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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.1 111件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2009.10
  • 出版社: 実業之日本社
  • サイズ:20cm/204p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-408-53560-9

紙の本

よろこびの歌 Una bella Madonna

著者 宮下 奈都 (著)

御木元玲は著名なヴァイオリニストを母に持ち、声楽を志していたが、受かると思い込んでいた音大附属高校の受験に失敗、新設女子高の普通科に進む。挫折感から同級生との交わりを拒み...

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よろこびの歌 Una bella Madonna

税込 1,430 13pt

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商品説明

御木元玲は著名なヴァイオリニストを母に持ち、声楽を志していたが、受かると思い込んでいた音大附属高校の受験に失敗、新設女子高の普通科に進む。挫折感から同級生との交わりを拒み、母親へのコンプレックスからも抜け出せない玲。しかし、校内合唱コンクールを機に、頑なだった玲の心に変化が生まれる…。あきらめ、孤独、嫉妬…見えない未来に惑う少女たちの願いが重なりあったとき、希望の調べが高らかに奏でられる—いま最も注目すべき作家が鮮烈に描く、青春小説の記念碑。【「BOOK」データベースの商品解説】

玲は著名なヴァイオリニストを母に持ち、声楽を志していたが、音大附属高校の受験に失敗、新設女子高の普通科に進む。挫折感とコンプレックスから抜け出せない玲。しかし、校内合唱コンクールを機に玲の心に変化が生まれる…。【「TRC MARC」の商品解説】

収録作品一覧

よろこびの歌 5−32
カレーうどん 33−63
No.1 65−92

著者紹介

宮下 奈都

略歴
〈宮下奈都〉1967年福井県生まれ。上智大学文学部哲学科卒業。「静かな雨」(文學界新人賞佳作)でデビュー。ほかの著書に「スコーレNo.4」など。

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みんなのレビュー111件

みんなの評価4.1

評価内訳

紙の本

<女子高生達のひたむきな物語。それぞれの視点でそれぞれの物語が語られますが、自分がどの子に似ているかを想像しながら読める女性読者に嫉妬の気持ちを持って読む進めた男性読者です(笑)若いって本当に希望があっていいですね。いつまでも前向きな気持ちを忘れずに本を閉じれました。作者に感謝ですね。

2010/05/17 13:45

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トラキチ - この投稿者のレビュー一覧を見る

“世界は六十八億の人数分あって、それと同時に、ひとつしかない。いくら現実逃避したところで、ここで私は生きていくのだ。こんな小さな街にも、クラスメイトたちが住み、先生が住み、そして学校とは関係のない人がそれよりもたくさん住んでいる。ピアノがほしくても与えられなかった子も、ヴァイオリニストを母に持つ傲慢な娘も、ここで生きている。ここで私は生きていくのだ。専門的な勉強をしていなければ通じないのなら、誰のための音楽だろう。”(本文より引用)

初出“月刊ジェイ・ノベル”を加筆・修正。

お気に入りの宮下さんの昨秋発売された作品。
まだ単行本4冊しか上梓していない宮下さんですが、個人的には本作が一番心に響き、そして心に残る一冊となりました。
構成・内容ともに素晴らしいですね。

この人の作品の特徴は、温かい眼差しで読者の背中を押してくれるところだと信じて疑わないのですが、本作では作者の特徴が一番発揮出来ているように思えるのである。

本作は平凡な女子高(私立明泉高等学校)の2年生のクラスメイトが描かれています。
全7編からなる連作短編集で最初と最後が御木本玲という、親が著名なヴァイオリニストで、娘である玲が音大の付属高校を不合格になって明泉高校に入学するところから始まります。
夢が途絶えられて、落ち込み気味で入学してきた玲ですが合唱というチームでなし得る行事によって心を開いていくのですね。

とりわけ、高校生ぐらいの多感な年代の頃って隣の芝生は青く見えがちですよね。
本作が成功している大きな要因は、各編ごとに視点が変わっているところですね。

上述した“隣の芝生は青く見える”ところが読者である私たちに本当によく理解できます。
これはあたかも、私たちがそれぞれの編の主人公に乗り移ったかのように感じられるのですね。
それぞれの個性的な人たちが持っている、それぞれの悩みがリアルで思わず誰もが持っている“心の中の膿”を出したい衝動が本当によくわかるのですね。

