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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2008.8
  • 出版社: 光文社
  • レーベル: 光文社古典新訳文庫
  • サイズ:16cm/491p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-334-75161-6
文庫

紙の本

椿姫 (光文社古典新訳文庫)

著者 デュマ・フィス (著),西永 良成 (訳)

美貌の高級娼婦マルグリットは、パリの社交界で金持ちの貴族を相手に奔放な日々を送っていた。ある日、青年アルマンと出会い、初めて誠実な愛を知る。マルグリットは享楽的な生活を捨...

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椿姫 (光文社古典新訳文庫)

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商品説明

美貌の高級娼婦マルグリットは、パリの社交界で金持ちの貴族を相手に奔放な日々を送っていた。ある日、青年アルマンと出会い、初めて誠実な愛を知る。マルグリットは享楽的な生活を捨て、パリ近郊の別荘で二人の幸福な生活が始まる。だが、噂を聞いたアルマンの父が駆けつけて…。【「BOOK」データベースの商品解説】

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評価内訳

紙の本

心の奥深くに届く、極上の恋愛小説。

2012/03/21 20:30

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:きゃべつちょうちょ - この投稿者のレビュー一覧を見る

先日ノイマイヤーが振り付けしたバレエ「椿姫」を観て、
その奥の深さにおどろき、原作を読んでみたのだが、
胸をしめつけられるような、せつない話だった。
「椿姫」には、ただの恋愛のいたみだけではない、せつなさがある。
家族、友情、そして献身について、考えさせられてしまうのである。

作中には、愛とか愛していますとか愛し合うという言葉が頻発する。
あんまりにも容易にそれらをつかいすぎなんじゃないか、と思うほど。
しかし、後半に入ってくると、
読者は、これらを多用した効果を感じないではいられないし、
その言葉の意味をじっくりと考えずにいられないだろう。

高級娼婦であるマルグリットと平凡な青年アルマンとの恋なんて、
まったくの別世界のできごとで感情移入などできないと思っていたが、
マルグリットの心境が変化していく後半から、なんともせつなくて
ためいきをついたり、目がうるんできてしまったり。
完全にこの19世紀のパリの街に住むふたりの世界へ連れて行かれた。

332ページ。『あたしたちはこうして静かに暮らし、これからもっと
静かに暮らしていこうとしているだけなのに』という淡々とした表現の中に
マルグリットの切実な願いが込められていて、ぐっときてしまう。
そして、ふたりのいきいきとした日々に、マルグリットはピリオドを打つ。
401ページのアルマンのみじかい手紙には、泣かされてしまった。
これを読んだマルグリットは、いったいどんな気持ちがしたのだろう。
哀しみという感情で自分自身が張り裂けそうになったことだろう。
涙も出ないくらいのショックと虚無感にうち砕かれたと思う。
アルマンも、彼女へのいとしさが本気だからこそのことだろう。
ふたりの気持ちが、それぞれ浮き上がってくるから、つらい。

クライマックスでは、マルグリットの手紙の中で、
彼女がなぜアルマンとの別れをえらんだのかが明かされる。
これを読んだアルマンは、おそらく前出のマルグリット以上に、
うちのめされることだろう。
だって、もうマルグリットとは二度と会えなくなってしまったのだから。
彼女はほんとうの意味で姿を消すまで、別れの理由を伝えなかった。

この話には、揺れ動く政治情勢や民衆のようすなどはまったく書かれていない。
ただひとりの青年の追憶、しかも、ある女性のことをどれだけ好きだったかが
綿々と綴られる。この時代の激動を考えれば、能天気な小説といえるかもしれない。
それなのに、読んだ後のこの重厚さはなんだろう。
アルマンはマルグリットの美貌に惹かれていったが、彼のその誠実な好意によって
彼女の持つ本質的な気高さが引き出されていった。
人としての誇りをみつめ、掘り下げていく、極上の恋愛小説。
もっともっと、読まれていっていいのではないだろうか。

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2011/09/27 12:47

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