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- カテゴリ:一般
- 発売日:2022/06/08
- 出版社: 実業之日本社
- サイズ:19cm/296p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-408-53806-8
読割 50
紙の本
カレーの時間
著者 寺地 はるな (著)
ゴミ屋敷のような家で祖父・義景と暮らすことになった孫息子・桐矢。カレーを囲む時間だけは打ち解ける祖父が、半世紀の間、抱えてきた秘密とは−。終戦後と現在、ふたつの時代を「カ...
カレーの時間
カレーの時間
05/02まで通常1,760円
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商品説明
ゴミ屋敷のような家で祖父・義景と暮らすことになった孫息子・桐矢。カレーを囲む時間だけは打ち解ける祖父が、半世紀の間、抱えてきた秘密とは−。終戦後と現在、ふたつの時代を「カレー」がつなぐ絶品“からうま”長編小説。【「TRC MARC」の商品解説】
僕の祖父には、秘密があった。
終戦後と現在、ふたつの時代を「カレー」がつなぐ
絶品“からうま”長編小説
ゴミ屋敷のような家で祖父・義景と暮らすことになった孫息子・桐矢。カレーを囲む時間だけは打ち解ける祖父が、半世紀の間、抱えてきた秘密とは――ラスト、心の底から感動が広がる傑作の誕生です。
【感動の声、続々!】
「ひとの持つどうしようもなさ、そこから生まれる愛おしさ。味わい深く余韻ある作品」――町田そのこさん
「あの時代を生きてきた祖父と、この時代を生きているぼく。どうしようもない噛み合わなさと、どう向き合うか。いま必要なテーマをじっくり煮込んだこれぞテラチ風味の極うま長篇」――瀧井朝世さん
カバー撮影/山本まりこ【商品解説】
著者紹介
寺地 はるな
- 略歴
- 〈寺地はるな〉1977年佐賀県生まれ。「ビオレタ」で第4回ポプラ社小説新人賞を受賞しデビュー。「水を縫う」で第9回河合隼雄物語賞を受賞。他の著書に「夜が暗いとはかぎらない」など。
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紙の本
味わい深いカレーのような人生
2022/08/28 10:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:GORI - この投稿者のレビュー一覧を見る
ある意味いい意味で期待を裏切られた物語。
生きることが大変で、家族を守るために食べるために必死に仕事をした祖父。
そんな祖父が嫌いで嫌悪している娘3人。
一人暮らしが心配になった祖父と唯一の男である孫が同居する。
祖父の家が不潔で住むのは絶対無理と反応した孫の気持ちも分かる。
男だったら、女だったらと、説明無しで何事も決めつけてしまう祖父の気持ちも分かる。
本作では決して分かり合えない二人の間を、まずは隣家の葉月さんが取り持って同居が始まる。
葉月さんに一目惚れした孫桐矢くんの恋の行方も楽しみ。
祖父の生きてきた時代を丁寧に描いている。
突然家を出ていった妻の秘密も終盤明かされる。
物語の展開も面白く、家族の人たちのそれぞれの抱えているものが、複雑なカレーのようにいい味を出している。
紙の本
実は初めて読む作家さん。もっといろいろ読んでみたい。
2023/10/07 15:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
一人暮らしの80歳過ぎの父親の暮らしぶりが心配になった、3人の娘たち。しかし、彼女らと父親の関係は最悪で、だれも深入りしたくない。
そこでと、無理やり同居させられるはめになったのは、孫息子25歳。
男同士だからというザックリした理由でそうなったのだが、神経質な彼は、ゴミ屋敷のごとく不潔な祖父の家に住むの超ストレスで...。
隣家の葉月さんとカレーが、相容れない二人を少しずつ少しずつ繋いでゆくのが、心地よい読み心地。
美味しいカレーを味わったように味わいのある読後感でした。
紙の本
珍しく
2023/02/12 10:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者さんにしては珍しく、一人の人の人生にずっとフォーカスした作品。
カレーもうまく使われてて、スパイスの効いた作品になってる。
電子書籍
味わい深い家族の話
2022/11/12 21:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Masetto - この投稿者のレビュー一覧を見る
第二次世界大戦の頃不遇な子供時代を過ごし、大阪で就職、見合い結婚し娘が三人。80歳を過ぎてひとり暮らしの祖父と三女の息子ちょっと神経質な25歳が同居する話。あの時代にごく普通の生活、家族、親子だったのに、ちょっとかけ間違えたボタンみたいなのがあって、それが明らかになって行く。味わい深く、ああこれが人生だなと思わせる小説。
紙の本
カレー
2022/08/17 15:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なま - この投稿者のレビュー一覧を見る
カレーの時間というタイトルからお料理の物語かと思って読み始めたが、全く違っていました。僕のおじいさんには、カレーについての秘密があるという展開で、味わい深い作品だと思いました。
紙の本
祖父と男孫
2022/09/02 01:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
カレーがうまくきいている小説です。終戦直後の世界と、令和の今をうまく対比するカタチで、描かれています。祖父と男孫の関係もいいな。その絆を、つなぐのは、カレーなんだけど。