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商品説明
減価償却の基本的概念を歴史的に整理したうえで、法人税法上の規定を考慮した税務会計上の処理について述べる。図解や仕訳例を多数引用しながら、減価償却の基本から応用までをくわしく解説。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
武内 正
- 略歴
- 〈武内正〉早稲田大学商学部卒業。公認会計士。中央監査法人勤務等を経て、93年武内公認会計士事務所開設。日本公認会計士協会東京会税務委員会委員。
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紙の本
減価償却の税務処理をていねいに解説。新会計制度における減価償却の位置づけについてもマスターできる
2000/10/13 00:15
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投稿者:ブックレビュー社 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は,法人税法上の規定をベースにした減価償却の実務についての解説書である。取得時の処理方法には,圧縮記帳や現物出資の際の特例などが多いが,これらのケースはもとより,企業が自ら固定資産を製作した場合や,固定資産を資産同士の交換によって取得した場合など,さまざまなケースを想定してていねいに解説している。また,いわゆるパソコン減税や中小企業の機械などの特別償却など,最近導入された制度についても過不足なく記述されている。
会計制度は国際化の流れを受けて変容しつつあるが,こうした新会計制度と減価償却との関係についても1章を割いて説明を加えている点がユニークだ。税効果会計と減価償却との関係,キャッシュフロー計算書と減価償却との関係,連結決算における減価償却の処理方法などが詳述されている。新しい会計制度を,減価償却というキーワードで鳥観してみるのも,企業の財務に携わる者にとっては参考になるかもしれない。
(C) ブックレビュー社 2000