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紙の本
ザ・ウォール (実業之日本社文庫 堂場瞬一スポーツ小説コレクション)
著者 堂場瞬一 (著)
周囲に新宿の高層ビルがそびえ立つ〈ザ・ウォール〉は、大リーグ好きオーナーの意向が盛り込まれた変形スタジアム。かつての名門「スターズ」は、打者有利の球場に四苦八苦しつつ、堅...
ザ・ウォール (実業之日本社文庫 堂場瞬一スポーツ小説コレクション)
ザ・ウォール
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商品説明
周囲に新宿の高層ビルがそびえ立つ〈ザ・ウォール〉は、大リーグ好きオーナーの意向が盛り込まれた変形スタジアム。かつての名門「スターズ」は、打者有利の球場に四苦八苦しつつ、堅実な采配で試合に挑むが…。野球小説。【「TRC MARC」の商品解説】
低迷に喘ぐかつての名門球団〈スターズ〉は、副都心・新宿の新球場で開幕を迎えた。
そびえ立つ高層ビルと一体化した異形のスタジアムは、
観客増を目論むメジャーリーグ好きオーナーのアイデアを満載。
だが、狭くて変則的な構造は選手に不評で、監督・樋口は采配に苦慮、フロントとの軋轢も生じる。
しかしシーズン後半、投打が徐々に噛み合って、チームは優勝争いに絡んでいく――。【商品解説】
ファンが求める「面白い野球」とは? 「理想のボール・パーク」とは? 野球小説の旗手が放つ、「球場」が主役の革命的一作!【本の内容】
著者紹介
堂場瞬一
- 略歴
- 1963年生まれ。青山学院大学国際政治経済学部卒業。2000年『8年』で第13回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。警察小説とスポーツ小説の両ジャンルを軸に、意欲的に多数の作品を発表している。陸上小説〈チーム〉シリーズに『チーム』『チームⅡ』『チームⅢ』、シリーズ外伝に『キング』『ヒート』がある。その他のスポーツ小説に『大延長』『ラストダンス』『20』『独走』『1934年の地図』『大連合』など(いずれも小社刊)。
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紙の本
スポーツ小説面白い
2023/01/07 23:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:本屋ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
北海道に新しいドーム球場が本当にオープンしようとしている時期に読んだこともあり、リアルで、物語の展開もワクワクする小説でした。駅伝・マラソンものの小説も面白いですが、野球ものも描写が鋭く、あっという間の読了でした。
紙の本
ザ・ウォール
2022/07/08 15:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kon - この投稿者のレビュー一覧を見る
斬新なテーマですね。3つのビルがウォールになった球場、現実にはありえるかな。ホテルは成り立つか。日本ハムの新球場もマンションも近くに立つのであり得るか。オーナーは権力ありますね。日本の監督とはぶつかるでしょう。
紙の本
野球が大好きなので、楽しめました
2022/02/28 09:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ピッチャーの配球や、攻撃の細かい描写が、普段見ているプロ野球と照らし合わせて読んで、おもしろかったです。
あんなに意固地で融通の効かないオーナーなのに、最後は拍子抜けしましたが…。
男の世界は、意外と面倒臭いものなのかなあ?と感じました。実際のプロ野球でも、「監督、ひいきしてない?」と思ったりするので。
紙の本
球団マネジメントの現場も盛り込んだ野球小説!
2024/02/14 18:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:YK - この投稿者のレビュー一覧を見る
プロ野球を題材にした小説ですが、主人公は監督とヘッドコーチの二人です。IT系企業に買収されたプロ野球球団スターズは、親会社社長で球団オーナーの沖の言動に振り回されます。沖は巨額に費用をかけて都心新宿にオフィス、ホテル、商業ビルの高層ビル群と一体となった新球場「新宿スポーツコンプレックス」を建築し、その新球場での新シーズンのチームの指揮をかつて沖のもとで5年前に監督を馘にされた因縁のある樋口に任せます。樋口は自らが心を許せるヘッドコーチとしてかつての同僚沢崎を招聘します。
大リーグ通を自任する沖は、2番打者最強論だの、ホームランによる派手な攻撃の方が観客受けがよいだの、現場の選手起用にまで口出しします。監督の頭ごなしに選手に直接プレーの指示を出したり、「勝たなくても客は呼べる。アマチュアチームを運営しているわけではない。設けてこそプロ」と公言して憚らない癖のある沖の下で、監督の樋口とヘッドコーチの沢崎が、チームをまとめシーズンを戦う様子が本小説の柱になっています。
シーズン途中での解任をちらつかせる沖に対して、チームは徐々に順位を上げ、そしてシーズン最終戦で優勝を掛けた1戦に臨みます。果たして、櫃口は優勝を手土産に沖に対峙できるのか…。
本書主人公の監督樋口、ヘッドコーチ沢崎は、著者による過去に発表された「ラストダンス」、「焔」の主人公として現役時代が描かれており、それらの作品からの伏線も楽しめる構成となっています。
前半部分は沖と樋口、沢崎との対立構図を描くことに軸足が置いてありますが、優勝を掛けた最終戦は本書のラスト100ページ近くを割いて描かれており、プロ野球球団のマネジメント部分を描く前半、プレーを描く後半ともに読み応え十分でした。