電子書籍
嘲笑う女
2019/06/23 18:58
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投稿者:真太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
続編とは知らずに読み始めたが、十分内容は入ってくるし、一気に読める。とにかく人間の心の奥底に潜む恨みつらみ、それらを面白いように操る女。そしてラストも衝撃的。
紙の本
あの女、ふたたび
2019/03/31 19:41
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
二世議員をターゲットに、あの女の狂気がふたたび・・・です。いやー女って怖い。
手足となる人たちをはぎ取り、頭脳となる部下を始末し、人の復讐心も利用して、議員を追い詰めていきます。
でも、あの女の目的はぜんぜん見えない。いやー女って怖いですね。
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稀代の悪女を描いた「嗤う淑女」の続編。
今作では前作で逮捕された野々宮恭子を軸に、若手国会議員・柳井耕一郎本人を始め、彼の周囲の人物4名が陥る罠を描く。
前作で逮捕された野々宮恭子こと蒲生美智留。彼女は相変わらず、「生活プランナー」として、人の人生を操ることを生業としていた。
今回のターゲットはNPO法人の代表だったり、宗教団体の幹部だったり、国会議員の後援会長だったり、一見繋がりがないように見えるが、物語が進むに連れ、全ては国会議員の柳井耕一郎に繋がっていくことが分かる。
さすがに前作ほど、ラストのどんでん返しには驚かないが、欲でも何でもなく、ただ自分の思い通りに人を操ることだけに楽しみを見出している美智留の狂気が今作も恐ろしい。
今作では、麻生との直接対立もなく、今後もこのシリーズは続いていくのかな。
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いやー、気持ちよいくらい騙しますな、野々宮恭子。登場人物が、これでもか?これでもか!ってくらい全てを失って気力を奪われていくオソロシサ。そして、薄々勘づいていたけど、最後はオキマリのどんでん返し~、このシリーズまだ続くかな?『蒲生美智留』この名前を見かけたら要注意です。
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特に目的はないタイプの悪女が周りを誑かしていくお話。負の香りがする主人公でいうと、中山七里なら弁護士・御子柴礼司がいますが、彼のような魅力は蒲生美智留には特にありません。どちらかというと、この小説は実際にある政党や宗教団体、事件をモチーフとして取り組んでいるので、今このタイミングで(2019年に)読むのが一番楽しめると思います。
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麻生警部、惨敗。
あの蒲生事件の蒲生美智留(今作中では野々宮恭子と名乗る)が再び現れる。彼女のしたいことの本質ってなんなんだろう?今回は7人の登場人物が亡くなる。
二世議員柳井耕一郎の手足とも言える人々が自殺、交通事故、家族からの撲殺と次々に亡くなる…そのように仕組んだのが野々宮恭子である。彼を陥れたいのに、そんなやり方しか無いのか?今作も後味の悪さが残るラスト。やはり大ドンデンの中山さんでした。
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「嗤う淑女」続編。
一 藤沢優美
二 伊能典膳
三 倉橋兵衛
四 咲田彩夏
五 柳井耕一郎
エピローグ
人の不幸を食い物にする蒲生美智留の遺伝子を引き継いだ野々宮恭子が、再び動き出す。
二世国会議員である柳井耕一郎の周囲の支援者や秘書、金づるから屠り、柳井への復讐に燃える男を使って仕上げを行う。
前作で蒲生美智留が死んだと思っていたら、やっぱりそういうことかという展開。
前作とテイストは同じなので、ぞくっとする感じはなかったかな。
もう一作ぐらい出そうな感じ。
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うーーわーーっ!!と叫びながら読むしかない。怖い。恐い。コワイ。
目的のわからない犯罪ほど怖いものはないですよ、いやほんと。
なんなんだ、何がやりたいんだ。なにかきっと深く強い恨みがあるにちがいない、それがそのうち明らかに…
と、お、も、い、き、や!!!
いや、多分、こういうことだろうね、と思ったことのいくつかは当たっていてけど、でも。まさか、え?なに?そういうことなの?なんで?????
もうね、理解不能。共感不在。混乱必至!会いたくない、こんな淑女にだけは会いたくない!!!
