紙の本
かっこいい「生き方」がここにある。
2011/10/10 07:30
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のちもち - この投稿者のレビュー一覧を見る
携帯電話事業参入、Yahoo!Japan、プロ野球...ここ数年で「ソフトバンク」って名前が急激に露出が増えて、孫さんの露出もそれに伴って増えている。増えているけれども、そもそもソフトバンクって?孫さんってどういう人なんだろうか?ってあんまり知りませんでした。同じように「急激に露出した」ホリエモンとの違いってなんだろう...本書を読む限りでは、「インターネットによる情報革命」という展開を軸としている点では変わりありません。孫さんが、事業展開を「革命のための社会インフラ」を整備するため、としているのと、もう一方が「金もうけ」によるものとの違いでしょうかね。ただ、孫さんにも「金もうけ」の意図があるだろうし、堀江さんにも「インフラ=社会貢献」の側面はあったかと思います。あとはもう、彼らが持っている「人としての」見られ方、という点になるのかもしれません(「情報」「インターネット」とは対極にある要素かもしれませんけれど)。
一気に名をあげたソフトバンク。その中心人物・孫正義氏の、高校中退からアメリカ留学、そこで目覚めたビジネス感覚、そして従来のビジネス常識を打ち破るスピード感を持った拡大展開...多くは孫さんの「ヒト」の部分にスポットが当てられています。ビジネスでの展開(たとえば買収や撤退)については淡々と事実を記載。それゆえに、歴史上の人物を書いた「伝記」のような感覚になります。400ページに迫る「分厚さ」ですが、その人物が魅力的であることが伝わってくるので、短時間で読めちゃうほど。
そんな文章的な展開も手伝いますが、本質は、孫正義氏に備わった魅力、なのだと思います。事業を実行すること、「情報革命」を起こす側の一員となることにまったく迷いがないこと、成功したと思われる今でも先を見続けていること。特に「インターネットというインフラ」という点については軸がぶれていません。考えてみれば、携帯市場だって、NTT、KDDIという「巨大企業」と真っ向勝負をかけて「純増数トップ」という位置を獲得しています。数年前に数人で始めた会社が、という事実を改めて考えると、自分にもなんかできるんじゃないか、っていう気持ちが湧いてくる。孫さんは「才能」はもちろんだけど、「努力」と「信念」で進んでいる方なので、余計にそういう気もちをもらえます。
ご本人ではなくて、親交のある作家の方がフラットに書いているスタイルも、孫さんの魅力を伝えています。ソフトバンクの名前を目にしない日がない、そんな今、読んでみるとビビッドに伝わってくるものがある。
【ことば】たとえばリレー競技で、ビリでバトンを受け取ったときこそ「わくわくする」と孫は言う...必ず追い抜く...ついには一番になる。
孫さんはけして、「見せ場」としてこういう場面を想定しているのではありません。携帯電話事業がまさにこれに当てはまりますが、「相手が二十年かけてやってきている」ことを尊重しつつも、「ならば自分たちは十年で成し遂げなければ」と、「ビリで受け取る」ことを刺激にして、自分たちを奮い起こす原点に置きます。これが原動力であり、この気持ちを持ち続けることが、成長、拡大につながる。
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孫正義の生まれてから今現在までの「生き方」というか、「生き様」を知れる本書。
一言、凄い。
あんな生き方がしたい。
できるかな?と思うが、しなければならないのだろう。
しなければ読んだ意味がないのだから。
己が信じる道を突き進むのみ。
やってやるぜ。
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やっていることがあっているか、正しいか、本当のことを書いているのか?を別にしても、この本は読んでいておもしろかった。
どうしてこんなに行動力があるのだろうか?
