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  • みんなの評価 5つ星のうち 4 5件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2004.4
  • 出版社: 実業之日本社
  • サイズ:20cm/345p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-408-53452-8

紙の本

骨董屋征次郎京暦

著者 火坂 雅志 (著)

昼は骨董屋の主。しかして、その正体は…!? 世も人も移りゆく京の町を舞台に、変わらぬ魅力を持つ骨董品をめぐる、様々な人間模様。傑作骨董時代小説シリーズ。『週刊小説』『ジェ...

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骨董屋征次郎京暦

税込 1,870 17pt

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商品説明

昼は骨董屋の主。しかして、その正体は…!? 世も人も移りゆく京の町を舞台に、変わらぬ魅力を持つ骨董品をめぐる、様々な人間模様。傑作骨董時代小説シリーズ。『週刊小説』『ジェイ・ノベル』掲載を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

火坂 雅志

略歴
〈火坂雅志〉1956年新潟市生まれ。早稲田大学商学部卒業。出版社勤務を経て、88年「花月秘拳行」でデビュー。他の著書に「武蔵と無二斎」「家康と権之丞」「茶の湯事件簿」など。

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みんなのレビュー5件

みんなの評価4.0

評価内訳

  • 星 5 (1件)
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紙の本

征次郎はんあんじょうおきばりやす

2004/05/17 23:42

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:星落秋風五丈原 - この投稿者のレビュー一覧を見る

京の夢見坂にある骨董屋「遊壷堂」のあるじ征次郎は、元は加賀金沢藩前田家に仕えた侍の息子。父を襲った奇禍によりすっぱりと侍を捨て、幼い頃より親しんだ骨董を扱う商売を営む。ところが「夢見」「遊」という字が悪いのか、はたまた生来の性格故か、海底に沈む異国の茶碗を引き上げるため、莫大な借金を抱え込んだり、新選組隊士を斬ってお尋ね者になり、長崎に逃げる羽目になったりと、どうも三十半ばの割には落ち着きがない。ところが武士の世が終わり明治になった時は、彼はさしたる屈託もなく、さっさとザンギリ頭にしている。「世の中はどんどん変わるが、自分は変わらないものをあきなう」と割り切っているし、彼の周囲の人々の中にも、境遇が劇的に変わった人はいないからだ。先斗町の売れっ子芸妓で征次郎とは相惚れの小染、ハタ師の兼吉、骨董の師・柴山抱月、そして、煎餅屋のあるじで、実は闇の骨董オークションの元締めなど、二〇〇一年五月に刊行された「骨董屋征次郎手控」の登場人物は、本作でも元気な姿を見せてくれる。但し、肝心の骨董が、以前と同じ扱いでは、なくなっていく。多数の武士が職場と俸給を失い、明治初年の政府の政策によって引き起こされた廃仏毀釈運動により、多くの仏教美術品や骨董品が売りに出されたのだ。完全な売り手市場だから値は叩かれ、これらを競って手に入れたのが新勢力の薩長や、外国人である。日本の精神を持ち西洋の学問を受け入れる「和魂洋才」が政府の旗印だったが、和の魂で作られた骨董品は、魂ほどには重きをおかれなかった。こよなく骨董を愛する男・征次郎が、この状況に黙っていられるはずもない。前作からの因縁の相手、猪熊玉堂が絡んでいるとあっちゃあ、尚更だ。こうして彼は、無謀な戦いに挑む。時代が変わっても、変わらぬ心意気を持つ男・征次郎の活躍を三年ぶりに堪能。小染とのなかなか進まぬ仲、三十六歌仙絵巻を巡る大がかりな陰謀の二つにきっちり最終話で決着がつく締めもいい。

さてこの作品、北森鴻作品と随分関連がある。
店を持たないハタ師兼吉は、北森鴻氏の「狐罠」「狐闇」「緋友禅・旗師冬狐堂」に登場するヒロイン、宇佐見陶子の大先輩であり、征次郎は同じく北森氏の「孔雀狂想曲」の主人公である雅覧堂店主・越名集治の先輩にあたる。「冬狐(とうこ)」「遊壷(ゆうこ)」と響きも似ている。更に同じく氏の「凶笑面」収録の「双死神(そうししん)」と前述の「狐闇」に登場してくる幻の税所コレクションは、薩摩藩出身の堺県令・税所篤が、県令の地位を利用して奈良県を堺に併合し、士族から安く手に入れた仏教美術品や骨董品で構成されている。明治時代の骨董事情がより解りやすいと思われるので、興味のある方は、是非二者の作品を読み比べてみる事をお薦めする。

