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デ・トゥーシュの騎士 (ちくま文庫)
1800年頃のノルマンディ、王党派の騎士デ・トゥーシュは、共和軍の手におちて塔に幽閉される。救出のため、12人の勇敢な戦士たちが死地へと赴いた。その中に、絶世の美女と謳わ...
デ・トゥーシュの騎士 (ちくま文庫)
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商品説明
1800年頃のノルマンディ、王党派の騎士デ・トゥーシュは、共和軍の手におちて塔に幽閉される。救出のため、12人の勇敢な戦士たちが死地へと赴いた。その中に、絶世の美女と謳われたエメ・ド・スパンスの婚約者がいたが、壮烈な死を遂げる。北の地での凄絶な戦闘と、年を経て今は聴覚を失った悲劇のヒロイン・エメをめぐる驚くべき秘密を、世紀末デカダンス美学の光芒を放つ華麗な文体で描く。【「BOOK」データベースの商品解説】
1800年頃のノルマンディ。王党派の騎士デ・トゥーシュは、共和軍の手におちて塔に幽閉された。救出のため、12人の勇敢な戦士たちが死地へと赴くが、その中のひとり、絶世の美女エメの婚約者が壮烈な死を遂げ…。【「TRC MARC」の商品解説】
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時間の重層性における語りの面白味
2022/01/20 05:24
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投稿者:une femme - この投稿者のレビュー一覧を見る
物語は、田舎町の冬の暖炉のある部屋で、時の移ろいと過去の物語の語りを含ませながら、進む。しっとりと、落ち着いた物語。
静かで、重々しい語りは、やがて、語り手の熱を帯びながら、勇ましく激しさ、ひいては、血生臭さを孕んでいく。
語り手と聞き手が描かれる空間で進む物語は、曲色が楽章ごとに変わっていく協奏曲のようにも感じられた。