「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
読割 50
紙の本
はじめての考古学 (ちくまプリマー新書)
著者 松木 武彦 (著)
ヒトは縄文土器の文様にどんな思いを込めたのか。人類はなぜ戦争をはじめてしまったのか。古代、男女の関係はどのようなものだったのか。考古学の新しい理論や方法を織り込んで、日本...
はじめての考古学 (ちくまプリマー新書)
はじめての考古学
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
ヒトは縄文土器の文様にどんな思いを込めたのか。人類はなぜ戦争をはじめてしまったのか。古代、男女の関係はどのようなものだったのか。考古学の新しい理論や方法を織り込んで、日本前夜の謎に迫る。【「TRC MARC」の商品解説】
縄文土器が派手なのはなぜ? 古墳はなぜあんなにデカいのか? 言葉ではなく「モノ」からわかる真実とは? 新たな知と結びついたこれからの考古学の入門書。【商品解説】
縄文土器が派手なのはなぜ? 古墳はどうしてあんなにデカいのか? 考古学は新たな知と結びつき、新たな展開がはじまっている。【本の内容】
目次
- はじめに
- 第一章 考古学をはじめよう
- 考古学とは何か/人間とは何か/考古学の対象はいつから?/考古学の対象はいつまで?/物を対象とする意味/モノに語らせる技術/はじめの一歩/埴輪の年代/三時期区分法の始まり/型式学の誕生−モノとモノの新古/新古を確定する方法/考古学の両輪/辺境発の考古学/年代を数値で知る/年代が記されたモノ/作られた年代がわかるモノ/年輪で年代を決める/建築年代がわかった建物/化学でモノの年代を決める/絶対年代の充実/理系が変えた日本考古学/三角縁神獣鏡の製作と配布/モノが語る「大和王権」の構造/人びとと暮らしの分布論/民族の考古学/考古学とナショナリズム/コッシナ学説のその後/コッシナをどう評価するか?
- 第二章 人類はなぜ拡がっていったのか−ヒトの進化と旧石器時代
- ヒトの出現/道具と脳の共進化/世界を拡げる道具/言葉としての道具/計画する思考/社会を作る道具/生き残った理由/最古の日本列島人/氷期を生き抜く/石器の移り変わり/縄文時代への胎動
- 第三章 縄文土器が派手な理由−認知考古学で解く縄文時代
- ヤリから弓矢へ/土器の出現/遊動から定住へ/旧石器時代から縄文時代へ/縄文時代はいつからか/最初の繁栄と滅亡/縄文の暮らし/四季のめぐみ/集落と社会/認知考古学とは何か/縄文土器の認知考古学/造形の秘密/社会を作る土器/命の世界観/強まる祈り、変わる社会
- 第四章 ヒト特有の戦うわけ−弥生時代と戦争の考古学
- 農耕の始まり/縄文から弥生へ、心の変化/弥生時代の幕あけ/弥生時代と戦争/戦うチンパンジー/オスの戦い/戦争とは何か?/考古学からみた戦争の始まり/戦争発生のメカニズム/日本列島の戦争の始まり/戦争と弥生時代社会/王の登場/東方地域の弥生時代社会/王はいなかった近畿・瀬戸内・東海/秘境だった関東/縄文がのこる東北/列島の北と南/激動の紀元後へ/新勢力の台頭/寒冷化と交易が生み出す権力/倭国乱れる/乱後の倭国/前方後円墳の成立/卑弥呼のいたところ/都市が結ぶ新たな社会
- 第五章 古墳は他の墓とどこが違うのか−比較考古学でみる古墳時代
著者紹介
松木 武彦
- 略歴
- 〈松木武彦〉1961年愛媛県生まれ。大阪大学大学院文学研究科修士課程修了。国立歴史民俗博物館教授。「日本の歴史 1」でサントリー学芸賞受賞。ほかの著書に「縄文とケルト」など。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
考古学入門書
2021/12/05 05:29
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトル通り、「考古学とは何ぞや」について説いた1冊です。著者は日本考古学専攻なので、当書では海外の考古学は取り上げられていません。
ボリューム感ある内容ですが、図や写真を多く掲載しており、読者の好奇心を誘います。
最後は若人たちに「考古学を学んでみないか」と提案しています。考古学に興味のある若人たちに読んでほしい1冊です。
紙の本
考古学もどんどん新しくなっている
2022/05/13 20:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:土方艦長 - この投稿者のレビュー一覧を見る
その名のとおり、考古学入門書。文系の教養科目を聴講するつもりで読んでみると良い。昔の研究者がたくさん登場して...と想像していたら全く違っていて、最新(21世紀)の研究成果で構成されているので、大先生(誰?)はほとんど登場しない。だから、高校の日本史教科書とも雰囲気が異なっている。帯にもあったが、縄文時代を認知心理学で読み解き、弥生時代に戦争を見出し(ここは著者の十八番なのでやや昔から繰り返されている議論)、古墳時代にジェンダーを論ずる。つまり視点は「今」にある。そしてそこが大事だと(いろいろな視点があるのも含めて)。だから、昔は考古学概説でオーソドックスだった銅鐸の話はあまり登場しない。新鮮な知的探求の楽しみを一生モノにできる、それが考古学!
紙の本
考古学の価値の再認識
2022/01/25 18:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nobita - この投稿者のレビュー一覧を見る
松木さんの本は愛着があり、よく読んでいる。
この本でその理由がわかり、考古学の価値の再認識ができた。日本列島に成立したこの国家の生い立ちを通じて、この国の人々の人生を幸福にできるよう過去から現代・未来に問いかける学問である。
縄文、弥生の発掘土器、古墳からのの社会生活の推定は面白い。是非とも若い人は読んで欲しいし、私のような68歳でも吸い込まれるように読んだ。