この作品を読んでいて、誰もが似たようなことで悩んでいるということを理解しつつ、そしてあの人にもこんな悩みがあったのだと思わず納得し、そして時にはニンマリさせられてしまいますよね。
それぞれの悩みは、希望がありそして夢へと繋がる悩みなのですね。
悩みことによって心の成長を得ることができますよね。
“人生失敗を恐れてちゃ何も出来ない。”
作者の一番訴えたいところはこの点だと私は思います。

そして、一見したところ、本作の主人公は御木本玲ひとり、あるいは玲を含む6人のいずれかと思うのかもしれないが、私の観点は違っている。

そうなんです、主人公は性別・年齢を超えた読者である私たちなのですね。
本文では7人目の傍観者(笑)として参加している形ですが、読み終えたあと登場人物から主人公をバトンタッチされたような錯覚に陥るのですね。
これは本当に宮下マジックで、他の作家の作品ではそう簡単には味わえません。

最後に全7編、本当に調和良く作られています。
自分の学生時代に本作のような作品に出会えてたらとつくづく思います。
あなたも是非手にとって口ずさむような感覚で読んでほしいですね。
高校2年の3月で本作は幕を閉じます。
あと1年の高校生活を有意義に過ごせることを希望しつつ本を閉じる。
惜しみつつもそして気づくのである、自分自身の前向きな気持ちに。

そう、自分を変えなくちゃ、相手も変わらないのですね。
大切なことを学びとれ、いつまでも心に残る一冊です。

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紙の本

女子高校生の揺れ動く心を鮮やかに表現! 「目指すのは何かといわれれば、うまく答えることはできないけど…

2010/07/15 14:45

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:佐々木 なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

ついこの間読んだ『太陽のパスタ、豆のスープ』の感動もさめやらぬうちに、続いて手に取った宮下奈都さんの本です。

今回は女子高校生たちの物語。
志望校に不合格してなんとか滑り込んだ女子校で、いつもひとりだった御木元玲。「この学校にいる私は仮の姿だと思っていれば、孤独でもないし、誰にどう思われようと大した問題ではなかった。」
実は玲の母親は名高いヴァイオリニストだった。そして彼女自身も音楽の道を進むべく、音大の付属高校に進学するはずだったのだ。

玲はこれまでの境遇や、将来についてあれこれ考えて、ぐるぐるぐるぐると悩む。
そうしてぐるぐるぐるぐる悩む中、最初は自分だけのことで精一杯だったのに、周りのクラスメイトのことがだんだんと見えてくる…。
彼女は校内の合唱コンクールで指揮者を引き受け、そこからだんだんと彼女を取り巻く生活が変化してくるのだ。

それは合唱コンクールの時にピアノ伴奏をしてくれた千夏の存在が大きい。
彼女の行動を見ながら、「あきれているはずなのに、胸がじんとしている」玲がいた。
「千夏の素直なパワーはどこから来るんだろう。ぐるぐるのない人なんていない。それを忘れちゃいけない」と深く思う。

またある時、唐突に別の友だちから聞かれる。
「それで、何だったの、御木元さんのやりたいことって」
玲は「楽しく生きること」と答えて、
「は?」と返される。

高校生時代は、みんな何かしらにひっかかって、ぐるぐるぐるぐる悩むのだ。いろんな想いをして、辛かったり、嬉しかったり、悲しかったり、妙に心がじんときたり…。
それぞれのぐるぐるぐるがいいように作用して、一つの答えが見えてくる時もある。

「他の人には意味がなくても、私には意味がある。
そういうことがだんだんとわかってきた」
いつになく饒舌な友だちの一人がこう言った。
「玲のおかげ」
「えっ」
「玲を見ていたら、ひねていたのがばかばかしくなった。」

そうして、玲は悟るのだ。
「今、はっきりとわかる。
私が目指しているのは、音大に入ることではない。
プロの歌手になることでもない。(略)
目指すのは何かといわれれば、うまく答えることはできないけれど、つまり、よく生きること、なのだと思う。」

