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紙の本
間主観性の現象学その方法 (ちくま学芸文庫)
著者 エトムント・フッサール (著),浜渦 辰二 (監訳),山口 一郎 (監訳)
観念論や唯物論を超え、事象そのものを捉えるためのキー概念である、フッサール現象学の主要概念「間主観性」をめぐるテクストを精選。フッサールが生涯追い続けたテーマを、明解な訳...
間主観性の現象学その方法 (ちくま学芸文庫)
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商品説明
観念論や唯物論を超え、事象そのものを捉えるためのキー概念である、フッサール現象学の主要概念「間主観性」をめぐるテクストを精選。フッサールが生涯追い続けたテーマを、明解な訳文で紹介する。【「TRC MARC」の商品解説】
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2024/02/01 01:20
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:L療法 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は草稿をまとめたものから、さらに整理したもの。
これまで読んできたフッサールに比べて、文章が読みやすいような気がする。
これは翻訳が優れているのではないだろうか。
内容的には相変わらず難しい、事前に『デカルト的省察』を読んでおいた方がいいかもしれない。
原注と訳注があり、原注には全集編集者からの注が含まれている。
面倒でも、いちいち注にあたったほうがいいかも。
(本文を読んで注は注として別個に読むのには向いてない)
自分自身が存在することは、デカルト的に疑い得ないのだが、その自分自身を捉えようとすると、時間の壁が立ち塞がる。
意識されたものはすでに過去であり、我は意識よりも早くある。
などと考えつつ読んでいく。
他者と共にある我。
最後の方に出てくる動物をめぐる文章は、ちょっと引っ掛かりを覚える。動物の意識については、別の現象学的理解があるのではないか。解像度の違いはあるにせよ、ある程度高等な動物には意識があるように感じられる。
先に訳者解説を読む方がわかりやすそう。