紙の本
オアシスに佇む
2020/02/19 11:51
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
大学時代=オアシス…砂漠の真ん中にいる身としては頷くしかない(笑)
そのオアシスも気楽なだけではなく、苦いものだって含まれる。
それでも確かにオアシスいたという記憶は砂漠を渡る推進力になるんだろう。
紙の本
瑞々しい
2015/08/31 21:33
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投稿者:FUMI - この投稿者のレビュー一覧を見る
「大学時代」という設定で瑞々しく描かれている。
答えの無い中を手探りで探し出している感じがする作品。
紙の本
何者でもない5人
2019/12/02 22:09
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
社会人になるまでの、つかの間の自由を謳歌する5人の男女の姿が初々しいです。麻雀やボーリングに関する蘊蓄やこぼれ話も、盛りだくさんで楽しめました。
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この、就活が一段落して残りの学生生活どうするか、な時期にこれを読めて良かった。
大学で同じクラスで出会った5人の男女の大学生活の話。春夏秋冬で話がまとまり、まさかそれで4年間かかっているとは最後の方まで分からずにいて驚いた。確かに進路のこととか出てたから首は傾げていたんだけど。。。
北村のキャラクターが、少し今までの伊坂らしくないかもしれないと思った。ここまで冷血漢と言うか、論理的なキャラクターって少なかった気がする。麻雀の牌とかも出てきて面白かった。気になるのは、古賀はどの作品に出てきたのかしら…?ちょっとあちこち引っくり返さなきゃ!
最後の「春」が、私にはとても眩しく感じた。何ヶ月か後の私と同じ立場の北村達。同じことを思っているかもしれない。違うかもしれない。でも、こんな風に考えられていたら幸せだと思う。ちょっと、サン=テグジュペリの本を読みたくなった。
(2008.08.02)
社会人3年目。彼ら「大学生」の様子が羨ましくも思えた。
東西南北の名を持つ4人と、鳥井の5人組の織り成す大学生活。
春夏秋冬で4年間を描くというのは、やっぱりネタを分かっていても1年間で違和感がなくて、すごいなぁと思う。
最初良くも悪くも徹底して論理的だった北村がだんだんと変わっていく4年間が微笑ましくてよし。
何だかやたら数年前が懐かしくなりました。
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可もなく不可もなく。悪くないけど、良くもない。
無難にまとめたなぁーって感じ。
狙って敢えてこーゆう感じにしたのであれば、まぁ納得。だけど、なんてことは、まるでない。
狙わずしてコレなら、そりゃないよ!って感じ。
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北村(僕)、南、東堂、西嶋、そして鳥井。
大学生になった4人の春夏秋冬物語。
伊坂さんにしては珍しく地をいった作品だと感じましたが、単純に良かったです。
笑ったり泣いたり。
大学生っていうあの無機質的な時間を過ごした経験がある人は、懐かしくもありです。
静かに流れる時間の中で、確かに繋がる”友情”に感動します。
学生時代に読みたかった(笑)
'08.9.20読始
'08.9.21読了
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麻雀がわからない人間には、ところどころ読むのがつらい。
まあ読み流してまえばいいだけのこと。
大学生活ってのは、無意味に過ぎていく自堕落な日々が圧倒的だけれども、たまには人生における重大事件ってのも起こるんです。
管理人の場合、起こったかな?
うーん、どうだっけ。
普通、語り手が主人公だと思うんだけど、本作の主人公の影の薄さといったら(笑)
でも伊坂作品って、周囲の人間の方が個性的であることが多い、かも?
いや、統計とってない。適当なこと言ってる(笑)
主人公友人の西嶋は、実際にいたら少々面倒臭いが(サンボの人に激似)、その名言の数々には心打たれる。
「(略)その時に、正義とは何だろう、とか考えててどうするんですか?助けちゃえばいいんですよ」
そう、助けちゃえばいいんだよね。
餓死寸前の白熊が溺れそうになってるんだったら、自然の摂理だとかなんだとか御託並べてないで、さっさと助けてご飯あげちゃえばいいんだ。
自然の摂理とやらから一番かけ離れてるのが「人間」の癖に、見殺しする権利なんて何処にある?