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紙の本

征次郎の優柔不断は好きになれないけれど、この本のデザインは抜群。和とはこういうものをいう。ま、安易にシリーズ化はして欲しくないのだけれど、それはこの小説が面白いから。そこのところ誤解しないでね

2004/07/18 18:21

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

机の上にあったこの本を見ながら、我が家の高一長女が「私、このデザイン大好き、この京都の古着屋で見つけたような、上下の模様もだけれど、骨董屋と征次郎と京暦で色を使い分けているでしょ、それが日本、って感じで、左の絵はちょっと煩いかな、ビミョーかな、でも許容範囲ってことで」などとのたまう。うーん、我が家って変わっているかも。

その粋な装幀は、芦澤泰偉。カバー左側の、いかにも図案といった、それでいてその赤のなんとも言えない深みがいい、そのことについてのコメントは、本を探したけれど載っていない。うーん、著作権には関係ないものかもしれないけれど、出展くらいは書いておいて欲しかった。

同業の兼さんが使って欲しいと連れてきたのは、二十代なかばといった元武士「敦盛」。初めて出入りする鳥羽の市。征次郎の狙いは知り合いから依頼された金鶏の置物「わくら葉」。越前三国湊に兼吉と出物を求めてやってきた征次郎。噂の妓夕霧太夫を見た二人は「海の音」。師である抱月が、征次郎の目を確かめるために見せたのは、見事な斑唐津「五条坂」。

明治五年、京都で開かれた日本初の博覧会、世に言う京都博覧会。ところが展示物はといえば、骨董屋が逃げ出したくなるようなゲテモノばかり「鴨川」。征次郎の店に入ってきたのは二十七、八の牢人。見てもらいたいと持ち出したのは「仇討ち」。兼吉のところに舞い込んだ御物の三十六歌仙絵「冴ゆる月」。小染を座敷に招いたのは有名な香具師の元締、阪東の文治郎親分。その席には小染が大嫌いな男が「夢見坂」。

時代は明治三年以降。京、八坂塔下の夢見坂にある、骨董を商う小さな店「遊古堂」が舞台となる。主人は、もと金沢藩の武士、征次郎で、年齢は30代半ばといったところだろうか。彼を慕うのが先斗町の芸妓小染は、30歳になってしまったけれど、現代女性のようになんとも若々しい。そして友人といってもいいのだろう、ハタ師の兼吉。征次郎に骨董の手ほどきをした、洛西桂に住む柴山抱月。金沢藩の御買物役であった征次郎の父を騙し、自裁に追いやった稀代の詐欺師猪熊玉堂などが絡む。

前作の舞台が、幕末の京都で、その時の紹介は「東大路通八坂東入ル、いわゆる夢身坂で遊壺堂」という店を営むとなっていて、どうも店の名前が違う気がするのだけれど、どうだろう。しかし、変わらないのが征次郎の優柔不断である。何に対してといえば、もちろん小染めに対する姿勢である。まさに女の腐ったような、というより人間の風上にも置けないとでもいったような馬鹿ぶりである。

これほど手前勝手問題先送態度曖昧信号無視といった主人公というのも、現代小説ならばよくあるけれど、時代小説となると珍しい。奥泉光『坊ちゃん忍者幕末見聞録』に出てくる、学問も剣術の勉強も中途半端、失敗は何でも人のせいにする寅太郎に毛が生えたようなものである。ただし、火坂にはふざけている様子は見られないのだが。ま、小染めに免じて許したいところだが、この話、まだ続くそうである。せっかくいいラストなのである。引き際が肝心だろう。むしろ、次は同じ主人公で構わないから、長編で勝負、それで幕でもいいのではないか。評判がいい、今が華である。

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2011/04/28 23:39

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2012/01/15 08:41

投稿元:ブクログ

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2016/04/11 19:32

投稿元:ブクログ

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