考えてしまうのはこの人だからこんなに行動できたのかどうか・・・。
頭は良いだろう、でもどこか頭の回路がものすごく短絡している部分もあるんだろうなと考えてしまう。
凡人が経由するはずの回路(保身、怯え、あきらめ)に電流が流れていない。
うらやましいと思うと同時に自分ならどうする?できる?そう考えてしまう。
考えるよりも行動したほうがいいのだろうけど。。。
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以前も孫正義の本を読んだことがあり、だっぶたエピソードも。それにしてもこの人の行動力、パワーは尋常じゃないですね。巻末の解説はファーストリテーリングの柳井氏。彼が書いているように、この本を読んですごいなで終わるのではなく、行動せよ。そのとおりですね。「志高く」生きたいものです。
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2007年に発売されたものを
4年も遅れて読んだことに後悔。
ただ、自分を磨くと強く思い、
いくつかの偉人の本を読みました。
その中で絶対に読みたいと思っていたのがこの本です。
読んでいると、織田信長列伝や、大河ドラマを読んでいるような
凄まじいものを感じました。
織田信長と同じく、孫正義は次元の違う雲の上の存在に感じられました。
おおよそ真似のできない、
世紀にひとり誕生するかしないかの
ような偉人です。
20世紀、工業製品は瞬く間に誕生し、
電化製品は、いまもこれからも進化を続けている。
自動車も同様。これらは、松下幸之助、本田宗一郎の手によるもの。
毎日使用することが欠かせない、PCとインターネット
あれもこれもその時代を作ったのが、この孫正義。
読んできた幾多の本は、BookOFFに手放してきたが、
ノルウェイの森同様に、一生私の本棚に置いておきたい本です。
必ず歴史に残る人物です。
そんな人物と、下々の僕は到底、接点は持てないであろうが、
同じ時代に生きていることが幸せに思います。
孫正義ほどの志の高さは持てないが、
小さくともなにか「成し遂げてやろう」と思いました。
書いたのが、孫正義本人ではなく、第三者である井上さんが書いたことにより、
孫正義本人では、おおよそかけない部分も魅力あります。
「最初に孫正義に会った時の印象はどうだったか?」など、
あらゆる経緯を、ビルゲイツやその他相当な実力者に話が聞けています。
My treasure Book のひとつになりました。
こんな良い本に出会えて本当に幸せです。
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試験勉強の合間にと思って買ったら、面白すぎて一気に全部読んでしまった。わお!
iphone版を買ったのだが、いつでもどこでも見れて最強に便利。やはりこれからは電子書籍の時代ということを感じた。
内容としては、めちゃくちゃ熱い。
昔から、孫さんのことは大好きだったがさらに大好きになった。
(むしろあまりにすごすぎて、ちょっと誇張してあるのではと思ったぐらいだ。)
「大志」を抱き、「事」をなしている人物だ。僕も孫さんのようになりたいとおもった。
がんばるぞーー!!!
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「志定まれば気盛んなり」この言葉を具現化したのがまさに孫正義。
今は単なるプロセスに過ぎないで、使命を成し遂げる(死ぬ)までのデコボコは全部誤差に過ぎない。
かっこいいなぁ。あんな志高い、孫さんも小さな成功を重ね、小さな自信を積み重ねたからこそのあの強さがあるんだと言う事を深く学んだ。
成功するのに大事なのは、自信を実感することだなぁ。
おれだって志高くしてやる。野心をもってやる。人を幸せにしたる。
<以下気になった文章引用>
・人生は短い。若いうちに行動しなければ後悔する。
・人生は限られている。だからこそ、思い切り生きなくては。
・生きるんだったら、ああいううふうにしたいんだ。
・決意はあくまでも突き通すのだ。考えるだけなら誰でも出来る。
・人類の歴史にのこるようなことをしたい。みんなと同じことをしていてはとても歴史に名を残す事はできない。
・これを一年間やったおかげで大きな自信につながった。
・相手がいきなりどんな質問を浴びせてくるか、はじめから問題にしてくれない場合、どんな断り方をしてくるか、徹底的に対策を練った。
・「夢をもつことが新製品開発の第一歩」
・今の時代では、信長のように戦略的に世の中を変化させられる事業家というのは、ほとんど見当たらない。
・本当に大事なのは先を見る洞察力だ。
・損(孫)しても正義
・このままだと人生に失敗したという想いが離れなくなる。負け癖がつくぞ。
・短期的には紆余曲折あります。でも、50年、100年経って、振り返って理解されればそれでいいんじゃないかと思う。
・もっとも重要な3つのこと。一番目が志と信念。二番目がビジョン。三番目が戦略。
・どういう状況においても絶対に致命傷を負わないようにと、絶えず心がけてきたんです。
・自分の人生が元気なときにやれる間尺のなかで、ぼくは時間を買うんだ。
・志があれば、金は天下のまわりもので、なんとかなる。考え抜いていれば、金は調達できる。
・人生で一番悔いが残るのは、挑戦しないこと。
・若いということは成長するということ、成長できるということです。
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iphoneで読了。なんだか目が悪くなった気がする。笑
現代の偉人の学生時代に興味津々。行動力というか、発想がおもしろいな。
けど、その裏にはアイディア磨くための確かな努力があって、そして何よりも孫さんの熱意が人を動かして行く過程にしびれた!
