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- カテゴリ:一般
- 発売日:2014/01/21
- 出版社: 河出書房新社
- サイズ:20cm/249p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-309-20640-0
紙の本
帰ってきたヒトラー 上
2011年8月にヒトラーが突然ベルリンで目覚める。彼は自殺したことを覚えていない。まわりの人間は彼のことをヒトラーそっくりの芸人だと思い込み、彼の発言すべてを強烈なブラッ...
帰ってきたヒトラー 上
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商品説明
2011年8月にヒトラーが突然ベルリンで目覚める。彼は自殺したことを覚えていない。まわりの人間は彼のことをヒトラーそっくりの芸人だと思い込み、彼の発言すべてを強烈なブラックジョークだと解釈する。勘違いが勘違いを呼び、彼はテレビのコメディ番組に出演し、人気者になっていく…。【「BOOK」データベースの商品解説】
2011年8月にヒトラーが突然ベルリンで目覚める。彼は自殺したことを覚えていない。まわりの人間は彼のことをヒトラーそっくりの芸人だと思い込み、彼の発言全てを強烈なブラックジョークだと解釈し…。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
ティムール・ヴェルメシュ
- 略歴
- 〈ティムール・ヴェルメシュ〉1967年ドイツ生まれ。エルランゲン大学で歴史と政治を学ぶ。ジャーナリストとしてタブロイド紙で活躍。『シェイプ』誌をはじめとする複数の雑誌でも執筆活動を行う。
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紙の本
ヒトラー
2014/03/27 20:57
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Maki - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白い!
2012年にドイツで発表され、「我が闘争」は発禁、ナチスの礼賛は禁止されている国で、またたく間にベストセラーになり、映画化まで決定した事が納得できる内容だった。
主人公はヒトラーであるが、ドイツ人がドイツ人の目線で書いた風刺小説であるから、受け入れられたのであろう。
原書については、早くから、インターネット等で取り上げられていたから、大体のあらすじはご存じの方も多いかと思うが・・・。
2011年8月30日、ヒトラーが突然ベルリンで目覚める。
彼には、敗戦直前に自殺した記憶がない。
人々は、彼を”ヒトラー”そっくりの芸人と思い込み、彼の発言を、強烈なブラックジョークだと解釈する。
勘違いが、勘違いを呼び、彼はTVのコメディー番組に出演し、人気を博し、ついには、YouTubeでアクセス数70万回を超える・・・・。
というところまでが上巻であるが。
ヒトラーや、ナチスの戦略、ナチス内の人間関係を知っていれば、周囲とのことばのやり取りや、ヒトラーのひとり言をより面白く感じると思うが、例え知らなくても、彼がTV番組や、街の様子を、現代人を、敗戦前の状況と比較し、斬っていくさまは痛快に感じるとともに、現代生活の便利さが果たして本当に必要なものなのか・・・・と考えるきっかけになるのでは・・・と感じた。
いや、”Wikipedia” をエンサイクロペディア(百科事典)とヴァイキングをかけ合わせた造語と考えたり・・・等々、彼の”勘違い”を読んでいるだけでも、充分、楽しめる。
ただ、これは、著者がドイツ人だからこそ、書けた小説だ・・・と思う。
ヒトラー政権を体感した人々にとっては、ドイツでも論争があったように、「Er ist wieder da」は、未だ受け入れがたいことなのだろうと感じた。
紙の本
狂気を笑えるか
2015/11/22 03:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
現代に突如と現れたヒトラーは、変わり果てたドイツに唖然とする。2011年の人々は彼の言動に失笑する。しかし第2次世界大戦頃の盲目的な熱狂を、今の混沌とした世界を生きている我々が笑えるだろうかと考えさせられる。