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20160618予約中
後味はよくないけど、一つ一つのエピソードは、思い当たること多い。過ぎ去った日々を思い出した。私も主人公と同じだったと思う。ここまで嫌さをしっかり描けることは、すごい筆力だと感じた。
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藤田香織さんが絶賛とあって初めての作家さんでしたが、これはまぁすごい。すごすぎて体力使った。読み進めるのがしんどくて、ほんと悪い小説だった。
一話が長く感じたの初めてかも。重苦しい。女って本当に怖い。子供の頃からひしひしとあり、大人になればなるほどより内面からくる。堪えるものがある。
今年読んだ中でかなり上位。こんな悪い、厭な本久しぶり。読ませるし、実に巧い。最後が本当に巧い。本当の悪母って? やっぱり自分の子が、自分が大事であるなかで、ひとりはいやよね、うん。
他の作品も読んでみようと思いました。
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一見主人公は思いやりのある他人にも優しい女性だけど、なんか始めから違和感を感じながら読んでいた。そしたらラストはやっぱりなって感じで終わった。けれど主人公の母親を非難する気はない。私だって友達も居ない可哀想な人って思われるのが嫌で凜が赤ちゃんの時は必死で友達探ししてたし。たまたま、上手く気が合う友達に恵まれて今も付き合えているけれど、地元でずっと暮らしている人ではない限りママ友作りは難しいと痛感。しかし、なんか後味の悪い終わり方だったな。
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岸谷奈江と一人娘の真央は、入園を予定している有名幼稚園へ見学に向かう。ところが、園長の元には一通の匿名メールが届いていた。
ママ友の話。
怖いというか面倒だな。もっと主体的にすればいいのに。
でも面白かった。
(図書館)
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2016/8/17
こわいこわいこわい!!!
子どもが0歳の時に出会ったママ友との10年...
過激ながらもリアルで、こんなママさんいそう...と震えた。
自分の価値観は違っても、子ども同士は仲良しだから付き合わざるを得ない。「ママ友」じゃなくて「保護者」でいいのにな。
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小さな子供を持つ母親たちをテーマにした連作サスペンス。誰だって自分の子は可愛いし、周りとも波風立てずに付き合いたいのは当たり前。だけどママ友の付き合いって本当に大変そうで……そして、恐ろしいです。
ここに登場する母親たちって、決して「悪人」というわけではないと思うのですが。それでも自分と自分の子を守るためなら、そこまでしてしまうのでしょうか。母は強し、とよく言いますが。逆にこういう手段を取らざるを得ない「弱さ」もまた感じられて、少し悲しく思えたりもしました。
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途中気持ち分かるとこもあったけど、奈江みたいな人とは友達になれない。子供の幼稚園や習い事なんて人に合わせることじゃないし、毎日車で来てもらうなんて、普通の神経してたら出来ないよ。
なんでそこまでしてママ友欲しいのかねー。
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マナーのないママ友にただひとこと言ってしまったことで、こんなに後まで影響を受けるなんて。一人娘の真央を育てる母・岸谷奈江は痛感していた。行く先々の幼稚園に中傷メールが送られ、家にも汚物が送られてくる。しかし娘のためには耐えるしかない。
今時のママ友は、SNSやらケータイやらで、昔に比べて付き合いが大変なんだろうとは思うけど、ここまでつながって、お互い依存しないとやっていけないものかと正直呆れながら読んだ。そんなに孤立するの怖いかなぁ。特にこの主人公の奈江は自覚がないぶんタチが悪く、ひどすぎないか?と思っていたので、最後に逆襲されていたのはちょっと爽快だったと言ったら自分は鬼だろうか(苦笑)。
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ひとり娘真央を育てている奈江のママ友達との10年間の話。
うわぁと思うエピソード満載。
今となっては、その時代を過ぎた立場として、よその世界のことのように楽しんで読みました。
色々な母達が登場します。
びっくりするような常識を持った人もいましたが、みんな自分の子供が大切が根っこにあったのは確かです。
子育て中の母親としては、比較的常識のあった奈江。
ひとりが嫌だという気持ちが強すぎたことが、ママ友トラブルに巻き込まれた原因のひとつだったのだろうと思います。
最後の終わり方はかなり怖い。
きっとまたトラブルになるとは思いますが、ひとりでなくなるのなら、奈江は良かったのかな?
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出て来る母親がどいつもこいつも自分の事しか考えてなくて清々しいまでにクソ。よくあるママ友あるあるご近所あるあるを増幅してこれでもかと皮肉ってる。面白かったよ。
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面白くて、一気に読んでしまいました。
そして小中学生の時、トイレに友達と一緒じゃないといけない女子たちがいたことを
唐突に思い出しました。
ひとりでいる人=友達がいない人って思われるのがイヤで、様々な根回しに励む人や
グループの中の力関係を素早く見定めて
擦り寄ったり邪険にしたりと忙しそうな人なら
今も私の周りにいる。
ひとりでいるのがそんなに苦痛か?!と、バカにしながら読んでいるようで
主人公の気持ちが手に取るようにわかってしまう私の中にも、実は同じような思考回路が潜んでいるのだろう。
世の中は高速で変わりつつあるというのに、ママ友特有の世界はこんなにも変わらないものなのか。。。
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幼稚園入園のために見学しに行った園で、主人公岸谷奈江といわゆるママ友である長谷川佐和子は子供の入園を見合わせるように園長から言われる。奈江はある出来事を思い出しながら今後の困難を予想するのだが…。ママ友付き合いの中で行き当たったあるトラブルがその後の奈江と娘の学校生活に影を落とす過程を描いていく。
もう昔話になってしまったママ友トラブルを思い出しながら面白く読んだ。一見おとなしく善人に見える人ほどややこしい…。大人である限り単純にいい人っていないとあらためて思い知らされ興味深かった。
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子育ての話にありがちなママ友の話だがひと味違う。
主人公の回りの変わったママたち。随分と嫌なひとを引き付けるなぁと思っていたのだが理由は本人あった。
すべての負の連鎖は主人公の性格と行動にあっとという斬新な結末。
読み進むことに感じる違和感と何か解らないもやもや感。そして最後に納得する答え。やられた!
ゴタゴタに巻き込まれるのは全ては本人のせいとは言わないが考える力と答える言葉を持つのは最小限の自衛なのは間違いない。
しかしこの主人公のような人は一定数いてずっとこんなだよなぁ。関わりたくはない。
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他人との付き合いって難しいな。
程よい距離は人によって違うし。
あたしはベタベタされるのは大嫌いだけど、逆にいつも誰かが側にいないと落ち着かないという人もいるわけだしね。
お互いの距離感があう人と付き合えれば問題なんて起こらないのかもしれないけれど。
たまには、こんな行動をすると相手はどう思うのか、と立場をかえて考えてみるべきかもね。
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こういう話リアルにあるから何とも言えない…。主人公の性格に初めから違和感があったけど、なるほどそうだったのね。
子供が絡むと、些細なことが驚くような展開に発展し、大変なトラブルになった例を体験した今となっては、「つかず離れずの距離を保って付き合うべし」を教訓としてます(笑)→笑えるまでに数年かかりましたが。
なかなか面白かったです。