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紙の本
水を打つ 4×100 上 (実業之日本社文庫 堂場瞬一スポーツ小説コレクション)
著者 堂場 瞬一 (著)
競泳自由形の日本記録を持つ矢沢大河は、前回の五輪の4×100mメドレーリレーでは僅差でメダルを逃がし、雪辱を期している。そこに現れたのが高校3年生の小泉速人。不穏当な言動...
水を打つ 4×100 上 (実業之日本社文庫 堂場瞬一スポーツ小説コレクション)
水を打つ(上)
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商品説明
競泳自由形の日本記録を持つ矢沢大河は、前回の五輪の4×100mメドレーリレーでは僅差でメダルを逃がし、雪辱を期している。そこに現れたのが高校3年生の小泉速人。不穏当な言動で選手の反発を買う小泉は、新型水着「FS‐1」を身につけて好記録を叩き出す—個人競技におけるリレーとは何か、ツール(水着)とは何かを迫真の筆致で描く問題作。【「BOOK」データベースの商品解説】
競泳メドレーリレーを舞台に死闘を繰り広げる男たちのドラマ 傑作スポーツ小説をラインナップする「堂場瞬一スポーツ小説コレクション」の第一弾は、特別書き下ろし競泳小説。自由形の日本記録を持つ矢沢大河は、前回の五輪のメドレーリレーでは僅差でメダルを逃し、雪辱を期している。そこに現れた高校3年生の小泉速人は新型水着を身につけて好記録を叩き出すが——個人競技におけるリレーとは何か、ツール(水着)とは何かを迫真の筆致で描く問題作。
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書店員レビュー
2010年10月創刊...
ジュンク堂書店福岡店さん
2010年10月創刊の実業之日本社文庫。その創刊ラインナップより1点紹介させていただきます。
本作の主人公は矢沢大河という25歳の自由形の選手なんですが、それとは別に、上巻では矢沢の先輩である、前回のオリンピックの銀メダリスト・今岡がクローズアップされています。若手の台頭と、29歳という競泳選手として老境に差し掛かった年齢により、苦戦を余儀なくされている今岡。そんな彼の記録が伸びないことへの焦り、ちらつく引退の二文字など、「選手生活の終わり」というものを意識させる描写が随所に見られます。これは中学や高校が舞台の小説では描けない部分ですね。
堂場瞬一さんと言えば警察小説で有名な方ですが、実はデビュー作は本作と同じスポーツ小説なのです。それゆえというべきか、非常にしっかりと競技が描写されており、凄まじい吸引力で一気に読まされてしまいました。いやこれは本当に熱い!!
……実はこの書評を書いている2010年10月12日時点では、まだ下巻が発売されていません。当然まだ読んでいないわけですが、上巻がこれだけ面白いのですから下巻も面白いこと請け合いです。というか下巻早くプリーズ!!
文庫 崎村