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各国のサッカーをいわゆる偏差値で表す試みを行った本。
サッカーというスポーツを
「選手」、「メディア」、「監督」、「ファン」など多角的な視点から総合的に判断したものらしい。
面白い試みだっただけに、内容が乏しくてちょっと残念・・・
サッカーに少し詳しい人なら大体わかるデータしか用いず、後は感覚的なランク付けな気がする。
せっかく偏差値化するなら、徹底的に客観的なデータ(サッカーファンすら知らないようなものも含む)を
用いて説得してもらえるともっと面白かったかも。
ただ、各国のイメージと強さは的を得ている書き方がする。
偏差値という面白い視点の割にはちょっと優等生的な本でした。
次回作を書くなら、もっと独自色を出して欲しい一冊です。
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2009/4/11ジュンク堂三宮駅前店にて購入
2009/5/23〜5/28
イマイチ信頼性のないFIFAランキングに変わる日本人には捉え易い「偏差値」という指標を出してきた点は秀逸。しかし、その数値化は主観だけなので(だいたいいいところだとは思うが)、こちらも一般化するのは難しいか。試みとしては面白いと思う。
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杉山氏の考えは、一つの意見としては、非常に参考になる意見だと思います。
ただし、鵜呑みにしてしまうと、偏差値を下げるファンと言われてしまいそうです…
代表に対する見方、協会に対する見方は大賛成です。中国、韓国といった周辺国と協力してサッカーを盛り上げていく…という考え方にも賛同できます。
日本がもう一皮むけていくには、何が必要なのか?それを真剣に考え実行していかなければならない時期には来ていると思います。
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偏差値というある意味分かりやすい指標で、
日本サッカーのレベルを格付けしてみた本。
日本サッカー協会や監督、メディア等のさらなるレベルアップが必要というのには同感。
【2009年5月1日購入】
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海外諸国の偏差値に関しては疑問を感じるところはあるんだけど、日本の部分はほぼ同意。
確かに順位と言うあいまいな基準よりは、海外と比べてって考えた方がわかりやすいし、課題もしっかり見えてくるのではないかと思いました。
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これまた読みやすくわかりやすかった。いかに日本サッカーが遅れているかということ、選手だけではなく周りも世界基準ではないということが書かれている。そしてジーコジャパンがいかに運がよかったかということも。実力で次のW杯は予選通過して欲しいものだ。オリンピックでも芸能人を使わないと視聴率が取れない日本は哀しすぎる。
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Jしか興味のない私には、世界の実情を知るのにいい本でした。
偏差値という視点もまぁ面白いです。
でも、日本に対しては批判ばっかりで「じゃあどうしたらいいのか」という意見が皆無。
この本の意見を参考に、これからの日本サッカーを考えるのは、楽しいはずです。
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杉山茂樹さんのサッカー批評本です。
世界中のサッカーを見ている方だけあって、日本サッカーに対する警鐘の鳴らし方が、独自の角度と切り口で、面白いです。
杉山さんの本はどれも独特でオリジナルな発想や意見が盛り込まれており、楽しめます。オススメの一冊です。
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4-2-3-1の杉山番長の著作。
偏差値という新しい視点をもたらしてくれた。
切り口も面白かったし、サッカーに限らずインスピレーションを与えてくれた。
まあ、各国の偏差値のつけ方とか、主観にもとづくものだから、その値自体には、まったく興味はないけど、読者への伝わりやすさに関しては、この方法に勝るものはなかなかないだろう。
Jリーグのあり方への悲観論なんかもあるけど、実際にスタジアムに足を運ぶ人間から言えば、倉敷さんの昨年の入れ替え戦後の言葉を借りて、
「僕達のJリーグはこれでいいんじゃないかと思います。誰もがスタジアムに来て、楽しめる、それでいいんじゃないかと思います。」
と、思いますね。
こんなに長けた書籍を記せるのだから、ジャーナリストとして日本人のジャーナリストの底上げに尽力していただきたいものですね。
筆者の今後の活躍に期待も込めて☆5つで。
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衝撃的な内容でした。
偏差値が、高校受験や大学受験のときのように、
ちゃんと、国別に、表が作られてて。
強さだけでなく、
監督。選手。サポーター。メディア。
色んな角度から割り出しての偏差値。
納得。
しかも、一番驚いたのは、
サッカーは、監督ありきだってところ。
監督が強者、選手は弱者。
そして、解説者は、監督候補なわけなので、絶対に監督の悪口は
