紙の本
元気をくれる!
2016/12/18 00:07
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投稿者:AKIKO - この投稿者のレビュー一覧を見る
ちょっと周りに恵まれすぎてるかなと思う部分もありましたが、そういう縁を呼ぶのも、主人公が努力をして頑張っているからとも思えました。
読んでいて元気になれる、私も頑張ろうと思える本でした。
ずんずん進み、最後の解説も私には興味深かったです。
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書店ガールでおなじみの作者の原点。自身の15年に及ぶ出版社勤務の経験を活かした作品。
前半は本当にむかむかと気分が悪く、腹の立つ展開。
後半は主人公・和美の逆転攻勢…に見えるのだが、実は違う。
結局、人間関係や根回し下手で、実直に仕事に取り組んでいた和美が周囲の意見に耳を傾けたり、上司の立場を慮ったりという組織人としての成長を遂げ、周囲とも瓦解して一件落着。。と見えた。
つまりは仕事の能力よりも組織の一員としての振る舞い方や、管理職として部下や後輩を育てたり、多くの人脈を持つ人間が社会を勝ち上がっていくものだと示唆されているような気がした。
ごもっとも。能力主義など日本社会では夢物語。
いつの間にかワーキングマザーというもうひとつのテーマはどこかに雲散霧消していたのはいかがかとは思うが。
正直、小説に非現実…実現できない夢を見たい私のような人間…それも人間関係に苦しみ続けている人間には、ちとつらい現実を見せられてしまったのではあるが、それでも和美の周囲の、一度は組織の片隅に追いやられたかに見える個性的な面々の意外な能力や鋭い視点、それぞれの得意分野で育んだ人とのつながりなど、見どころは多くて飽きない。けっこうわくわくして読んでしまった。
私も出版社勤めだったから、どれほど泥臭い現場か少しは知っている。やるせないなあ。
個性的な面々が時折口にする、雑誌の販売戦略についての意見は、なかなかにポイントを衝いていて感心させられた。
良くも悪くも感情をかき乱されたので、読後感とは関わりなく星4つ。
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冒頭、突然の理不尽な降格人事に和美と一緒に憤り、あっさりと引き込まれました。とっても読みやすくて、展開も面白いのですぐ読めちゃいます。
降格人事から、色々と和美も成長していき、最後には成功し爽快な読後感。ちょっと上手く行きすぎな気もしましたが、フィクションだし、元気が出る内容でよかったです。
そして何より、和美の作ったワーキングマザー向け雑誌を読んでみたい!すごくよさそうな雑誌っぽいんですよ。
お仕事小説として面白いと思いましたが、私の期待したワーキングマザーと言う目線がいまいち弱かった気がしました。娘が小学1年生で、学校でトラブルがあったりするのですが、とってつけたような印象。一応子どものことも少し書いておくか的な・・・
和美はお仕事をバリバリして、残業も多いので家庭の描写も少なく、いまいちワーキングマザーっぽさが感じられず。たまに学校に行ったら、たまたまPTAの役員の方が困っていて手助けしてあっさり感謝されるとかいう部分も取ってつけた感が^^;
和美はどっちかと言えば仕事に重点を置いた生活になっているのですが、仕事と家庭と半々ぐらいの生活を読みたいんですよね。(単に自分がそうだから、それで共感したいだけだと思います。)
でも、ワーキングマザーの部分に過剰に期待しなければ、十分面白かったです!
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面白い。フルタイムで働く女性として、タイトルに惹かれて買い、その日のうちに一気読みしました。
組織で起こる理不尽な仕打ちに負けない強さ。
「辞めない、奴らが辞めろと思っているなら、辞めない。
このまま引き下がってたまるもんですか。
このままでは、絶対に終わらない。
絶対に見返してやる。」
このセリフには、意地とともに強烈な意志の強さを、感じました。
ただ、後半にもう一波乱あるかと思っていたら、トントン拍子に最後まで進んでしまい少し拍子抜けしました。そのため、星4つです。
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【編集者の「倍返し」は周りに歓喜をもたらす!】
小学生の娘を持つワーキングマザーの主人公が出版社の中で、組織に敗れそして再生するお話。
著者自身が出版社で15年の経験があり、2児の母。
実体験から描かれる出版社の組織事情はすごく面白かったし、こういう足の引っ張り合いやメンツはどこにでも共通するのでしょう。
周りの人と協力しながら、意外な力が生まれて、ひとつの企画が誕生し日の目を見る描写は圧巻。
まさしく「集めて編んで完成する編集」。
著者が全国書店100店舗をまわり自著の営業と書店員インタビューをしてまわったブログも必見!
