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紙の本
夢みる教養 文系女性のための知的生き方史 (河出ブックス)
著者 小平 麻衣子 (著)
女性にとって教養とは何か。通俗小説の中の教養、戦後文学部の女性化、自分磨き…。「教養」という言葉に折りたたまれた歴史的経緯をたどりながら、前向きに学ぶ女性たちを振り回す、...
夢みる教養 文系女性のための知的生き方史 (河出ブックス)
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商品説明
女性にとって教養とは何か。通俗小説の中の教養、戦後文学部の女性化、自分磨き…。「教養」という言葉に折りたたまれた歴史的経緯をたどりながら、前向きに学ぶ女性たちを振り回す、実現しない夢の構造を解き明かす。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
小平 麻衣子
- 略歴
- 〈小平麻衣子〉1968年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。同大学教授。博士(文学)。著書に「女が女を演じる」など。
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文化的に、女は(都合の良い)お客様か?
2017/02/27 20:50
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:猫目太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
高等教育への進学を閉ざされていた戦前の女性達が、「教養」や「文学」に憧れを抱き、自ら「作品の創造」する側になろうとした。だが世間や、教養や文化の主な主役であった「男性たち」がそれを許さない。本書は、向上心ある女性たちが、現在まで「教養」や「文学的創造」に対する憧れや希望を時代や国家、文壇の男性達によって、もてはやされたり、利用された歴史だと思える。女性の大学進学率も上がった現在でも、教養といえば「文化的」で職業と結びつかない「自分探し」的な事になりがち。だが、女性がそこの枠から抜け出し、自由に「興味がある事柄」を探究出来るようになれば、女性の知性的広がりに希望が持てると思う。「教養は役に立たない」と諦めない事が大切。