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商品説明
テヘラン生まれ、エジプト・大阪育ちの「ミッキー」。その波瀾万丈、驚天動地、抱腹絶倒の日々。自由奔放なイラストも楽しい脳みそつるつるエッセイ。【「BOOK」データベースの商品解説】
テヘランで生まれ、エジプト・大阪で育った若手人気作家「ミッキー」。その波瀾万丈、驚天動地、抱腹絶倒の日々を、奔放なイラストを添えて描く超爆笑エッセイ。『webちくま』の連載を書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
西 加奈子
- 略歴
- 〈西加奈子〉1977年テヘランで生まれ、エジプトで育った。その後、大阪で生活。関西大学法学部卒業。2004年「あおい」でデビュー。他の著書に「きいろいゾウ」「しずく」など。
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紙の本
ぐっと心をわしづかみ 西加奈子さんの初エッセイ!
2008/02/28 12:10
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:佐々木 なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「さくら」や「きいろいゾウ」などの小説で、私の心をわしづかみにした西加奈子さん。彼女の初エッセイだ。
彼女のことはほとんど知らなかった。
「はじめまして」を読みながら、「へぇ~、へぇ~、へぇ~」とつぶやくこと数回。
なんとテヘラン生まれのエジプト育ち。
その後大阪で暮らして、現在は東京在住だそうだ。
エジプト滞在は小学校一年生から五年生まで、
そのころのご両親は駐在員のパーティなどでお忙しく、
子どもは子どもだけの世界を作り、懸命に生きていた…。
毎日トラブル続きでスリル満点の日々だったそうだが、
そんな毎日が今の私を作っていると書いてあり、
そのくだりではなんだかじんときてしまった。
で、タイトルのミッキーとは、彼女が大阪時代にスナックでアルバイトをしていた時のあだ名なんだそうだ。
そのアルバイト時代の話がディープな大阪を感じてすこぶる面白かった。
いや全編を通してどれも面白かった。
カンサイスーパーショー「太陽の船」の話はいかにすごいショーであったのかがしみじみ伝わった。
あと買い物に行くときに、人のかごの中が気になる話や、
寺尾聡の「ルビーの指輪」が頭の中で何時間もループする話や、
「なんやったら」が口癖の友だちの話。
ジム通いに飽きて、猫の肉球の匂いを嗅いでいるという話。
どれもこれも、ぐふふ笑いを誘う。
しかし、しかし、私が一番やっぱり「さくら」の西さんやぁと思ったのは、
偶然出会ったおばあちゃんとアネモネの話。
詳しくは「アネモネ」のところをじっくり読んでいただきたいのだが、
「こういう瞬間のために、うちらは生きとるんやなぁ」のところで、
そうや、そうやといたく共感しました。
彼女の筆にかかると、日常のささやかな出来事も
途中でいろいろちゃかして笑わせながらも、
最後にはぐっと心をわしづかみにされます。
ところどころに、不意に出てくる大阪弁がなんともいい感じです。
そうそう、タイトルの「かしまし」は大阪弁で「やかましい」という意味ですよと、あとがきにありました。
ミッキーかしまし、このネーミングもなんとも心をつかみます。
いやはや、嬉しい心つかまれっぱし、でした。
紙の本
あっという間に読めます!
2021/07/26 20:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
西加奈子さんの軽快な語り口に気づけば最終ページに。。。!
それぞれのお話は小さくまとめられていて、くすっと笑えるオチもあって。
日常に溶け込む、そんな本です。
紙の本
楽しいエッセイ
2020/09/29 12:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:chieeee - この投稿者のレビュー一覧を見る
西さんのエッセイは初です。関西のノリもほどよく楽しく読ませてもらいました。西さんの印象は、やっぱり少しぶっ飛んだところもあるけど、可愛らしく繊細な女性だと思いました。内容はどれもクスッと笑える内容ばかりで、シリアスになれるようなお話は全くないです。でも、何だか西さんのお話を見ていると、きっと繊細な人だと思えるのが不思議。文才があるって事になんでしょうか。。。