解説の中では言わないってところ。
なるほど~
ふだん、サッカーを見ているだけで
内部のことや、協会のことなどは知らないので、とても面白かった。
そして、日本が、とても強化しにくい環境にあること。
それを変えなくてはいけないのがサッカー協会なんだけど
これが、また、会長という職が、守られていて、
誰も意見できる立場がないこと。
日本代表とJリーグとの関係。
とても勉強になりました。
なんで、Jリーグで見るときの選手と、日本代表でプレーするときの選手に
こんなに差が出てきてしまうのか
同じようにプレーが出来ないのか。
とても分かった気がします。
とくに、一番大事なのは、監督の言葉力。
カリスマ性。
誰かが使った監督の言葉を使う監督は、信用できないってのも納得。
いまの代表に、何が足りないのか、
ほんの少し分かった気がします。
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監督・選手・ファン・審判などさまざまな要素を鑑みて国全体のサッカーレベルを評価し、各国のレベルを偏差値で表す。
偏差値を付けたことでわかりやすく,また面白く読めるようになってます。
協会・ファン・審判・メディアがそれぞれの役割を果たしていないことにメスを入れたことは重要だと思います。
収入の為に代表の親善試合を国内ばかりで行い,相手国にベストメンバーを揃えさせられない協会、プレイをそこまで注意深く見ずに応援に精を出すため選手らを客観的に判断できないファン、
ミスジャッジが指摘されないため技術が向上しない審判、
超楽観論というか現実には目をつむり、良いことしか言わないメディア(北朝鮮的といえる)。
とくにメディアは、監視という役割も担っているわけだから罪は重い。
一般的なメディアのレベルの低さは常日頃から指摘されているが、
熱意こそがもっとも大事であると思われるスポーツ分野のメディアでさえ問題があるとなると、日本人であることが残念でならないです。
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これまた杉山氏。新しい「サッカー偏差値」という言葉。そのまま(現在の)日本サッカー協会に贈って差し上げたい。
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一通り読み終わってみると標題の偏差値52は甘いのではないかと思ってしまいました。いかに自分が日本ローカルなサッカーにどっぷりつかっていたかを反省しています。
日本のサッカーを戦術、監督、選手、メディア、ファン、審判、Jリーグ&クラブ、協会、日本語式サッカー言葉の各側面から評価してあり、納得がいく箇所が多々ありました。W杯で世界のサッカーと対峙する今だからこそ、読むべきだと思います。世界との差は何なのかを検証しながらW杯を楽しめそうな気がします。
この本のおかげでまた一つサッカーを楽しめる視点を手に入れました。
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ワールドカップに合わせて読んだ。
日本の偏差値52は妥当だと思うが、ワールドカップが終わってみれば、なかなかの好成績。世界に通用するようになったのも、これまでの積み重ねがあればこそ。といっても、他の国に比べれば、まだまだこれからなのだ。
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日本サッカーを偏差値に置き換えた場合の本
日本は52らしい。南アフリカワールドカップ直前時。
ブラジル70
アルゼンチン68
スペイン64
豪州55
韓国54
イラン53
日本52
ユーロ2008の傾向から、ブラジル人帰化選手の増加が見られる。スペインの、マルコス・セナ。ポルトガルのデコ。クロアチアのエドゥアルド・ダ・シルバ。ワールドカップに出たいなら、ブラジル国籍を捨てる方が近道と言われているくらいだ。FIFAのブラッター会長も、苦言を呈している。実際、日本も、ラモス瑠偉や呂比須ワグナー、三都主アレサンドロ、田中マルクス闘莉王などがいた。
でも、ブラジルの選手は非常に素晴らしいものの、ブラジル人監督に名将は少ないと言われている。ジーコは少し微妙。日本では結果を出せなかったものの、トルコのフェネルバフチェではチャンピオンズリーグでベスト8だった。
ただ、例外は存在していて、ルイス・フェリペ・スコラーリだ。日韓ワールドカップでブラジルの優勝、ポルトガルを躍進させた。今後が見物。
アルゼンチン
本番に非常に強い。勝てばOKって感じ。
スペイン
最近、リーガ・エスパニョーラだけでなく、国外への移籍が増えてきた。
ドイツ
ワールドカップ本大会で、くじ運が強い。
しかし、クラブはUEFAリーグランキングで5位に甘んじている。
オランダ
代表チームのアウェー戦観戦が非常に大好き
イングランド
アーセナルは若手が大好きだから、なかなか勝てない
イタリア
代表チームの応援には消極的
フランス
アフリカ出身が多い
日本
監督予備軍すなわちテレビ解説者は、いずれ監督になりたいので、あまり監督を批判しない
マスコミ、ファン、監督、戦術は偏差値50前後
でも、選手は54
Jリーグはかつて、世界の4番手、5番手だった。
でも、ブームが過ぎて下落の一方。
協会は、代表戦の収入目当てで、ホーム戦ばっかりで、代表チームの強化に繋がってない。
審判に対しても、報道が非常に甘い。
誤審という言葉が出てこない。
※結構、ありきたりのことばかりでう~んて感じだった。