http://aonokei.cocolog-nifty.com/syoten/
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最初の数ページを読んだ時は読み始めたことを後悔した。図書ガールを読んだ後でもありこの後の逆転劇を感じていても、主人公にのしかかる悲劇は読んでて辛いものでした。負の連鎖はその後全編の約半分近く続き、予想通りの展開。しかし前半の痛めつけもあってとても心地よく読みすすめることができる。いくらなんでもうまく行き過ぎでは?と思わなくもないが、本来の主人公のポテンシャルが手繰り寄せた幸運なんだと思い納得しておく。この物語はワーキングマザーを応援する雑誌作りを題材にしたワーキングマザー応援小説という入れ子構造なんだと、読み進めて気がつく。
それにしても雑誌刊行のプロセスがよくわかりますね。出版社のお話だけに編集者の協力ひとつで業界事情はお手のものでしょうね。
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大手出版社が舞台のワーキングマザーのお話。
後半の新しい雑誌を立ち上げるあたりからワクワクしてページをくる手が止まらなくなった。
うまく行き過ぎて、肩すかしをくらった感はあるけれど、たまにはこういう王道のハッピーエンドもいいかも。
文章が読みやすくて、読後感もスカッとした。
ただ、主人公は「ワーキングマザー」なのでもう少し母親としての苦労や葛藤を書いてほしかったかな。
あとがきに女版「半沢直樹」のような作品とあったが、そんな感じです。
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働くお母さんであり雑誌編集者の奮闘ぶりが面白かった。
何といっても働くお母さんは大変なのだと思う。
母親ではあるが仕事人という意地が自分を突き動かしていくのだろうし、やはり仕事が好きが辞めない大きな理由。
前半はこれでもかの仕打ちにめげたが、後半の猛反撃ぶりはちょっとした爽快感があった。
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私が好きな女性が仕事をがんばる本。
編集者。金銭面で余裕ありの家庭。
一気に読み進めたので楽しい本だとは思うけど
笑う場面がなかったのと
主人公にどっぷり共感できなかった。
会社の立場、旦那さんの思い、子どもの気持ち
それぞれの場面でそれぞれに共感。
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ワーキグマザーの奮闘記。
自分とは全く違うので、共感できないなぁ。娘の「働いてるママが好き」っていうことば。本当なのかなぁって。
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ワーキングマザーの奮闘ぶりがリアルに描かれていて、読み応えがあった!
会社という組織にある意味「はめられた」主人公が、実績を持って反撃する様はスカッとした!
活気のない部署に異動させられて、その中でも腐らず、周りを巻き込んで仕事をする姿はカッコいい。
著者のデビュー作とは思えない。面白かったー!
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雑誌編集者のワーキンクマザーが主人公。
主人公以外の言い分は書いてないのでわからないけど、主人公からしたら理不尽と思える降格&異動から奮起していく内容にはパワーをもらいました。
同じ会社で働く夫と主人公が夫婦喧嘩したときに娘が母親を擁護した場面では公共の場にも関わらず、泣きそうになって大変でした。
後半、ちょっと上手く行きすぎじゃない?と思える流れもあったけど、読み終わったあとはスカッとします。
前半は読むの少しつらかったけどね。
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2016.5.25
タイトルに惹かれて購入。辞めたい、辞めたくない、辞められない…とぐるぐるしていた時期に買った。
読んでみたらそれはまぁ感情移入しまくりで
浅賀部長や岸本に殺意を覚えたし、夫にも苛立った。
それでも負けずに戦う主人公、最後は本当に爽快!
男社会で女が成り上がるにはまだまだ弊害が多いけど、女だからこそのきめ細やかさや柔らかさで、勝ち取っていける部分はたくさんあると思う。
そんなことを改めて思い、また仕事がんばるスイッチを入れてくれた本でした。
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年代的にも経験的にも共感できる部分が多かった。
しかし、こんな理不尽なことが本当に世の中で行われているとしたら切ない。
そして、這い上がったこの主人公は強いし、やはり元々能力が高いのだろうと思った。
人とのつながりの良い面と嫌な面の両方を味わえた。
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【エール!1】を読んだ後だったので
丁度続きみたいな感じで良かった。
エールで短編読んで、これで長編みたいな感じ。
バリバリ働くワーキングマザーの話。
主人公、最初はガミガミちょっと嫌な上司だったんだけど
理不尽な人事に同情・・・。
最後はうまく行きすぎだけど、スッキリ!逆転して
良い終わり方だったな~♪