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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2009.4
  • 出版社: 実業之日本社
  • サイズ:20cm/213p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-408-53550-0

紙の本

たまゆらり

著者 高橋 克彦 (著)

異界に越境し浮遊する小説家の“念”が死者の魂を招き寄せる…ホラー短編の名手が贈る待望の新作。哀惜と戦慄の物語11編。【「BOOK」データベースの商品解説】異界に越境し浮遊...

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たまゆらり

税込 1,650 15pt

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商品説明

異界に越境し浮遊する小説家の“念”が死者の魂を招き寄せる…ホラー短編の名手が贈る待望の新作。哀惜と戦慄の物語11編。【「BOOK」データベースの商品解説】

異界に越境し浮遊する小説家の“念”が、死者の魂を招き寄せる…。表題作をはじめ、「声にしてごらん」「うたがい」「あの子はだあれ」など、ホラー短編の名手が贈る、哀惜と戦慄の物語11編。【「TRC MARC」の商品解説】

収録作品一覧

声にしてごらん 5−21
うたがい 23−37
あの子はだあれ 39−55

著者紹介

高橋 克彦

略歴
〈高橋克彦〉1947年岩手県生まれ。「写楽殺人事件」で江戸川乱歩賞、「緋い記憶」で直木賞、「火怨」で吉川英治文学賞など受賞多数。

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みんなのレビュー9件

みんなの評価3.8

評価内訳

紙の本

何かの拍子に踏み込んでしまった異世界

2009/07/27 22:57

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:wildcat - この投稿者のレビュー一覧を見る

仕事への向い方とか母親への積年の思いとか、
親子の性格のこととか、物事に対する主義主張とか。

なぜだか、「私」の言葉が、内側からの言葉として、
リアリティーをもって響いてきて、
当然自分とは違う感じ方なのだけど、
なんだか気持ちがわかるような、気がしてしまう。

歳を重ねても、自分は、50代、60代の男性にはならないのに、
この妙に腑に落ちた感じはなぜだろうなと不思議になる。

最初からあらぬ方向にぐわっと動くのではなくて、
一見ごくごく自然に始まるのに、何かにのめり込み始めると、
それがはまりすぎて、異世界にたどり着くような。

昔の写真をスキャナー取り込みするのにはまったら、
どの写真にも写りこんでいる女の子を発見してしまう。

たまゆらの解明にはまったり、魚眼レンズでの街の撮影にはまったり、
アカシックレコードの解読にはまったり。

「私」のそのはまり方が、どんどん尋常ではなくなり、
異世界に踏み込んでいく。

だが、そうならなければならなかった理由が
最後にわかるようになっている。

収録作品が、最後の「隠れ里」以外は、掲載年代順に並んでいるので、
なおさら、時間が著者の、「私」の、生きている時間を
順に進んでいるように感じる。

それぞれが短篇で、話が続いているわけではないのだけど、
最初の「声にしてごらん」では、母親の看病を妻がしていて、
次の「うたがい」では、母親の一周忌になっている。
それどころか父親もほぼ同じ時期に亡くなっていて一周忌なのだ。
「怖くない」では、母親も妻も亡くなっていて、
ひとりで猫と一緒に住んでいる。

なにか、だんだん壊れていく「私」の日記を
見ている様な気にならなくもない。

「私」のようであり、「私でないもの」になっていることもあるけれど。

「声にしてごらん」は、途中で幽霊の正体がわかってしまったけれど、
母親に語りかけるところにリアリティーがあって印象に残った。

「うたがい」は、言い過ぎると種明かしになるので、
何がどうと書けないが、うまい!と思った。

本書のタイトルにもなっている、「たまゆらり」は、
タイトルのつけ方が絶妙である。

このタイトルでなければならなかったのだ。

真面目に真摯に歳を重ねてきた人の生活や心も、
いろいろなものを抱え込み、澱や影を包み込み、
それが何かの拍子に異世界とつながり、
踏み込んでしまうことが、あるらしい。

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紙の本

ミステリと時代小説の書き手としては、正直、峠を過ぎたかな、とは思いますが、ホラーに関しては相変わらずうまいなあ、と思います。なかでも、「ゆがみ」は乱歩を思わせるよう・・・

2011/01/05 19:15

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

私が読む久しぶりの高橋克彦です。乱歩賞を高橋がとったあたりは、本当にワクワクもので読んでいたのですが、『総門谷』『刻迷宮』といった伝奇小説を書き始めたあたりから高橋の語り口が気になり始めました。要するに、登場人物が会話でえんえんと薀蓄を傾ける、なんていうか地の文と会話が一緒になって、変わった事象の説明をしているような、もう小説の態をなさないようなものになってしまった。

