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商品説明
新会計制度のキーワード、キャッシュフローの歴史からキャッシュ・フロー計算書の作り方までを解説する。企業評価、投資判断の基準として活用できるキャッシュフロー経営のテクニックも紹介する。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
大山 毅
- 略歴
- 〈大山毅〉東京大学経済学部卒業。公認会計士、税理士、米国公認会計士。日本証券アナリスト協会検定会員。企業の税務顧問から監査、コンサルティング、各種セミナー講師などで活躍。
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紙の本
キャッシュフロー経営の歴史から実務までを網羅した教科書。投資行動の現在価値や企業価値の評価も行う
2000/10/13 00:15
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投稿者:ブックレビュー社 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「キャッシュフロー」に関する議論は,ともすると,単なる資金繰りの問題ととらえられがちな傾向があるが,本来,資金繰りはキャッシュフローの一側面に過ぎない。本書は,資金繰りから一歩踏み込んだ,キャッシュフローの解説書である。
冒頭で,中世にまでさかのぼってキャッシュフローの概念の歴史を解説している。中には大航海時代の欧州の投資家や,日本の江戸時代の商人のエピソードもあり興味深い。その上で,貸借対照表や損益計算書などの他の財務諸表との違いを分析し,上場企業に義務づけられたキャッシュフロー計算書の作成方法を詳述している。最近流行しているキャッシュフロー経営について基本的な事項を理解するためなら,ここまで読めば十分だろう。
しかし,本書は全6章のうち後半3章を割いて,さらに踏み込んだ議論を展開している。投資行動の現在価値をキャッシュの視点から評価するというテーマと,キャッシュフローで企業価値を評価するというテーマがそれだ。文章自体は平易なものだが,その概念を理解するのは,初心者にはきついかもしれない。
(C) ブックレビュー社 2000