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前作よりも嫌ミス度が薄れた気はするが、兵糧攻めのように、真綿で首を絞めるように少しずつ少しずつ精神的に相手を追い詰めていく展開に気をとられ、最後のドンデン返し。さすがです。
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悪いなぁ。用意周到すぎて、絶対捕まらないんだろうな、って思っていたらやっぱり最後はそうなった。頭が良すぎて変に安心感みたいなのも感じ・・・絶対に捕まらない悪役は、時に中毒みたいな感情を持たせるから困ります。正にダークヒロイン。ただし、読後は疲れました。地面師とか、ほんと取り入れるのが早いな、と思います。
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内容紹介 (Amazonより)
金と欲望にまみれた“標的”の運命を残酷に弄ぶダークヒロイン、降臨。
類い稀な話術で唆し、餌食となった者の人生を狂わせる――
「蒲生美智留」が世間を震撼させた凶悪事件から三年。
「野々宮恭子」と名乗る美貌の投資アドバイザーが現れた。
国会議員・柳井耕一郎の資金団体で事務局長を務める藤優美は、恭子の指南を受け、資金の不正運用に手を染めるが……
どんでん返しの帝王が放つ衝撃の連鎖! 史上最恐、完全無欠の悪女ミステリー!
『嗤う淑女』の続編。これは5年前に既読。
蒲生美智留、恐るべし!って感想です。
ここまでする理由は何なんだろう?
『嗤う淑女』に何か書いてあったのか思い出せないけど いつも思うのですが 私は何故?って理由がとても気になる人間みたいです...
人間ってホント欲深い生き物ですよね...自分含め...
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金と欲望にまみれた“標的”の運命を残酷に弄ぶダークヒロイン、降臨。
類い稀な話術で唆し、餌食となった者の人生を狂わせる――
「蒲生美智留」が世間を震撼させた凶悪事件から三年。
「野々宮恭子」と名乗る美貌の投資アドバイザーが現れた。
国会議員・柳井耕一郎の資金団体で事務局長を務める藤沢優美は、
恭子の指南を受け、資金の不正運用に手を染めるが……
どんでん返しの帝王が放つ衝撃の連鎖! 史上最恐、完全無欠の悪女ミステリー!
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各章の前半は、その章の主人公にとって誠に魅力的な提案によって事が進んでいく。何もかもが、野々宮恭子の言うとおりにしていればうまくいきそうに思えてくる。だが、抜き差しならない状況まで進むと、事態は一変し、そこに至ってやっと自分が陥れられたのだということに気づき、しかも、ほぼ同時に人生さえ強制終了させられてしまうのである。まったくもって恐ろしい女である。さらに最後の最後に、また不敵に嗤われるのだからたまったものではない。「みたび嗤う淑女」もありそうだと思わされる一冊である。
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面白かったが、いつもより展開が雑で説得力があまりなく、途中で筋が読めてしまった。著者らしい最後のどんでん返しがなく残念。まあこれだけ書いていれば凡作があっても仕方ないか。
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「女性の活躍推進協会」というNPO法人の事務局長を務める藤澤優美は追い込まれていた。資金難だ。NPO法人とはいえ実態は議員の隠し募金団体のようなものだったが、政権と世論により会員は減少し集金額も目減りしていた。また理事長を務める議員である柳井に見込まれて彼の秘書になることを夢見ていた優美は、現況に焦燥感しかなかった。そんな時新人とはいえ期待を寄せる職員である亜香里からある女性を紹介される。野々宮恭子と名乗る女性は、凄腕のFXトレーダーであり、FXで資金調達をしないかと提案され、最初は疑っていた優美だが恭子の実力を知るうちにその魅力にほだされ……
1冊目の内容まるで覚えていない自分にびっくり。読み終わっても思い出せなくてさらにびっくり。それにしてもみんな揃いも揃ってチョロすぎるよ〜〜〜淑女によって陥れられる人たちの連作短編集なのだけど、毎回流れは同じだからどんな騙され方するのかむしろワクワクしてしまったけど、ラスボスは本当に屑だったからもっと絶望に突き落とされてほしかったけどあっさり脱落してそこはがっかり。たぶん正体の方がメインのストーリーにしたかったんだろうけど、その謎はわりと最初から分かってたから、もっとラスボス追い込んで欲しかったな……あと秘書は可哀相だったな。
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また中山七里の新スター誕生かと思ったら前作もあるんだね、追って読ませてもらいます。しかし正に悪女、詐欺と言う犯罪によるピカレスクロマンとでも言うべきかな。こうなってくると中山七里スター軍団との絡みもあるのではないかと期待したくなる。それにしても多作すぎるので追い切れなくなって来ており、他にも作家さんおられるのでもう少しスローペースでお願いします。