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- カテゴリ:一般
- 取扱開始日:2012/08/18
- 出版社: 実業之日本社
- サイズ:20cm/295p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-408-53610-1
紙の本
かっこうの親もずの子ども
著者 椰月 美智子 (著)
命とは、愛とは、絆とは―子育ての“今”を描く家族小説。【「BOOK」データベースの商品解説】仕事と子育てに追われるシングルマザー編集者・有坂統子を主人公に、子育ての今、子...
かっこうの親もずの子ども
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商品説明
命とは、愛とは、絆とは―子育ての“今”を描く家族小説。【「BOOK」データベースの商品解説】
仕事と子育てに追われるシングルマザー編集者・有坂統子を主人公に、子育ての今、子育てのすべてを描く。生殖医療問題にも切り込む家族小説。『紡』連載に書き下ろしを加え、加筆訂正して単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
椰月 美智子
- 略歴
- 〈椰月美智子〉1970年神奈川県生まれ。「十二歳」で講談社児童文学新人賞を受賞しデビュー。「しずかな日々」で野間児童文芸賞、坪田譲治文学賞を受賞。ほかの著書に「どんまいっ!」など。
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書店員レビュー
今「妊活」ということばが浸透してきているらしい
ジュンク堂書店池袋本店さん
今「妊活」ということばが浸透してきているらしい。少し前に流行って根づいた「婚活」は結婚するために活動することであったが、「妊活」はその妊娠版だ。対象は具体的な予定がなくてもこれから妊娠する可能性がある人・つまり成人女性のほんとんどだ。
子どもを産んだことがないと、出産・育児を必要以上に神聖化してしまう。子どもを産んだ知人がいると、母となったその人が急に人間として成熟したような、大きな包容力を具えたような気がする。「おかあさん」という言葉にはそんな魔力がある。
しかし、「おかあさん」だって人間だ。
社会で生きるひとりの女性の生活と子育てについて描いているのが本書だ。
母になりたいという意志だけでは母になれない現実。年齢も性格もさまざま女性の集まりであるママ社会。働きながら育児をする大変さ。子どもがいる日常とはどんなものか、包み隠さず真摯に答えてくれる。
だからこそ際立つ、苦労のなかのひとすじの光のような子どもがいる喜び。
子育てをしていない人にこそぜひ読んでほしい本だ。
(評者:ジュンク堂書店 池袋本店 文芸担当 小海裕美)