紙の本
身近な問題
2019/03/25 19:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:真太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今、日本でしなければならない政策を新人国会議員のキャバ嬢でもある小町と、世襲議員の遼子の痛快なバトルが繰り広げられてますが、内容は本当に子どもたちの安全安心の未来を創ろうという身近な問題提起でもあり、実話なのではと思うほどリアルです。終わり方が続編ある感じなので待ちたいです。
紙の本
政治家に読んでほしい
2019/06/03 18:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
「女性には三人くらい子供を産んでもらわないと」
よく政治家からこういう発言を聞くけど、あの人たち現実がわかってないよね。
それを再確認できる作品。
投稿元:
レビューを見る
+++
「法律を変えて、予算を勝ち取る―それができるのは、国会議員だけなのよ」。野党・民衛党から出馬し、初当選した芹沢小町は、「現役キャバクラ嬢」にしてシングルマザー。夜の銀座で働く親専門の託児施設を立ち上げた行動力と、物怖じしないキャラクターがメディアで話題となり、働く母親たちから熱い支持を集めたのだ。待機児童、保活、賃金格差、貧困…課題山積みの“子育て後進国”ニッポンに、男社会・永田町に、小町のパワーは風穴を開けられるのか!?吉川英治文学新人賞作家が挑む、新たな地平!
+++
働く母親と子どもたちにまつわる問題が、具体的に描かれていて、問題点がよくわかる。さらに、国会議員としての駆け引きや、議員として生き抜いて初心を貫く難しさなど、国会議員としてのサバイバルのすさまじさもよくわかる。そんななか、現役キャバ嬢という色物としてのキャラクタを逆手にとって、荒波を渡っていく小町のしたたかさと、良い意味での計算高さがカッコいい。無責任なマスコミや、敵対する与党の女性議員との関わり方も、格好良すぎる。こんな志の高い議員が増えてくれれば、暮らしやすい国になるのになぁ、と思わされる一冊だった。
投稿元:
レビューを見る
ど真ん中の直球勝負、かと思いきや、最後にストンと落としてゲームセット、だと。
いずれドラマ化されるかな。
それはさておき、奥付の著者略歴に64年生まれとあって、えっ、と思った。
もっと若い人だと思ってた。
恩田陸といっしょで近藤史恵や福田和代より上なのか…
投稿元:
レビューを見る
小説というよりも,子供の貧困に関する調査レポートのような作品。しかし,日本には問題が山積みだということがよく分かったし,こういう作品は嫌いではない。自分の周りにはほぼ見られない女性差別が,未だに日本には根強いというのが逆の意味でカルチャーショックだった。日本はこんなに遅れているのだな。
投稿元:
レビューを見る
そんな気で読み始めたわけではないのに、社会問題や国会での法律作成方法など、勉強になってしまいました。
でも、自分では何も出来ないんだろうな。って思ったら世の中が良くならないんだろうね
投稿元:
レビューを見る
「法律を変えて、予算を勝ち取る―それができるのは、国会議員だけなのよ」。野党・民衛党から出馬し、初当選した芹沢小町は、「現役キャバクラ嬢」にしてシングルマザー。夜の銀座で働く親専門の託児施設を立ち上げた行動力と、物怖じしないキャラクターがメディアで話題となり、働く母親たちから熱い支持を集めたのだ。待機児童、保活、賃金格差、貧困…課題山積みの“子育て後進国”ニッポンに、男社会・永田町に、小町のパワーは風穴を開けられるのか
投稿元:
レビューを見る
国会議員となった現役キャバ嬢かつシングルマザーの奮闘記。
読みやすく国政を語ってはいるけど
小説としてはちと説明過多で
その分人物描写が削られた感。
[図書館・初読・4月4日読了]
投稿元:
レビューを見る
大好きな作家「西條奈加」さん。
今回は、女子に大事な子育て問題が絡む政治のお話。
盛り込みすぎ?の政治のあれこれ。たくさんの現実を並べるだけで大変なのはわかるが、前半はやや盛り込みすぎで、文字が通り過ぎるように実感が伴わない文章に。
中盤から後半は、実に愉快にまとめられました。
もう少しドラマを感情を盛り込んだ言葉で、子育て問題を盛り込んでから、、、の説明が良かったんじゃないかしら?