孫さんが最も重要な3つのこととして挙げている、「志と理念」「ビジョン」「戦略」を自分の中で咀嚼して、今後を描く糧にしようと思います。
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孫さんのことは、TV Newsで存在を知るぐらいでした。今回の震災に対する孫さんのツイッターを見て、孫さんに関する本を読みたくなりました。ビルゲイツは西さんではなく、何故、孫さんを選んだのか?三谷さんと堀江さんが球団を買う時は揉めたのに、何故、孫さんが買う時は揉めなかったのか?スティーブ・ジョブズがiphoneを何故、孫さんに託したか?その答えが朧気ながら、解ったような気がします。孫さんの震災に対する取組みも、孫さん所以なんだと・・・。この本は孫さんの歴史書。「弟さんの受験勉強」のくだりと最後の「解説」にはドキリとさせられました。
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孫正義氏の高校~大学時代のエピソードには度肝を抜いた。
心のどこかでアクセル踏みながらブレーキ踏んでる自分がいた。
戦略・戦術の前に、志や想い、そしてビジョンが大切であることを改めて認識した。
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こういう本をもう少し早く読んでおきたかったなというのが第一の感想。
孫さんは努力家で行動力もすごくある方だというのがよく分かりました。
かといって人生がそんなに順調にいっているわけでもなく、苦労していることも多々あります。
だからこそ今の孫さんがあるのかなあと。
ビジョンをしっかりと見据えていて素晴らしいと思いました。
また、失敗をただの失敗に終わらせない所にも。
自分もこの本をただ読むことで終わりにするのでなく、今後の人生に活かしていきたいと思います。
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いろんな人からのオススメされていた一冊なので、読んでみた。
まー、あれよね。
あとがきでユニクロの柳井さんが「この人は天才なんかじゃない。これを読んだ人は挑戦する心を持ち続けて欲しい」的なこと書いてたけど、この人は間違いなく天才。
人間性ある部分も結構書かれてるし、元々この人のことはそんなに嫌いちゃうかったけど、この本はちょっと孫さん万歳な感じがありすぎて・・・・
んで、なにもかもがうまいこといきすぎてて、途中から食傷気味になったわw
全体通して感じたのは、この人の志の強さ。
いろんなことに挑戦するし、結構やりたい放題。
やけど、目的がはっきりしてるし、芯がブレない。
多分、この人の部下やったら「こじつけやんwww」って言いたくなるんやろけどなwww
けど、なんやかんやで、この人かっこいい。
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序盤は文体が司馬遼太郎を真似しすぎて少々嫌悪感を感じました。しかし、孫正義がどういう人生を辿ってきたかがよくわかる本です。一言、すごい。彼ほどの成功を収めるためにはここまでしなければならないのか、と思いました。同時に、自分がいかに限界までやりきれていないかを感じました。孫正義を見習い、もっと精進していきます。
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孫正義という人物の凄さを知ることのできた一冊。
世間からバッシングされようとも彼の目指すべき「志」は、誰にも止められないことがこれを読めば良く分かります。
幼少時代から彼に影響を与えたであろう人物を詳細に記されており、取材された著者の労が感じられた。
ただ、凄いとだけしか感じられず、今の自分に直接響いてきたのは、
「自分の志って? 今までの人生ブレブレじゃん。良く見つめ直してね……」
小さな自分を感じさ、考えさせられる良書。
人生の突っ走り方に悩む20代の若者に是非読んで欲しい!
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すごく志が高く、強固な意志で突き進んできたことはよく分かりました。ただ、何なんだろう、淡々と出来事が描かれていて感情移入できない感じは。最近読んでいないけれど、伝記モノはこんな感じなのであろうか。小説ではないからそういうものなのかなと、自らに言い聞かせつつありますが。
最後の解説にあった、柳井正氏の文章は痛いトコついていますね。
「孫さんのサクセスストーリーを読んで感動したり、刺激を受けたりするだけではだめ。孫さんがこういうことをやったのなら、自分も何かできるんじゃないかと考えて行動すること。」