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紙の本
格差という虚構 (ちくま新書)
著者 小坂井 敏晶 (著)
格差の問題を前にして、我々は何を求めているのか。人間を選別する〈能力〉とは何か。平等とは何か。人間世界の原罪を追究してきた著者が、世に流布する議論の誤解を撃ち、真の問いを...
格差という虚構 (ちくま新書)
格差という虚構
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商品説明
格差の問題を前にして、我々は何を求めているのか。人間を選別する〈能力〉とは何か。平等とは何か。人間世界の原罪を追究してきた著者が、世に流布する議論の誤解を撃ち、真の問いを突きつける虚構論。【「TRC MARC」の商品解説】
学校は格差再生産装置であり、遺伝・環境論争は階級闘争だ。近代が平等を掲げる裏には何が隠されているのか。格差論の誤解を撃ち、真の問いを突きつける。格差の問題を前にして、我々はいったい何を求めているのか。人々を選別する〈能力〉とは何か――。学校は格差再生産装置であり、遺伝・環境論争の正体は階級闘争だ。だが、メリトクラシーの欺瞞を暴いても格差問題は解けない。格差は絶対になくならないだけでなく、減れば減るほど人間は苦しむ。平等とは何か。平等は近代の袋小路を隠すために我々の目を引きつける囮であり、擬似問題にすぎない。世に流布する議論の誤解を撃ち、真の問いを突きつける、著者最後の虚構論。【商品解説】
学校は格差再生産装置であり、遺伝・環境論争は階級闘争だ。近代は平等を掲げ、何を隠すのか。格差論の誤解を撃ち、真の問いに迫る。【本の内容】
著者紹介
小坂井 敏晶
- 略歴
- 〈小坂井敏晶〉1956年愛知県生まれ。フランス国立社会科学高等研究院修了。パリ第八大学心理学部准教授。著書に「民族という虚構」「人が人を裁くということ」「答えのない世界を生きる」など。
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富裕層は学習できる環境が整っている、これはまぎれのない事実
2023/04/03 21:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
富裕層と庶民の不公平をなくすため、国民全体に同じ教育機会を与えることにした戦後、でも、やっぱり富裕層は貧困層より環境がいいから偏差値の高い学校にいける、これはどうしようもない事実だ
紙の本
人間世界の原罪を研究してきた著者の、最後の虚構論。
2022/05/09 09:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おじゃもんくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
格差とは何か。
平等とは何か。
難しい問題の本、1ページにかなりの量の情報が集約されていて。
なかなか、読み応えのある本でした。
連日、新聞紙上を賑わわせている格差の問題。
現状の問題提起は判るが、格差がなくなる世界について書かれている本は少ない。
平等な社会が、格差がなくなる社会なのだろうか。
学校等が、人々を選別する能力とは何なのか。
遺伝と環境論争は、階級闘争が原因なのか。
それぞれの問題について、各章で詳しく説いて行き。
終章で、すべての問題を集約している。
序章で、格差の何が問題なのかを。
第一章で、学校制度の機能が格差を広げ。
支配と、自己責任論について。
第二章・三章で、遺伝環境論・行動遺伝学の実像について。
第四章では、平等は蜃気楼と書き。
人が人を裁く事と、正義という名の全体主義について。
第五章では、格差の存在理由について革命や暴動の例をあげて。
第六章では、個人と社会の関係について。
臓器国有化の目的とか、ユダヤ人の虚構について。
ユダヤ人って、基準が曖昧なのにはビックリ。
第七章では、主体(意思と行為)という名の虚構について。
ここで、格差について詳しく書かれています。
終章では、諸々の突破口は偶然にあるとの事。
あとがきでは、この本を何故書いたかをかなり詳しく。
一章ごとで、一冊ずつ本が出るほどのボリューム。
物事の本質の、さらに奥を知れた本でした。