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- カテゴリ:一般
- 発売日:2008/12/01
- 出版社: 実業之日本社
- レーベル: じっぴコンパクト新書
- サイズ:18cm/230p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-408-10745-5
紙の本
なぜ『日本書紀』は古代史を偽装したのか (じっぴコンパクト)
著者 関 裕二 (著)
日本書紀は偽書なのか? 古代史の真実を封印した意外な人物とは? 日本書紀にはこんな「カラクリ」があった…。古代史最大のミステリーの闇の部分を読み解く書。〔「日本書紀塗り替...
なぜ『日本書紀』は古代史を偽装したのか (じっぴコンパクト)
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商品説明
日本書紀は偽書なのか? 古代史の真実を封印した意外な人物とは? 日本書紀にはこんな「カラクリ」があった…。古代史最大のミステリーの闇の部分を読み解く書。〔「日本書紀塗り替えられた古代史の謎」(2005年刊)の改題改訂〕【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
どうも白村江の戦いがこの時代を解く鍵だ
2009/10/06 18:38
10人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:GTO - この投稿者のレビュー一覧を見る
判じ物のような楽しさがある。この著者の推論がすべて正しいとはもちろん思えないが、といって「トンでも本」とも言えないだろう。いくつか強引な推論があったり、言葉遊びのように感じられるところもある。しかし、百済王朝と大和朝廷との関係に関しては、従来の教科書的解釈は納得し難い面があるのは確かで、任那とは何だったのかを含め、さらに研究が求められると思った。
著者の日本書紀に対するスタンスは、一貫して百済王族の藤原氏が、蘇我氏の事績を抹殺するために編纂されたものとして捉えている。そのため、著者は聖徳太子がそのように論議を呼ぶ存在になっているのは、蘇我入鹿の功績を消すために、それを仮託する人物として祭り上げられたからだと考えているようだ(聖徳太子は最近その実在さえ否定する論者がいるが)。さらに、中臣(藤原)鎌足=豊璋と考える。学界ではトンでも論なのだろうが、大和朝廷=任那=百済王朝と考える人もいるくらいなので、簡単には否定できないのではないかと思う。
ただ、著者が言うように聖武天皇(首皇子)が、藤原不比等の策略に気づき、藤原氏を排斥しようとしたのならば、なぜ、日本書紀に代わる記紀の編纂をしなかったのか疑問である。
いずれにしても、日本書紀と古事記の記紀だけに頼って解決するのは難しいと感じる。といって、考古的な資料も豊富とは言えないのが、現状なのであろう。学問としては許されないとしても、いろいろな仮説を試みたり、知る楽しみがこの時代にはある。
紙の本
日本書紀
2019/08/11 13:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Otto - この投稿者のレビュー一覧を見る
「日本書紀」はなぜ誤った読みかたをされてきたのか、謎解きされている。古代史最大のミステリーなどと書かれていると、とても読みたくなった。