紙の本
踏み出す勇気をもらえるかも
2023/09/18 19:19
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投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
クラスの中心からは外れたところにある
生徒たちの気持ちを丁寧に掬ってくれた連作です。
学生時代に出会っていたら、
もう一歩踏み出す勇気をもらえたかもしれません。
各作品の主人公は別々ですが、
時代や人物はリンクしていて、
タイムマシンに乗せてもらえます。
紙の本
中学生にオススメ
2021/01/15 13:16
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投稿者:ポムポムプリン - この投稿者のレビュー一覧を見る
中学生が主人公の話が多いので、小、中学生でも読める話です。少しファンタジーの雰囲気を感じました。短編ですが繋がってる所もあって面白かったです。
紙の本
開花する3編
2020/05/18 23:44
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
内気な女子中学生が顔の見えない友達と心通わす、表題作がみずみずしいです。長い冬の時間が終わり、それぞれの心に桜の花が舞うラストも素敵でした。
紙の本
中高生に
2017/11/14 23:11
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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
中高生に向いた話だと思います。
読みやすく、爽やかでよかったです。
短編が3編でリンクしているところもあったりしていいですね。
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約束の場所、約束の時間
今はそこまで感じないけど、小中学生の頃って特にクラスの中で上下の壁があったなあと思い出す。オーダーメイドでも描かれてたけど、辻村さんはこういう感じをよく分かってたんだろうなあ。それでも仲良くなったら、そんなこと気にせず一緒にいたくなるんだけどね。爽やかな友情にほろり。
サクラ咲く
図書室での文通。途中まで相手が奏人かと騙されそうになりました。奏人もマチも、みなみも皆いい子だね。正直いい子すぎてそこまで共感できなかったのが本音です(笑)ちょっと毒あるくらいの辻村深月が好きなので、ここまで爽やかなのは中高生向きかなあと。
世界で一番美しい宝石
ちょっと切ないけど終わり方は明るくていいね。人が努力したりイメチェンしたことをからかって悪意で塗り固めてしまうことの怖さを感じました。言葉の力を悪い意味で思い知ってしまう。でも、失ってもそこで人生が終わりなわけじゃなく、続いていくからこそ前を向くことの意義に気づかされます。最初の話とのつながりは、他の方のレビュー見てようやく分かりました。難しいリンクだった。
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短編3編収録。
進研ゼミ中学講座に連載されていたらしく、舞台は中学校。
名前探し好きな人は好きかも知れない。
辻村作品特有のひっそりとした暗さは無く、悩みながらもどこか明るい青春小説?
ただ、若干どこか物足りない。。。
辻村作品リンクは(多分)無いです。
が、3編の中でのリンクはあります。
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若美谷中学1年5組の塚原マチは、自分の意見を主張できない、頼み事を断れない、そんな性格を直したいと思っている。ある日、図書室で本をめくっていると、一枚の紙が滑り落ちた。そこには、丁寧な文字で『サクラチル』と書かれていた。貸出票には1年5組と書いて、消された跡がある。書いたのは、クラスメイト?その後も何度か同じようなメッセージを見つけたマチは、勇気を振り絞って、返事を書いた。困っているはずの誰かのために―(「サクラ咲く」他2編収録)。中高生が抱える胸の痛み、素直な想いを、みずみずしく描いた傑作。中学生から(「BOOK」データベースより)
「約束の場所、約束の時間」「サクラ咲く」「世界で一番美しい宝石」の3編収録。
ちょっとずつリンクもあって、辻村さんらしい作品。
どれも展開は読めてしまうんだけれど、中学生たちの心の揺れを、ストレートに爽やかに描き出していて好評価。
ただ表紙が・・・、あまりにもマンガっぽくて手に取るのがためらわれます。
「BOOK WITH YOU」シリーズってこういうの多いなぁ。
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中高生向け、とは知っていたけど大人も楽しめる。
ジブリ作品のように、自分が年を重ねるごとに、物語の見え方が変わると思う、簡単なようで奥が深い。
中編3つから出来ているこの作品、さすが辻村深月さんとも言うべきトリックもうまく仕掛けられていて、ああここでこう繋がるのか!とその驚きも醍醐味。
友情や理想の自分。そんな悩みはきっといつも変わらない。
大人になっちゃうほうがむしろ事態をややこしくしてしまったり。
この作品は、さらっと書いてくれてる。そうだよな、これでいいんだよな。と改めて複雑すぎる自分に反省をしたり。
挨拶をしっかり、とかごめんなさいやありがとうをちゃんと、とか。そんな当たり前のことを当たり前に出来るように中高生にも読んでもらいたいし、簡単には出来なくなったかもれない大人も考え直すために読んでもらいたいし。
いい本。
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小、中、高──。
学生時代の眩い瞬間が瑞々しく描かれて中てられてしまった。でも、何事にも一所懸命に取り組む姿にとてもほっこりした気持ちにもなれました。
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中学生向けと書かれていたけれど、とても清々しい話ばかりで、
大人でも十分楽しめると思う。
いつもの辻村作品みたいに何かひねったところは見受けられなかった。
直球勝負!って印象を受けたな。中学生にわかりやすいようにという配慮か。
3つの作品から成り立っていて、どの話にも少しつながりがあって。
表題作の「サクラ咲く」では、登場人物ひとりひとりにしっかりスポットが当てられていて、誰もが一本筋が通っている。
誰もがいいところもあり悪いところもあり、悩んでいたりする。そんなメッセージが込められていそうな、素敵な話たちだった。
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進研ゼミでこのような小説が読めるのですねー。
まっすぐで気持ち良かった。
タイムスリップたまらん。図書室も出てくるし。ウキウキでした。
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3つの中編小説。
辻村さんのこういう人物に少しずつリンクがある話は本当に読んでいてワクワクする
どの話も中学・高校くらいにあったら楽しいなという内容。
是非中学生くらいの時に読みたかった
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【収録作品】約束の場所、約束の時間/サクラ咲く/世界で一番美しい宝石
著者らしく、登場人物が緩やかにリンクしていくのが楽しい。掲載雑誌を見て納得したが、いつもよりストレートで純粋な人間関係。温かい世界ができている。
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図書室が出てくる小説と教えてもらって読んだ。3編収録。連作短編集。少しずつ関連する人物が登場する。どのお話も前向きでほんわかするお話ばかりだった。進研ゼミ中学講座に連載されていたものもあるので、ちょっと物足りない部分もあるかも。読みやすかった。
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ひゃあ~!むっちゃよかったですぅ~~!!!連作の3編。最後の話で繋がった時に、ハッとして、号泣。(あ、気持ちは・・・実際、あまり泣かない人なのです、私。すみません;;) 最初の1編の思い出が、あざやかに甦り、そのリアルなせまり方に自分自身が驚く・・・超個人的すぎて、何言ってるんだかサッパリわかりませんね~ww YAの良さって、大人になってこそわかったりするのかもな~。