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商品説明
五輪柔道金メダリストの沢居弘人は、スポーツ省から、国の特別強化指定選手「SA」の陸上選手・仲島雄平のサポートを命じられる。仲島は実力はあるもののメンタルが弱いという致命的な弱点があった。「金メダル倍増計画」を掲げ莫大な予算でアスリートを管理育成する国で、選手は何を目的に戦うのか。オリンピック、ドーピング問題、引退後の人生設計…現代スポーツ界が抱える様々なテーマを内包して物語は疾走する!!【「BOOK」データベースの商品解説】
五輪柔道金メダリストの沢居弘人は、スポーツ省から、陸上選手・仲島雄平のサポートを命じられる。仲島は実力はあるもののメンタルが弱いという致命的な弱点があった。国に管理・育成されるアスリートの苦悩と飛翔を描く。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
堂場 瞬一
- 略歴
- 〈堂場瞬一〉1963年生まれ。青山学院大学国際政治経済学部卒業。2000年「8年」で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。警察小説とスポーツ小説を軸に作品を発表。ほかの著書に「検証捜査」など。
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紙の本
ナショナリズム
2016/01/05 03:02
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投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
五輪柔道の金メダリストが、メンタル面に問題のある陸上選手の精神強化を”スポーツ省”から命じられる。ドーピングやアマチュア選手の引退後など、スポーツ界が抱える諸問題が描かれていて興味深い。2020年の東京五輪が直前でもあることからタイミングも良いのだが、メダル倍増計画が喧伝される折、五輪がナショナリズムに直結していることを、たとえエンタメ小説でも、もっと踏み込んで良いのではないか。ヒトラーに利用されたベルリン五輪、いや、先の東京五輪での円谷選手の悲劇を知る身は、まず、それを考える。