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紙の本
「声」の資本主義 電話・ラジオ・蓄音機の社会史 (河出文庫)
著者 吉見 俊哉 (著)
「声」を複製し消費しようとする社会状況のただ中で、音響メディアはいかに形づくられ、また、人々の想像力と身体感覚はいかに変容していったのか。混沌たる草創期の多様なメディアの...
「声」の資本主義 電話・ラジオ・蓄音機の社会史 (河出文庫)
「声」の資本主義
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商品説明
「声」を複製し消費しようとする社会状況のただ中で、音響メディアはいかに形づくられ、また、人々の想像力と身体感覚はいかに変容していったのか。混沌たる草創期の多様なメディアのありさまを活写した聴覚文化論。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
吉見 俊哉
- 略歴
- 1957年、東京都生まれ。東京大学大学院情報学環教授。専攻は社会学・文化研究。著書に『都市のドラマトゥルギー』『博覧会の政治学』『万博と戦後日本』『親米と反米』『大学とは何か』など多数。
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社会学者、吉見俊哉氏による多様なメディアの在り方を活写した名著です!
2020/06/01 11:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、都市論、文化社会学などを専門にされている社会学者の吉見俊哉氏による名著です。同書は、19世紀の混沌たる草創期の多様なメディアの在り方を活写し、近年注目されつつある聴覚文化研究の端緒を切り拓いたとも言われる先駆的作品です。同書の中で、著者は、「電話もラジオもレコードも、そのはじまりから今あるようにあったわけではない」といいます。そして、「声を複製し、消費しようとする社会状況のただ中で、音響メディアはいかに形づくられ、また同時に、人々の想像力と身体感覚はいかに変容していったのか」と問います。同書の構成は、「序章 声の資本主義」、「第1章 驚異の電気術」、「第2章 声を複製する文化」、「第3章 テレフォンのたのしみ」、「第4章 村のネットワーキング」、「第5章 無線の声のネットワーク」、「第6章 大正のラジオマニアたち」、「第7章 モダニズムと無線の声」、「終章 再び、声の資本主義」となっています。