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紙の本
もっと、「半七」! (ちくま文庫 半七捕物帳傑作選)
著者 岡本 綺堂 (著),北村 薫 (編),宮部 みゆき (編)
一見さんも常連さんも楽しめる、「半七捕物帳」の傑作選!後篇も名作ぞろいで、解説対談にもますます熱が入ります。宮部みゆきに、こんな悪者を書いてみたいと言わしめた罪人もついに...
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商品説明
一見さんも常連さんも楽しめる、「半七捕物帳」の傑作選!後篇も名作ぞろいで、解説対談にもますます熱が入ります。宮部みゆきに、こんな悪者を書いてみたいと言わしめた罪人もついに登場。【「BOOK」データベースの商品解説】
収録作品一覧
小女郎狐 | 7−41 | |
---|---|---|
海坊主 | 43−80 | |
冬の金魚 | 81−119 |
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狐や海坊主を信じていた時代のミステリー
2009/10/03 12:25
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かつき - この投稿者のレビュー一覧を見る
北村薫と宮部みゆきによる『半七捕物帳』選集2冊目。
『読んで「半七!」』よりもっとおもしろい選集になっています。
これで打ち止めなのは残念です。
『半七』はご存知のように、明治20年代に、
江戸時代の事件を半七親分が昔語りをするのですが
今回は、「狐」「海坊主」「蛇の化身」など
昔の人が信じていた不可解な生き物の話が
多いように感じられました。
不可解な生き物を信じていた日本人がいた時代と
明治のやや科学が発達した時代と、
それがミステリーの古典となった現代。
3つの時代がラインで結ばれています。
狐や蛇の化身の仕業として、不思議なことを不思議にせず、
半七の謎ときは、近代的な論理に基づいています。
人間が必ず関わっていて、悪さをしています。
こうしてすべてのことが明らかにされる時代の
幕開けを感じるのです。
それは日本のミステリーの幕開けでもありました。