸部の笹本さんの持つ封筒と入れ替わってしまった須川くんのお宝・・・「ひとりよがりのデリュージョン」

教卓の上に集められたバレンタインチョコの不思議・・・「恋のおまじないのチンク・ア・チンク」

学校から去ってしまった井上さんを探し出せ・・・「スペルバウンドに気をつけて」

すべての謎が、ここで明かされる・・・「ひびくリンキング・リング」

の５つの短編集になっています。
その中で、とある女の子の独白部分のRedBackと通常の須川くん視点のBlueBackが語られていて、入れ子細工のような設定になっているのが特徴、かな。
赤ずきんをモチーフにしていじめを描くお話はよくできていましたし、誰にも懐かなかった猫が、周りを伺いつつ警戒を解いていくように、初がだんだんクラスメイトたちに馴染んでいく過程も微笑ましかったです。
ただミスリードの誘い方がスマートじゃなかったのが残念。
トモ、はまだしも、ユカっていうあだ名の由来はちょっとありえないでしょう。
あと八反丸さんの須川くんに対する言動も行きすぎのような・・・。
あなたは一体何様だ？と云いたくなりますね。
前作ではここまでひどくなかったのになぁ。
でもそこ以外は気になるところもなく十分楽しめました。
見た目も素敵で甘くてちょっぴりほろ苦い。
そんなお菓子を食べるときみたいな、わくわくしてほんのり幸せな気分を味わえる一冊でしたよ～。

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【やっと酉乃の本心を受け止める事ができたと思ったクリスマスのあの日。勢いと雰囲気の力を借りて告白した僕は、なんと彼女の返事はおろか、連絡先さえ聞き忘れたまま冬休みに突入してしまった。もしかして迷惑だった?悶々と過ごす僕に、新年早々織田さんたちからのカラオケの誘いがかかる。そこで起こったちょっとした事件の謎を解くべく、僕は『サンドリヨン』へと向かうが…。バレンタインチョコをめぐる事件をはじめ、学園内外で巻き起こる謎をセンシティブに描く、マジシャン・酉乃初の事件簿、第二幕。 】

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シリーズの2巻目。
とても読みにくかった。どの登場人物も好きになれないからかも。
それと、人間関係がわかりづらい気がする。
この巻から読むことはオススメしない。

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アイフォンって絵文字使えへんねやー。
八反丸さんって何やったっけ、と途中で思い出しました。
女子高生独特の人間模様かと思いきや、年取ってもこういうことはたくさんあるのでしょうね。恐るべし女子たち。

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待望の第二作。『午前零時のサンドリヨン』で酉乃と良い感じに終わったので、二人の関係はどんな感じに変わっていくのかと思っていたら……連絡先も、返事も聞いてないまま冬休みに突入。悶々とする須川くんが、相変わらずで、笑いを噛み締めながら読み進めていきました。
今回の作品は、前作とはちょっと違います。冒頭から女の子の視点と、いつもの須川くんで交互に読んでいくスタイルです。女の子の心情が暗く切実で、須川くんと女の子がいつ繋がるのか、気になって一気に読み終えました。
読み終えてから表紙をもう一度見ると、酉乃がリングを持っている理由がよくわかります。

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読了、89点。

**
クリスマスに自分の想いを酉乃初に伝えた須川くん。しかしその場で返事も貰えず連絡先もわからず、悶々と正月を過ごす。そして高校ではいつものように少し不思議なことが起こり、それを初に推理して貰いながら距離を縮めて行き、、、、
ポチが愛らしく、初が可愛らしい、相沢沙呼さんのデビュー作、第19回鮎川哲也賞受賞作『午前零時のサンドリヨン』(http://booklog.jp/users/mametarou77/archives/4488024491)の続編。
**

小説として凄く好きです。

ミステリー部分に関してはベタ褒め大絶賛、とは言えない。
小説の構成は、各短編で日常の謎が提示解決されつつ、連作短編として小説全体で大きな謎が紡ぎ出されていく形は処女作とほぼ同じ。
日常の謎は非常にシンプルながら推理の展開は綺麗だし、この手のタイプのミステリとしては普通に良く出来ていると思います。
(日常の謎って多少は読んでいると思いますが、殺人系のトリックと違って小さく纏まるので大当たりも大外れもないと言いますか…、少なくとも度肝を抜かれたことはない、はず)
で小説全体で作られる謎に関しては、う～ん、かなり早い段階で予想が付くのと、ちょっとゴチャゴチャしているのが気になります。気になる箇所を再読して確認してみたけど、ネタバレを知った上で読めばそうじゃないとおかしい筈だけど本当にそう読み取っていいのかな？というのが少し残る。

とまぁちょっとダメ出しから入りましたが、小説としてのテイストは非常に好き。こういう青春物が大好きなのか、最後の編の解決とそこへ至るポチと初のやり取りが素敵。小説としての理想がきっちり描かれています。
また主人公のポチと初のコンビも凄く良い。ミステリ小説の中での役割も、手掛かりを見つけて来るポチとそれを元に推理する初というスタイルも面白いし、それがキャラクターの動機とぴったりあっているのも上手い。
『午前零時の～』を読んでだいぶ時間が経っていたので、序盤を読んでても、ポチって初のことが好きで初のことを見ている以外は特に長所の無いキャラだっけ？、でも初にとっては初を見ててくれることが一番大事なのがまた青春だ！コンチキショー(織田さん風に)、と思って読んでいたけど終盤の内面描写でそんな単調じゃなくてきっちり人として描かれてるのも良かった。

