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紙の本
腕貫探偵 市民サーヴィス課出張所事件簿 (JOY NOVELS)
著者 西澤 保彦 (著)
隣人の死体に遭遇…しかも移動した?行方不明になった学生?母親が突然欝になった?二股がバレて別れた相手との復活愛はあり?さまざまな悩める市民の相談ごとが持ち込まれる「市民サ...
腕貫探偵 市民サーヴィス課出張所事件簿 (JOY NOVELS)
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商品説明
隣人の死体に遭遇…しかも移動した?行方不明になった学生?母親が突然欝になった?二股がバレて別れた相手との復活愛はあり?さまざまな悩める市民の相談ごとが持ち込まれる「市民サーヴィス課臨時出張所」で応対するのは、黒い腕貫を嵌めた年齢不詳の職員だ。聞き上手なその誘いにのって、ついついプライベートな悩みごとを話してしまうと…さらりと返されてくるひと言に問題解決の重大なヒントが…。軽妙なユーモアたっぷりな筆致で描く連作ミステリ七編。【「BOOK」データベースの商品解説】
さまざまな悩める市民の相談ごとが持ち込まれる「市民サーヴィス課臨時出張所」。黒い腕貫を嵌めた年齢不詳の職員が、トラブルの謎をさらりと解決。軽妙なユーモアたっぷりの筆致で描く連作ミステリ7編。〔2005年刊の再刊〕【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
腕貫探偵登場 | 7−36 | |
---|---|---|
恋よりほかに死するものなし | 37−65 | |
化かし合い、愛し合い | 67−96 |
著者紹介
西澤 保彦
- 略歴
- 〈西澤保彦〉1960年高知県生まれ。95年に「解体諸因」でデビュー。ほかの著書に「収穫祭」「春の魔法のおすそわけ」など。
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ハードだったらあれだけど、ジョイノベだったら「あり」かな?
2008/11/06 06:41
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kako - この投稿者のレビュー一覧を見る
重くなくていぃですねぇ~。
たまにこのような軽めの短編小説を読むとほっとします。
謎解きなどをしようとせずに、ただつらぁっと読みました。
適度にユーモラス、適度にブラック。
こんな設定ないよねぇ~、と思ってはいけません。
全てを受けれいれて『バカバカしさ』をあえて楽しむのが「おつ」というものです。
櫃洗市一般苦情係の市民サーヴィス課臨時出張所にいる、肘まで黒い腕貫を嵌めた男性が腕貫探偵さんです。
しかも臨時出張所って勝手に自分で机置いてない?ってかんじに周りから浮き浮きで座っておられます。
年齢不詳、痩身で銀縁眼鏡をかけ、周りの環境お構いなくお役所業務口調で淡々とお話を進めていく市役所の方です。
しかし腕貫探偵さんの、一般相談と殺人事件と同意義に扱ってしまう態度も、相談する方が、ものすごく怪しいのに何でそんな正直に相談をしてしまうの?というところも全てご愛嬌的に受け入れざるを得なくしてしまうのが、西澤さんのなせる技なのかもしれません。
全部が全部を解き明かす探偵さんではなく、相談者に「~というところがポイントです」と説明して、後は相談者をほっぽりだしてしまいます。
依頼主はそこから自分で謎をなんとかして解き明かしますが、その時に読者も一緒になって考えるべきなんでしょうね。
でもいかんせん短編集。
短い章で構成されているので動機も何も読まないとわからないんですよ、コレが(私だけかもしれませんが)。
素直に読み進めていく方がストレスたまらないです。
お話は「腕貫探偵登場」から始まって「明日を覗く窓」で終わりますが、なかなか構成は面白かったです。
ちょっとした空き時間に読むのには最適ですよ。