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- カテゴリ:一般
- 発売日:2022/04/28
- 出版社: 共立出版
- サイズ:19cm/178p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-320-05836-1
紙の本
湖の科学
著者 ワーウィック・ヴィンセント (著),占部 城太郎 (訳)
湖という複雑な生態系はどのように成立しているのか。湖の生物多様性に及ぼす酸素や塩分、季節や気候変化の影響、さらには人口増加や温暖化などが湖生態系を脅かしつつある現状を解説...
湖の科学
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商品説明
湖という複雑な生態系はどのように成立しているのか。湖の生物多様性に及ぼす酸素や塩分、季節や気候変化の影響、さらには人口増加や温暖化などが湖生態系を脅かしつつある現状を解説する。【「TRC MARC」の商品解説】
湖沼学の新定番!
科学としてのエッセンスを損なわず,
総合科学である湖の広い領域をカバーした,
コンパクトな入門書
本書は湖沼の科学に焦点をあてている。といっても難しいものではなく,読者が湖を訪ねたときに一層魅力的に感じたり,水面下にある様々な現象をもっと知りたくなったりするような,好奇心の手助けになることを本書は目指している。
各章では湖の物理,化学,生物について簡潔にわかりやすく紹介するとともに,それらの異なる側面が実は互いに関連していること,その関連が私達の生活にも密接に関係していること,さらにそれらは地球温暖化とも無縁ではないことを紹介する。
湖に棲む生物や水質を調べ,研究していくと,必然的に水の化学や物理,さらには地質や人間社会の知識が必要になる。湖の科学が総合科学であるのは必然であり,その道筋を示したのが,本書に登場してくるフランソワ・フォーレル博士といえるだろう。
本書は,スイスの生態学者であり,陸水研究のパイオニアであるフランソワ・アルフォ・フォーレル博士と彼が研究したジュネーブ湖を中心に話を進めている。
原著者ワーウィック・ヴィンセント博士は日本のこともよく知っており,本書では琵琶湖の研究例も取り上げている。今回の日本語版出版にあたって,日本の湖沼での研究例などが加筆されている。訳者は原著者の友人であり,陸水学の第一人者である。
陸水学あるいは湖沼科学は物理・化学・生物の総合学問であるため,専門書は膨大な厚みにならざるを得ない。このため,一般や学生に面白さを伝えにくい分野である。本書は,科学としてのエッセンスを損なわず,広い領域をカバーしたコンパクトな入門書であり,この分野では極めて稀有な書籍である。
[原著: Lakes: A Very Short Introduction (Very Short Introductions), Oxford University Press, 2018]【商品解説】
目次
- 日本語版によせて
- 日本語版への序文
- 1 はじめに
- 2 湖:深さのある水体
- 湖の誕生と消滅
- 湖盆の形態
- 変動する水位
- 過去を記録する湖の堆積物
著者紹介
ワーウィック・ヴィンセント
- 略歴
- 〈ワーウィック・ヴィンセント〉カリフォルニア大学デイビス校にて生態学で博士号を取得。ラバル大学教授。カナダ大学間共同北方研究センター長などを歴任。
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