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商品説明
事件はすべてのはじまりにすぎなかった。エリート銀行員はなぜ妻子を殺したか。【「BOOK」データベースの商品解説】
エリート銀行員が、意外な理由で妻子を殺害した。世間を騒がせたこの事件に興味を持った小説家の「私」は、ノンフィクションとしてまとめるべく関係者に取材を始めるが…。『月刊ジェイ・ノベル』連載を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
貫井 徳郎
- 略歴
- 〈貫井徳郎〉1968年東京生まれ。早稲田大学商学部卒業。93年鮎川哲也賞に応募した「慟哭」でデビュー。2010年「乱反射」で日本推理作家協会賞、「後悔と真実の色」で山本周五郎賞を受賞。
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書店員レビュー
本当の恐怖は
ジュンク堂書店郡山店さん
ある殺人事件について一人の小説家が取材を行うのですが、冒頭にも書いてある通りはっきりとした解決は期待できません。読後も様々な疑問が残るばかりです。本当に恐ろしいのは、誰もがいい人だと認める人物が実は狂気を隠し持っていたとしたら。そしてそれを知ってしまったのがただ一人、自分だけだったとしたら。
“微笑み”といえば普通は肯定的に語られるもの。
ジュンク堂書店ロフト名古屋店さん
“微笑み”といえば普通は肯定的に語られるもの。それなのにこの本の『微笑む人』というタイトルは、なんと人の心を不安にさせることか。本を置く場所が欲しくて(書店員にとっては戦慄する動機だ)妻子を殺した仁藤。その過去を遡ると出てくる彼の周りで起きたいくつかの不可解な死。ノンフィクションの体裁で書かれた物語が、ようやく真実にたどりついたかと思うとひっくり返されて、最後まで読み終えても、モヤモヤとした怖れが残ったままなのだ。
店長 石本
電子書籍
最後まで読んでこの気持ちを共有して欲しい!
2013/02/16 00:57
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:1103 - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公は小説家。
最後らへんまで性別すらはっきりしない。
もうそこから新しい。
「すごい気になったからこの事件を調査してみた」
以上の情報すら、この主人公にはないのである。
普通のミステリー小説であれば、
犯人やら関係者やらの人間関係やらを徐々に明らかにしていき、
最後に真実が分かるのがセオリーだと思うのだが、
この小説はそんな定石を覆す、全く新しい小説である。
正直なところ、最後まで読んで
すごく嫌な気持ちになったのだが、
それすらも他の人にも味わって欲しい!と思わせる一冊である。
紙の本に付いている帯に、書店員の感想が書いてあるが
読み終わったあとに読み返すと、とても共感する。
本当に、こんなしっくり来ないのに、
何で読むのをやめられないんだろう。。。
あと、日本は嫌な国になったなぁ・・・
紙の本
微笑みの謎
2020/02/07 23:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
「本を置くスペースがなかったから」という、不可解な殺害理由に引き込まれていきます。犯人の過去を探っていく「私」が、深い闇へと落ちていくラストも忘れ難いです。
紙の本
勝ちは慶応
2016/01/26 23:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
エリート銀行員の妻子殺しに始まるミステリ。しかし、途中から警鐘が鳴り始めた。実際、馬鹿馬鹿しく曖昧な結末。ミステリと謳う以上、オチは大事で、意外などんでん返しや整合性が必要なのだが、説得力に欠ける。銀行員といえば池井戸潤氏。貫井氏と並べば早慶戦だが、ここは慶応の勝ち。慶応の学生は慶早戦と呼ぶ。
紙の本
惹きつけ具合は良かったが...。
2013/06/23 23:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BACO - この投稿者のレビュー一覧を見る
ストーリー、文章構成が上手く、読者を惹きつけるものがあり、一気に終盤まで読め、結末が楽しみになる。
残り数ページになったところで、結末にちょっと不安が…。