女子は必読!
投稿元:
レビューを見る
図書館の予約順の関係で『雨上がり月霞む夜』に続いて読むことになってしまった西條奈加さん。今度はガラッと変わって現代ものです。
わけ有って離婚し、生活の為にキャパクラ嬢となった主人公が夜間託児施設のNPOを立ち上げ、さらには子育て支援のために国政に打って出て・・・と言う話です。
もちろん女性寄りですが、先日読んだ『定年オヤジ改造計画』ほど一方的な男性批判では無く、周辺を含めた色々な課題を挙げて行きます。ただ、やたらと説明が多いのです。待機児童、貧困などの現代の子供を巡る状況、議員や国会の諸制度の説明、これが延々と続きます。「そーだな」と納得する部分や、色々考えさせられたり勉強になるところも多いのですが、そのぶん物語としての面白さには欠けます。現役キャパクラ嬢国会議員というエキセントリックな主人公を立てながら、そこを十分生かし切れて無いなと。
読みながら開高健の「私はそういうわけで小説という小さな説を書いてメシを食べている男であります。」という言葉を思い出しました。西條さんは「子供問題」という時事問題についての解説書/自説を(物語的に)書いたのだな~と、そんな印象です。
帯に「吉川英治文学新人賞作家が挑む、新たな地平!」とありますが、個人的にはこういう方向には向かって欲しくないのですが。
投稿元:
レビューを見る
偶然にも前に読んだ本『おまえの罪を自白しろ』と政治つながりだったわ。が、こちらは女性が活躍。現役キャバクラ嬢シングルマザーと政治一家に生まれた女性議員。凸凹みたいでうまくいきそうにないのに、目指す方向は同じ。となると、なるようになる。
先の先まで読んでないとだめなんだろうなぁ。物事に集中するのもいいが、たまには俯瞰し、先を見極めることも必要だわね。
投稿元:
レビューを見る
自分の信念のために、議員として奮闘する女性の話です。
政治の話は、正直難しいところがありましたが、同じ女性として、主人公を応援しながら、楽しく読めました。
こんな女性議員さんがいたら、日本も変わるのかな...?と期待させられました。
投稿元:
レビューを見る
勉強になった、政治がテーマだとどうしても、説明部分だらけになるけれど、うまく会話などに織り込んであり、、しかしややこしいなあ、旧時代的な世界やなあ。苦笑い。
育児経験者として、いまの時代の子育ての厳しさはよくわかっているし、貧困はすぐ間近にある自分の問題だという思いもある。民主主義ってシビアだよなあ。そして政治のしくみにあまりにも無知な自分をあらためて恥じたけれど、こうしてさわりを知ったところで、小町のようには生きられないなあ。いろいろ考えさせられた。
いろんな境遇がありいろんな価値観があるなか、法や規制が万全になることはないけれど、ひとがまっとうに生きることを互いに支え守れる世の中になっていってほしい。学びも気づきもある1冊。2018年くらいの国会のしくみがベースになっているだろうから、何十年後かに、当時はこんなだったのかという資料にもなりそう。たくましく変われ、日本。
投稿元:
レビューを見る
111無名のキャバ嬢が国政を変えるかも?と思わせるファンタジー。現実の先生方がひどいのでこの本で少しは溜飲を下げられました。
投稿元:
レビューを見る
正しいことを言っている。それはよくわかる。よくわかるのだが、制度や仕組みの説明が長すぎて、話の中身がなさすぎると言わざるをえない。小町バトルの中身は結局最後の30頁ぐらいしかない。もう少し対比して書かないとバトルにならないし。ちょっと残念だなぁ。いろいろ勉強にはなったけど。