違うだろ、って思ったんです。それはミステリの分野にも及んできて、私の好みからかけ離れてしまいました。ま、その一方で巨匠として扱われるようになっていったのですが、それは半村良が文章を練り上げ、あくまで物語の流れを重視して知識を話のバックグラウンドに置きつづけたのとは好対照でした。私には半村の道こそ読み物の王道で、高橋のそれは邪道でしかなかった。

ただし、です。高橋の書くものすべてが変なもののなってしまったか、というとそうではありません。短編では、無駄な語りが入る余地がなく、緊張感あふれる作品がたくさん生み出されました。特にホラー作品では、質量ともに群を抜いたものを生み出しています。そういう意味で、

異界に越境し浮遊する
小説家の“念”が
死者の魂を招き寄せる……
ホラー短編の名手が贈る待望の新作。哀惜と戦慄の物語11編

という帯の言葉に誇張はありませんし、実際に読んでみてそれを実感しました。川村紀子の絵には不思議な魅力があります。ありがちな作品ではあるのですが、一度実物を見てみたい、そういった素朴な力が感じられて私は好きです。この、ホラーの影も何もない絵をこげ茶色のグラデーションに配すると、これがまた不思議なことになんともおどろおどろしい雰囲気のカバーに変わります。簡単にグラデーションと書きましたが、そんな単純なものではありません。

光源から光がうねりながら発していてその色の変化といった要素が多分にあり、しかもタイトル文字の影が光源側に落ちるという矛盾した不気味さ。このタイトル文字と影の扱いは、各章扉のタイトルにも別の形で引き継がれていて、こちらは色がない本文紙の上でのことですから、いわゆるコワイ雰囲気はありませんが、それでもただならぬ感じはよく伝わります。そんな装幀は大塚充朗。

11話すべてについて、初出と簡単な内容紹介をします。

・声にしてごらん(月刊J‐novel2002年4月号):原稿の締め切りに追われて入院している母親のもとに行くこともできない作家の家に不思議な気配が・・・

・うたがい(月刊J‐novel2003年4月号):母親の一周忌を終えて、作家が思うのは自分の、或いは世界がもっとも輝いていたのは1960年から70年だったということ・・・

・あの子はだあれ(月刊J‐novel2003年10月号):45年前の小学生の時の写真をスキャナーで取り込んで拡大して見ると、いつも自分の近くに同じ少女が・・・

・悪魔(月刊J‐novel2004年8月号):高校時代たまたま同級だっただけの男が友人面をして講演会に自分を呼んだ。そして当時の文学仲間の豪邸に行くことになって・・・

・たまゆらり(月刊J‐novel2005年4月号):妻が呆れるほど夫の作家がのめり込んでいるのが、ビデオに映ったたまゆらの姿。信じられない高速で移動するたまゆらは・・・

・ゆがみ(月刊J‐novel2005年12月号):素人写真でも、手を加えれば人が驚くようなものになる。魚眼レンズで撮影することに熱をあげる男は町で見かけたピエロを・・・

・とまどい(月刊J‐novel2006年12月号):40年ぶりにあったという女は中学生だった女と高校生だった男の友人の話をするのだが、どこか自分の記憶とズレが・・・

・私のたから(月刊J‐novel2007年10月号):今は手元にない、それでも大切な自分だけの宝物を紹介してほしい、そんな要望に応える写真を探しているうちに・・・

・幻影(月刊J‐novel2008年5月号):マッサージを受けている時、幻影をみることに気づいた。それは単なる幻ではなく霊視に近いものだった。編集者と山に入った男は・・・

・怖くない(月刊J‐novel2008年12月号):ホラー作家が自分の作品の発想を得るために集め始めたものは、それだけで恐怖を誘うようなものだった。それを知人に紹介していると・・・

・隠れ里(週刊小説l2001年2月23日号):遠野物語で有名な土地を訪れた男は、テレビに映っていた景色に惹かれてそこを案内していた医師のもとを訪ねると・・・

ホラーといっても、パターンがこんなにあるんだ、と思います。私は、乱歩の作品を思わせる「ゆがみ」が好きですが、ほかにも表題作、「とまどい」「幻影」「隠れ里」もいいなと思います。逆にミステリ的な解決をする「悪魔」などは、ホラーとしては弱いし、「うたがい」も理に落ちた感が強い。ホラーっていうのは、ミステリより難しい、そんな気がします。

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2009/07/29 23:34

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2009/12/04 14:11

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2010/01/15 21:48

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2010/01/20 22:01

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2012/01/19 21:03

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2012/11/23 09:30

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2019/11/14 11:40

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