御木元玲が、彼女自身が、ぐるぐるぐるを自力(友だちの作用も大いにあり)で通り抜けて分かりえたものだから、これはほんとうに尊い。

あの、母。
あの、母。
あの、母。
玲が、母親のことを連呼するシーンが最後の方で出てくる。
ここは胸に迫った。

揺れ動く女子高生の心をこれほどまでに鮮やかに表現した小説を私は知らない。やはり宮下奈都さんは、注目の人ですねぇ。(^-^)

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紙の本

高校生の親と高校教師に読んでほしい本

2009/12/21 17:09

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ヒロ1958 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 最後の数ページはウルウルだった。
 著名なヴァイオリニストの母と二人暮らしの玲は、受かることを疑いもしなかった音大附属高校の受験に失敗し、新設女子高の普通科に進学。「ぼんやりの膜」で自分を包み、周囲と一線を画す玲。2年の秋、そんな彼女が校内合唱コンクールの指揮者に選ばれる。彼女なりにがんばるが惨憺たる結果に終わり、玲はまた「ぼんやりの膜」の中に戻る。しかしクラスメートたちの中では何かが少しずつ、だが確実に変わり始めていた。そして、玲の最も嫌いな校内マラソン大会、最後にグランドに戻ってきた玲の耳に聞こえてきたのは……。
 この小説は、玲を主人公としたdoで始まり、彼女のクラスメート5人の内面をそれぞれの視点から描き、最後のsiで再び玲を主人公とする物語として収斂させるという構成になっている。6人の少女の、クラスメートからは見えない面を描くことによって、ストーリーは豊かでふくらみのあるものに仕上がっている。
 説明ではなく、もっと描写がほしいという気もするが、ありきたりの話になりがちなストーリーをこれだけの作品に仕上げる力量は見事だ。特に「ぼんやりの膜」とは言いえて妙。不本意入学やらコンプレックスやらのニュアンスが実体として見えてくるようだ。
 「お受験」に象徴される一部の私立高校は別にして、少子化に加えてこの不況の中、私立高校に通う子どもたちが背負い込んでいるものは結構重い。現役の私立高校生にとってはちょっと避けたい本かもしれない。その分(と言うのも変だが)その親御さんたちに、そして私立高校の先生方にぜひ読んでほしい作品だ。

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紙の本

気づけたなら、それがはじまり。今からでも、いつからでもきっと大丈夫。

2009/12/11 09:57

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:nyanco - この投稿者のレビュー一覧を見る

『スコーレNo.4』で大ファンになった宮下さんの最新作。
今回の舞台は女子高。
大人になってから見る女子高生たちは、キラキラ光って見える。
しかしこの物語に登場する女の子達は、コンプレックスや15にして既に挫折を味わい、残りの人生はもう既に余生気分の女の子達ばかり。
周りから見たら元気いっぱいに見える千夏だって、優等生のひかりだって、みんな心には誰にも言えないもどかしさを感じ、何かを諦めたように頑張れずにいる。
途中まで、ああ、今、リアルタイムに生きている中学生や高校生に是非読んで貰いたいな…と感じていた。
しかし、読み進めると忘れていた昔の自分をそこに見つけてしまった。

私の居場所はここじゃない。
私はこんなところに来たかったんじゃない。
もうすっかり忘れていた昔の私。

輝くような青春小説は、体験することが出来なかった私には憧れの場所で、羨望の的でもありました。
でも、この物語に出逢い、つまらないのは、選択を失敗しちゃったのは、自分だけじゃなかったのかもしれない…と思えたのです。
楽しそうなあの人や、お気楽に見えたあの人だって、内面にはいろんなものを抱えていたのかも…。

ちょっとしたことがきっかけとなって、周りの見えていなかった玲が気付き、変わっていく。
そして周りのみんなも、前をむいて歩き出す。
心が清々しくなる物語でした。

私はあの時に気付けなかったけれど、今からでもまだ大丈夫?
気づけたなら、きっと何かが変わるかもしれない、そう思わせてくれる素敵な物語でした。
今、女子高生の女の子に、これから女子高生になる中学生に、そして昔、女子高生だった私のような大人にも鵜読んで貰いたい素敵な本でした。

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2009/11/10 15:42

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2009/12/11 15:37

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2009/12/29 23:11

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2010/01/08 22:31

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2010/02/04 09:41

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2010/04/18 14:31

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2010/04/21 23:27

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