さよならの儀式 ８ Ｓｃｉｅｎｃｅ Ｆｉｃｔｉｏｎ Ｓｔｏｒｉｅｓ

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図書館で。面白かったー。不思議な宝箱。開くと玉手箱みたい。表題作『さよならの儀式』ロボットのハーマンが切なかったな。他の作品たちも、心に残る種を撒いてくれました。

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SF短編集

同じ名前の別の作者かと思うくらい、どの作品もピンとこなかった。
それぞれのテーマで書きたいことはなんとなくわかるのだが、SF感が中途半端なのか、残念でしかならない。

作者の書く時代物は好きなんだけど。。。

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宮部みゆき版 世にも奇妙な物語という感じ。昔アメリカのテレビドラマで、気がつくと身の周りの人達の中身が全員宇宙人に入れ替わっていたというのを見て、とっても怖かったので今でも良く覚えているのだが、そんな感じのお話が多かった。日常の中で不協和音や違和感を覚え、気付いた時には異世界へ導かれている感じ。ゾッとした。

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帯に書いてあるんですが
確かに“宮部みゆきの新境地”

新境地とまで言えるかは分かりませんが、これまでにはなかった作品です。
死とは何かについていろんな方向から描かれてます。
永遠の命、死者を生き返らせる、ロボットの活用などなど。

私は寿命を食べ全うして普通に死ねたらいいかなぁ

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宮部さんの、ＳＦ、面白かった。
好みとしては、前半に収録の方が面白かった。
どこからＳＦに？と思っていたら、あっ！となるのもあり、さすが宮部さん。
なんだか、そこで終わるの？！というものもあり、先を想像できるものもあって余韻があって好き。
時代物、現代物もいいけど、宮部さん、守備範囲広い！

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どの話もごく日常で出会うような普通に暮らしていそうな人物が主人公だから物語にすぐ溶け込める。
そこに、正義と救済の法律や宗教、ロボット、人工知能、タイムスリップ、宇宙生命体などが絡み一気に異次元の世界に連れていかれる。

我々の住む世の中は、人間が不安なく幸せに生きていけるようにはできていない。
日々の生活の中に潜んでいる社会の歪に関わってしまったり、好ましくない環境に入り込んでしまったり、何らかの苦悩と向き合いながら生きている。
誰しもが、そんな日常で起きていることへの葛藤や、過去の愚かな行動に対する後悔、近未来に起ころうとしていることへの畏怖を抱えて生きている。

宮部みゆきさんは、我々が生活している社会の問題をいろいろと考えさせてくれる。
SFという形式でリアルさを緩和しているが、社会風刺が散りばめられた作品群でした。

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短編集。さよならの儀式が一番良かった。未来はターミネーターのようなロボットに恐怖する世界より、こっちの世界になって欲しいな。

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SFの短編集で、星新一のショートショートと世界観が似通う。
人格は先天的なものか、環境によるものかを問う「保安官の明日」はよかったかな。

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母の法律」
虐待を受ける子供とその親を救済する奇蹟の法律「マザー法」。でも、救いきれないものはある。
「戦闘員」
孤独な老人の日常に迫る侵略者の影。覚醒の時が来た。
「わたしとワタシ」
45歳のわたしの前に、中学生のワタシが現れた。「やっぱり、タイムスリップしちゃってる! 」
「さよならの儀式」
長年一緒に暮らしてきたロボットと若い娘の、最後の挨拶。
「星に願いを」
妹が体調を崩したのも、駅の無差別殺傷事件も、みんな「おともだち」のせい?
「聖痕」
調査事務所を訪れた依頼人の話によれば----ネット上で元〈少年A〉は、人間を超えた存在になっていた。
「海神の裔」
明治日本の小さな漁村に、海の向こうから「屍者」のトムさんがやってきた。
「保安官の明日」
パトロール中、保安官の無線が鳴った。「誘拐事件発生です」なぜいつも道を間違ってしまうのか……

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SF短編集。
宮部みゆきさんがSFって珍しい。
表題作の さよならの儀式、切なくてよかった。
あと、わたしとワタシも好き。