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日本人にとっては信じがたいようなアメリカのゴシップを的確に紹介しながら、その背景をさりげなく補足することでアメリカと言う国の形が透けて見えるようになっている。アメリカ人の大好きなスポーツ/テレビドラマ/犯罪/セレブetc.の三面記事を通じて生き生きとアメリカを伝えるコラム集。一編一編が短いので寝る前に少しずつ読んで楽しむのが吉。
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無駄知識が増えて楽しいということと、アメリカの片鱗が見えてくる。フーターズなんて、昔はぜんぜんしらなかったけれど、前からあったんだなあとか。この頃のWWEにはまだ勢いがあったんだなあとか。そんなことを思う。
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2011/10/21 Amazonより届く。
2011/11/12〜11/19
最近日本での活動が増えている町山さんのアメリカ文化論。なかなか旅行者にはわかりづらいアメリカの庶民の本当のところが沢山紹介されている。私も1年住んでいたが、なかなか1年ではわからなかったようなことが書かれていて面白い。これを読んだ今、もう一度住みたくなってきたなぁ。
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アメリカのゴシップ、三面記事のオンパレード。アメリカが理想だと思われてた時代は遠くなりにけり。コラムを集めた本なので続けて読まず、空いた時間に少しずつ読むべし。
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日本に入ってきているアメリカの情報はホンの一握りであるということ。
アメリカ人のことをイメージでとらえがちであるが、カメラをぶら下げた7:3分けのメガネ日本人がいないのと同様に、そんなイメージ通りのアメリカ人だけじゃないんだ。むしろ、アメリカンドリームとかはごくごく一部の幻想にすぎないんだな。
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筆者にしか書けないであろう、「一般的な」アメリカの現状を切り取ったコラム集。
映画、音楽、芸能人、政治家などなどのニュースを取り上げているのだけれど、そこに今現在のアメリカにはどんな人間がいるのか、どんな思想があるのか、という情報を何気ない感じでまぶしているのが大変面白い。
もちろん、何気ないのではなくて筆者ならではの視点、弱い者は何故弱いのか、自給はいくらくらいなのか、といったところまでをきちんと書いているので、白人貧困層の暮らしが想像しやすいし、だからこそ一気に読ませる力を持っている本だと思う。
なんとなく読んでいたつもりが一気に読破してしまう、そんな良作。
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町山智浩だからこそ書けるアメリカ評。
ここに書かれていることがすべてではないが、今まで思っていたのとは異なる側面を知り、よりアメリカが近くなったり逆に遠くなったりする。
書かれているのはアメリカで起きた事件のことだけだけど、国など関係なく通じる人間の本質をついているようでとても面白かった。
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アメリカのポップカルチャーを好きなんだと意識するようになったのは、多分町山さんの文章を読むようになってからではなかろうか?
前に村上春樹のエッセイで、日本だと大学教授がとんねるずとプロレスが好きというケースはあるかもしれないが、アメリカのアイビーリークなんかの名門校の教職員ではそういったことは考えにくい、というようなことを書いていたが、そこから漏れた、大多数の人たちの興味の対象というか文化を町山さんは丁寧に整理して差し出してくれてるようだ。村上春樹も丁寧に整理して差し出してくれるのはおんなじだけど、町山さんのそれは日常何気なく接しているメディアからは窺い知れないことばかりなので、刺激的だ。
この本のラスト二篇のエッセイ、ハーヴェイ・ピーカーとロドニー・デンジャーフィールド(コメディアン)については町山さんのポップカルチャー愛が溢れていて涙が出そうだった。
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「右翼のバービー人形を黙らせろ」では右翼女性論客の暴言をメッタ斬り。「マフィアのお嬢様、子育て奮闘記」ではマフィアの世界にどっぷりハマってきたお嬢様が子供のためにシャバで暮らそうと悪戦苦闘。
とにかくアメリカは銃とドラッグと虐待による悲惨な事件が多い。もう馬鹿げてて荒唐無稽過ぎるのものもが現実であるという事がコミュニケーションだと考えさせられる
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「キャプテン・アメリカはなぜ死んだか」がおもしろかったので、この人の本をいろいろ購入してみました。ちくま文庫から出ていたのですね。なんか、すげぇ。
本当に、この手の話がつきないすごい国です、USA。
プロレスラーの話がどれも好きです。
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町山智浩を知ったのは、たまたま彼が去年のイチオシテレビドラマ「カーネーション」を褒めていると聞いたからである。それで意識して彼の映画評を読んでみると、かなり私の好みと一致することが分かった。
どうやら、長い間米国暮らしだったらしい。米国事情に精通していながら、米国を批判的に見る視点を早くから持っていたということを、この本で確認したのである。
やっと正統ジャーナリストから堤実香、サブカルチャーからこの町山智浩がその視点を持つ人間として出てきた。遅すぎる感もするが、先ずは祝着。特にこの本は、いわゆるタブロイド紙から見える一般アメリカ人の真実を書いている。
つまり、アメリカンドリームなんて、例外どころか、ドリームを掴みそうな人間を引きずり降ろすような人間がうじゃうじゃしているのがアメリカなのだ、という「現実」を現場の人間だからこそ言っているわけである。
たくさんのカニをバケツにいれておくと、フタをしなくても逃げないという。一匹がバケツから逃げようとすると他のカニに引きずり降ろされるからだ。このカニバケツの話は、突出するものを許さない日本社会のたとえによく使われる。けれども実は、Crab bucket syndrome としてアメリカでも知られている言葉なのだ。(12p)
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@docomo.ne.jp773,377新種丶新入!(^^)!(^_^)v@ezweb.ne.jp号題態ミ☆i丶ベ
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10年程度前のUSA3面記事を紹介した本、と思ってたら、も少し奥深い彼の国の文化紹介本だった。多くの対象人物を知らなかったが、俄然興味が湧き、調べはじめてしまった。このごった煮感が面白い。著者の文章が非常に読みやすく(たまに切れ気味になってたりするが)、かつ情報の凝縮度も高いのも、興味が湧く一因。
どっかで聞いたことのある名前だなぁとうすうす感じつつ、最後の後書き(!)で、そうだ宝島だ、と思い出した。当時のこの雑誌で、氏の名前を覚えていたのだった。こんな文章だったっけ、というのが感想だが、今後別の著書を探して読みたい。
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「アメリカってバカな国だよなぁ」と悪たれながらも、筆者のアメリカ愛があふれ出ることを隠せない本作。鋭いアメリカ批判期待しただけに、ちょっと肩透かし感はあります。読み終わってもびっくりするほど何も残りません。
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ちょっと興味のない話もあったので飛ばしたところもありましたが、アメリカの裏側を見た気がしました。
「アメリカ人は、アメリカが1位になるスポーツしか好きじゃない」っていうのは、すごく納得。