以下ネタバレもあり。というかモロバレ。




本作品、最近流行り？の学園ミステリーですが、こちらが面食らうぐらい一人称視点を上手く使っている。ハッキリ言えば読んでいる方は誰が誰だかわからないんだけど、でも子供の時の自分を想像しても一人称描写をきちんと書くとこうならなきゃおかしいと思うので凄くありでした。
またそう来た時点で、あと名前をきっちり確認し直してもみてもわからない時点で、トリック自体もその手のタイプだよねってのは想像が付くわけですが、こちらもなかなか一筋縄ではいかない。真相の直前に一つクッションが入ってサプライズもありましたし。
気になった点は、P76～P78の描写、ミスリーディングを狙ってのことだけど主語の省略がちょっと、、、あとネタとは全く関係な��けれど、ポチ視点の地の分で、初を酉乃と呼び捨てにしてる部分の違和感がかなりあった。

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本の中の主人公の少年が、時たま読んでいる人に話しかけてきます。思わず頷いてしまいます。が、高校生の世界の話なんですよ。それに中年が頷くって、本の世界だけですね。
現実なら「キモイ」って言われそう。

しかし毎度の事ながら、イジメってやな感じですね。

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サンドリヨンの続刊です。ジャケ借りしてから、結構面白いと思い続刊がでるのを楽しみにしていました。
実は図書館からの借り物なので、前巻から時間も経っていて主人公2人以外覚えていませでした（苦笑）まぁ、なんとかなります。

今回は流れに任せて告ってしまった（？）ぽっちーが悶々と悩み悩みまくる姿と初がじみ～～～に嫉妬しているのが個人的に好きでした。
今回のトリックというかミステリー部分はちょっと人の名前がごっちゃになったので少し理解するのに大変でした。基本的そんなにミステリやトリック部分には過度の期待をしていませんし、個人的に苦手分野なので、凝った青春ものとして読んでいます。
短編のようで全てが繋がっているので、読むなら私みたいに時間をかけてちょこちょこ読まずに一気に読むことをお勧めします。

※東大の新キャラ君は今後出てくるのかな～？キャラとしてはかなりくだけていて好きなので2人の中を進展させるキャラとしての活躍を期待したい。あと八反丸さんの今後の動向も気になりますね。
とにかく次巻ではそろそろ2人の関係性にもけりをつけていただきたい！！

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【収録作品】アウトオブサイトじゃ伝わらない／ひとりよがりのデリュージョン／恋のおまじないのチンク・ア・チンク／スペルバウンドに気をつけて／ひびくリンキング・リンク／帰り道のエピローグ
いじめがテーマ。痛々しい。

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女の子達の人間関係はちょっと怖かったけど
酉乃さんの謎解きも良かったし
須川君の「偽善」に悩む姿はとても共感できました。

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相沢沙呼氏は聖学院大学の元・学生さん。
2009年に、『午前零時のサンドリヨン』で、第19回・鮎川哲也賞を受賞し、デビューしています。本作は、その２作目です。
１作目の『午前零時のサンドリヨン』も図書館に所蔵があります。あわせてどうぞ。

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シャイな女子高生マジシャンが活躍する学園連作ミステリの2作目。
ミステリ部分はチョット強引だし、ストーリーは青春小説で甘ったるい感じ。ただ、全体的には良くまとまっていて読み易い。男も面倒だけど、女の子って凄く面倒だなとつくづく思った。

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第十九回鮎川哲也賞受賞作の「午前零時のサンドリヨン」でデビューの相沢沙呼第二弾。
表紙で分かるとおり、第一弾と同じ登場人物による連作ミステリーです。
ヒロインの「マジックのことになると生き生きするが、日常のコミュニケーションは苦手」な設定、最近どこかで読んだなと思っていたが、「古書のことになると生き生きするが、日常のコミュニケーションは苦手」なヒロインが活躍する『ビブリア古書堂の事件簿』シリーズと設定が近い。
どちらも連作ミステリーで、２作目が出ている。男の子の視点から物語は進むところ等、類似点がある。
ミステリーとして”名前の部分”など、ご都合主義の部分もあるが、個人的にはミステリーとしての完成度より、物語としての読んでいての心地よさを重視するので、楽しく読めた。
主人公の男の子の”へたれ”具合もたのしめる。

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20130806
プロローグ
アウトオブサイトじゃ伝わらない
ひとりよがりのデリューション
恋のおまじないのチンク・ア・チンク
スペルバウンドに気をつけて
ひびくリンキング・リング
帰り道のエピローグ

デートかわいくてうらやま。
サンドリヨンも素敵なレストランバーだけど、アシェンプデルも素敵なケーキ屋さんだなー 美味しそう。グリム童話なのかドイツ風ケーキなのかな。
今回はいじめの問題がメインで、主人公の須川くんと別の誰かの交互の視点で話が進む。図らずも似た形式のお話を読んだばかりで、またこれかと思ってしまって自分に残念。も少し確認しとけばよかったわ…

須川くんはヘタレなのに真っ直ぐでいい子だね。ほんと。
酉乃さんの不器用さも器用さもかわいいし。
ふたりの中もちょっとずつ進展。
そういえば八反丸さんの勢いも面白くて好き。