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紙の本
反〈絆〉論 (ちくま新書)
著者 中島 義道 (著)
東日本大震災後、絶対的価値となった〈絆〉という一文字。だがそこには他の繊細な精神を圧殺する強制力がはたらいているのではないだろうか。哲学にしかできない領域から、〈絆〉から...
反〈絆〉論 (ちくま新書)
反〈絆〉論
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商品説明
東日本大震災後、絶対的価値となった〈絆〉という一文字。だがそこには他の繊細な精神を圧殺する強制力がはたらいているのではないだろうか。哲学にしかできない領域から、〈絆〉からの自由、〈絆〉への自由の可能性を問う。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
中島 義道
- 略歴
- 〈中島義道〉1946年福岡県生まれ。ウィーン大学基礎総合学部修了(哲学博士)。電気通信大学教授を経て、哲学塾主宰。著書に「私の嫌いな10の言葉」「哲学の教科書」など。
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2019/04/13 22:21
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:十楽水 - この投稿者のレビュー一覧を見る
優勢な物語は、他の物語を圧殺しうる。多数派は、優勢な物語に心地よい涙を流す。読んでいて心が重くなるところもあったが、欺瞞を排する徹底ぶりには脱帽。著者だからこそ、「絆からの自由」も「絆への自由」も説得力を持って説くことができる。どちらも人生の支えになる視点である。著者のような精神の持ち主には今後もその違和感を世に発表してほしい。
以下、忘備録として。
「共同体が窮地に陥った時、緊急事態の名のもとに、人間の思考の質は低下し、感受性や信念の違いは無視され、社会全体の効率的機能だけが求められ、繊細な精神は根こそぎ失われる」。