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紙の本
徳川家康 トクチョンカガン (実業之日本社文庫)
著者 荒山 徹 (著)
16世紀末、豊臣秀吉率いる日本軍が朝鮮半島を侵攻した。朝鮮の義勇軍に参戦していた僧兵・元信(ウォンシン)は日本兵に捕えられるが、処刑されず鉄仮面を被せられ、日本に連行され...
徳川家康 トクチョンカガン (実業之日本社文庫)
徳川家康 トクチョンカガン
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商品説明
16世紀末、豊臣秀吉率いる日本軍が朝鮮半島を侵攻した。朝鮮の義勇軍に参戦していた僧兵・元信(ウォンシン)は日本兵に捕えられるが、処刑されず鉄仮面を被せられ、日本に連行される。捕虜となった元信は身も心も「日本人」になるよう教育を受け―朝鮮出兵で、関ヶ原の戦いで大坂の陣で何が起きたのか。確かな歴史眼と壮大な奇想力で描く傑作時代エンターテインメント。【「BOOK」データベースの商品解説】
16世紀末、豊臣秀吉率いる日本軍が朝鮮半島を侵攻した。朝鮮の義勇軍に参戦していた僧兵・元信(ウォンシン)は、日本に連行されて捕虜となり、身も心も「日本人」になるよう教育を受け…。傑作時代エンターテインメント。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
影武者徳川家康よりも理に勝るが
2017/08/04 23:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:わびすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る
影武者徳川家康の矛盾点や欠点を合理的に修正した内容は面白いが、小説のクオリティは圧倒的に隆慶一郎に軍配が上がる。ダジャレや忍術の荒唐無稽さなど、脱力感すら受ける。気軽に読むには良い作品かも。
紙の本
隆慶一郎氏「影武者徳川家康」のパロディ本?パクリ本?
2013/01/06 11:25
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
つまらない小説でした。
関ヶ原の戦いを前に突然死した家康を、その後、影武者が見事に演じていくというストーリー展開に、最初は引き込まれていきました。良い本を買ったと感じ入ったほどです。ところが、よほど後ろめたかったのでしょう。なんと本書の中で、ネタ本の存在を明示したのです(171ページ)。調べてみると、ネタ本は隆慶一郎氏の最高傑作らしいではありませんか!本書に対する関心が急速に冷めてしまいました。
さらに告白した辺りから、本の内容自体も乱雑になっていきます。つまり、話が突然途切れたり、呆気なく勝負が決まったり、登場人物の心理描写や感情表現が足りないため淡々と時が流れたりと散々です。全く話に広がりがありません。この辺の事情は作者本人があとがきで吐露しています。「後半、坊主を主人公にしたことが、仏教についての勉強不足もあり手に負えなくなってきて・・・(567ページ)」。なんか言い訳がましいですね。
盗作と言われない程度に肉付けを変え、ネタ本どおり話を展開すれば良いと考え、安易に書き始めたのでしょう。ところが、自分の時代見識のなさや力量不足から肉付け(誤魔化しとも言う)を続けることが難しくなり、乱暴な内容進行となってしまいました。
しかし、「パロディ」と「パクリ」の境界線ってどの辺りにあるのでしょうか?考えさせられる小説です。ただ「ネタ本を読みたくなる」という意味では、ネタ元にもメリットがあるわけで、殊更問題にはならないのかもしれません。コロッケと美川憲一との関係のようなものでしょうか。ただ、隆慶一郎氏の死後に本作を発表した荒山氏は卑怯だと思います。
いずれにしても「能力の枯渇」は恐ろしいですね。おそらく、荒山氏は今後大した作品は書けないでしょう。本人も薄々感じているようです。「書き手にとっては厳しい時代となるかもしれませんが・・・(572ページ)」。ある意味正直な方でした。