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商品説明
人気狂言師・峰村みの吉が主宰する「狂言教室」の生徒が急死した。訃報にみの吉たちが驚く中、「それって筋が通らない」と言い出したのは、新入りの生徒・松永夏十だった。無愛想な上に、ツンツン立てた髪と濃いメイク、パンクスタイルで、とても狂言に興味があると思えない夏十だが、狂言の『二人袴』をヒントに、意外な真相を探り出して…。【「BOOK」データベースの商品解説】 人気狂言師・峰村みの吉が主宰する狂言教室の生徒が急死。新入りの生徒・松永夏十が、狂言「二人袴」をヒントに意外な真相を探り出して…。イケメン狂言師と強面パンク女の探偵コンビが謎を解く。『小説NON』掲載を書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
二人袴 | 5−50 | |
---|---|---|
花子 | 51−97 | |
附子 | 99−146 |
著者紹介
井上 尚登
- 略歴
- 〈井上尚登〉1959年神奈川県生まれ。東海大学工学部卒。会社員を経て放送作家となる。99年「T.R.Y.」で横溝正史賞を受賞。ほかの著書に「C.H.E.」「クロスカウンター」など。
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紙の本
狂言を題材にしたミステリ
2015/11/04 12:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
意外にも、というと失礼かもしれないが、おもしろかった。
狂言のネタを利用しながら事件の謎を解く。お芝居や落語などでは読んだことのある設定だが、狂言では初めて。事件とネタがそれほど重なるわけではない苦しい例もあったが、概してうまくいっている。
登場人物もよかった。最初は型破りの弟子の夏十が図々しすぎてかわいげもなくて、これは登場人物で白けるパターンかな…と思ったが、段々よくなった。師匠のいうことだけは聞くかわいげがあるし、筋の通った考え方をするところが気持ちいい。狂言一家のそれぞれの個性も立っていて、楽しい一冊だった。