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紙の本
白米が健康寿命を縮める 最新の医学研究でわかった口内細菌の恐怖 (光文社新書)
著者 花田 信弘 (著)
心筋梗塞、脳梗塞、動脈硬化、がん、認知症など、種々の慢性病との関係が明らかになってきた歯原性菌血症。最新の研究データをもとに、歯原性菌血症を防ぐための栄養学と口腔ケアの見...
白米が健康寿命を縮める 最新の医学研究でわかった口内細菌の恐怖 (光文社新書)
白米が健康寿命を縮める~最新の医学研究でわかった口内細菌の恐怖~
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商品説明
心筋梗塞、脳梗塞、動脈硬化、がん、認知症など、種々の慢性病との関係が明らかになってきた歯原性菌血症。最新の研究データをもとに、歯原性菌血症を防ぐための栄養学と口腔ケアの見直しを説く。【「TRC MARC」の商品解説】
大人特有の歯の根元にできる虫歯(主食が原因)や歯肉炎が原因で菌血症となる、歯原性菌血症の仕組みと怖さを伝える。【本の内容】
著者紹介
花田 信弘
- 略歴
- 〈花田信弘〉1953年福岡県生まれ。福岡県立九州歯科大学大学院修了。鶴見大学教授。日本歯科大学、明海大学、東京理科大学の客員教授。著書に「オトナこそ歯が命」など。
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紙の本
歯科医から糖質制限を援護している、非常に面白い!
2015/12/23 21:02
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:M マサ - この投稿者のレビュー一覧を見る
菌血症(きんけつしょう)、血液の中に細菌が入り込んだ状態。その菌が簡単に血液に入り込める場所は、歯と歯茎であり、歯周病細菌の種類は、色々な疾患に関与している事が解りはじめている。
菌血症がアテローム性動脈硬化を引き起こし、何処に起こるかで、心筋梗塞、脳梗塞、認知症、そのほとんどが、口内から侵入している、
炎症がさまざまな疾患をおこし、内蔵脂肪から炎症物質が慢性的に分泌され、慢性炎症が主病巣だと、医学研究のホットなテーマになっている。
虫歯の原因は、三代栄養素の内、炭水化物だけ、飲食前の口腔内は、ph6・ 8で中性だが、飲食後糖分を分解するために酸を使うために、ph4・5~5・5位に酸化に傾く、歯のエナメル質はph5・5で溶けだし虫歯の要因になる、しかも、砂糖は歯に付きやすいため、元のphに戻る為に時間が掛かる。
日本の歴史から、天武天皇の時代、675年に出された肉禁止令は、江戸時代まで、解禁されたのは、明治維新以降、その時期の日本人は低身長をまねいた。
余談だが、肉禁止令は、税制の確立の為に引かれていたようだ、狩猟の民から具体的な形の年貢徴収が難しかった背景がある。豊臣秀吉の時代に米が貨幣とされ、ますます、食文化は片寄る時期が合った。しかも、精米が普及する江戸時代から、玄米から種皮・外胚乳・膠質層・胚芽など取り除かれ、栄養素の無いカロリーの食事が広がる事に、そこで、江戸のわずらい、「脚気 」が流行る事になる。
日本の歴史を見ると、砂糖と虫歯の関係は、深いものが有ることに気が付く。
砂糖と米を全く食べない生活も、現実的ではない、精製されていないものを選び、食べた後の口のケアすれば、嗜好品としてよいものだが、糖質の過剰摂取は、他の栄養素が足りなくなる問題がある。特に、アミノ酸20種類の内、体内で作れない必須アミノ酸9種類を食べ物から、とらなければならない。ビタミンやミネラルが複雑に絡み合い、それらを摂取するために、食品多様性をすすめている。
最終章で、著者の開発しとたある、3DSセラピーを治療を勧めていている、詳細は、著書に譲り、病気にならない治療を進める中に歯の健康が有ることが、はっきりしている。
現代医療は、対処療法で、根本的な治療を、「病気にならない治療」が必要だと。栄養については、高タンパク、高ビタミン、低GI値で、繊維質に富む十分に咀嚼する、咀嚼の重要性が欠落していると、指摘している。
おわりに、弘法大師が伝えた、身口意(しんくい)を取り上げ、締めている、
全体的に、非常に解りやすい著書だ、
歯科医の角度から、最近、話題になっている、糖質制限の理論を援護している内容になっている、口から入った糖質が歯茎を伝わり、血管に、そこから
炎症等が、それが、疾患の始まりになると、口の中の環境を整えれば、疾患の予防になる。以前、ブルース・ファイフ氏の「ココナッツ・オイルプリング」の著書を思い出した、類似する考察が有るが、この著書に興味のある方は、読む価値はある。
勿論、この著書も、非常に面白い内容です。お勧めです。