結局は絶滅しそうになったら保護するくせに。
エゴだエゴだエゴだ。
・・・これは、「アース」という映画を観た時に感じた違和感。
それに対して、全然別の国の全然別の小説のひとかけらがガッチリはまったんだから驚きだ。
頭で考える前に、本能で感じて行動した方がいいこともある。
きっとたぶんそういうこと。
そして、学生時代ってのは、唯一無二の何かを掴むためのモラトリアム。
くだらない日々を、大いに遊べ。てか。
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いつも以上に青春小説に寄せた内容の一冊、むやみに麻雀の闘牌シーンが多い(笑)
砂漠というタイトルは、ちょっと違う気もするが、大学時代をうまく描いている…こんな大学生活をおくりたかったな…的な本
でも、大学生にしてはちょっと大人目線かも
いつもほどの切れ味はないが、十分な一冊
大学の頃の無限の時間を思い出しながら、ろくにとれない夏休みを恨みながら社会人が読むのはぴたりかもしれないw
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ある大学の、男女5人組(?)を描いた物語。
伊坂幸太郎ならではのキャラクターの性格が好き。
鬱陶しいキャラ、高飛車なキャラ、すべてが際立ってみえるのは文才だと思う。
各章の最後、「…なんてことはない」が、絶妙に使われてて、皮肉っぽいんだけど好き。というか皮肉っぽいのがいい!
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心を閉ざしてしまった鳥井が戻ってきたとこが泣けた。
全体的によかった!みんなのキャラもいいし。
ただ鳩麦さんが人気なのがよくわからない。あんま出番ないし。
私は南のほうがいいなー。
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大学で出会った鳥井、北村、南、東堂、西嶋。
麻雀をしたり、遊びに行ったり、合コンしたり。
学生らしい生活をしながらも、事件に巻き込まれる。
それでもやっぱり学生である彼らは彼ららしくに生活していく。
読み始めたら一気に読んでしまいたくなる作品。
途中、衝撃的な事件も起きるけど、章内で落ち着きを取り戻す。
ただ単純に読者を不安がらせる作品じゃない点が好ましい。
大学に通った経験がある人間なら同感できる部分が必ずある作品。
麻雀がわかる人のほうが楽しく読めると思う。
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いいよ。
いい。
途中、文章を読むのがおっくうになる部分も2・3回はあったんだけど
ここがいい これは。・・・ ってこの小説?の好きなとこが1ページから最後まで
無くなることがなくて、一気読みできたかんじです。
砂漠のオアシス
大学での春 夏 秋 冬を
麻雀から始まった友、の5人で過ごしていく
いように麻雀シーーンが多かったにも思えるけどあれはあれで大事なところだとも思う
サン=テグジュペリと西嶋の言葉にジンとくることが多かった
鳩麦さんも
っと東堂と西嶋は好きだったなぁ
結局的にはどうなったかがよく分らないんだけど;
あと、初めて泣いたのもこの本。
あそこ。麻雀で 西嶋が 中 でロンしたとき。
鳥居が戻ってきた感?鳥居らしさあふれる言葉でまじ泣きました
たぶん読んだ人によって心に残ってくる言葉は違うと思う。
そんな話でキャラクターが印象的。
この話はうちにはとても、うけた話です
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物語は大学生 鳥井、北村、南、東堂、西嶋 の5人が出会う所から始まり、麻雀を切っ掛けにして友人関係を築いていく――――
大きく春夏秋冬の章に分かれており、途中に大変な事件も起こる! そしてまた春を迎えるという、大学卒業までの大学生生活をギュッと濃縮した一冊だった。
この本に関係無く丁度、サンテグジュペリ(私の場合は星の王子さまを指す)を読みたいなと思っていた所だった。
度々、サンテグジュペリの本の言葉が語られる。タイトル「砂漠」も初頁の引用や西嶋の言った その気になれば砂漠に雪を降らせる事が余裕で出来るんですよ という言葉から来ている。
魅力的だったのは、皆で度々やる麻雀のくだりだ。私には全く麻雀は解らないが、牌や楽しげな空気、軽快なゲーム運びが麻雀を解らない人間にも退屈をさせないでいる。ついつい一寸だけ麻雀良いんではない?なんて気にさせられてしまった。
あぁ、学生ってこんな楽しかったっけ?と思いを馳せること必至!!
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暇だったからなんか読んでみるかなぁ…伊坂幸太郎だし,,って感じで買って読んでみた
正直あんま期待してなかったんだけど結構おもろかったな
麻雀やんないけど,学生時代にみんなで集まって麻雀したりするのも楽しかったのかなぁとか思った 笑
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奥田英郎っぽい。やっぱり学生時代を書いた小説は好きだ。だがしかし、輝ちゃんの「わたしたちが好きだったこと」には遠く及ばない。